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大沢たかお、猛暑のなか集まったファン2000人に「驚きと感謝」
(2010/07/26更新)
吉村昭の同名小説を映画化した本格時代劇『桜田門外ノ変』の完成報告会見が25日、茨城県水戸市の千波湖畔にある桜田門オープンセットで行われ、主演の大沢たかおをはじめ、渡辺裕之、本田博太郎、渡部豪太、佐藤純彌監督が作品への思いを語った。

時は1860年3月3日、改革を目指す攘夷派の水戸脱藩士・関鉄之介(大沢)ら18人が、幕末の大老・井伊直弼を暗殺。大政奉還前の歴史が動くきっかけとなった大事件「桜田門外の変」を『男たちの大和/YAMATO』の佐藤監督が人間ドラマの側面から描く。会見が行われたのは、水戸市所有の土地約1万3000平方メートルに、井伊暗殺の舞台となった桜田門をほぼ原寸大で再現した巨大なオープンセット。現在は一般公開されており、オープンから約5カ月でのべ13万人を動員する人気観光スポットになっている。
主演を務めた大沢は、「全身全霊で撮った作品で、自分でもあふれる思いを感じた。自分の中に足りないものを気づかせてくれる作品」とアピール。撮影中は地元のボランティアが炊き出しにエキストラと大活躍だったといい、この日集まった約2000人のファンに「今日、こうして完成のごあいさつができるのを楽しみにしていました」と感謝のコメント。当日は連日の猛暑に加えて、雪に見立てた白色の細かい砂利が反射し、「体感温度は40度を超えていたはず」(配給の東映関係者)という暑さで大沢自身、まぶしそうな表情を見せる場面もしばしば。会見終了後には「こんな暑い場所でのイベントは初めて。忘れられない日になりました。たくさんの方々に集まっていただき、驚きとともに感謝しております。体調を悪くされた方がいないか心配しています」とコメントを出し、来場者への心遣いを見せた。
渡辺と本田はともに水戸出身。「生まれ故郷で、歴史の転換期を描いた映画に参加できてとても光栄。改めて井伊直弼が憎たらしくなりました」(渡辺)、「田舎から上京して40年。こういった形で故郷に微力ながら、お返しできたことがうれしい」(本田)と郷土愛あふれるコメントで、会場を沸かせた。また、渡部も茨城県日立市出身で「故郷の空の下、こんなすごい映画に参加し、貴重な体験ができた。これを糧に今後もいろんな作品に挑戦したい」と決意を新たにした。メガホンをとった佐藤監督は、大沢同様、地元ボランティアへの感謝を述べたうえで、「聞いたところによると、茨城県の知名度は全国で45位だったそう。この映画がきっかけで知名度が少しでも上がり、映画を支えてくれた茨城や水戸の人たちのお役に立てれば」と笑いを交え、作品の完成に感慨深い表情。この日は、alanによる映画の主題歌『悲しみは雪に眠る』の初披露もあった。
『桜田門外ノ変』
10月16日(土)全国ロードショー
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