コクトー教徒対象。
2011/8/26 9:29
by
ニコラ
メルヴィル、ドカエ、コクトー、ディオール、バッハ、ヴィヴァルディ……錚々たる顔ぶれが揃った格調高い映画。人間を見つめ直すきっかけになる。白黒だし、娯楽要素皆無なので一般向きではない。どこにでもいる家族(町内にも、年齢の離れた弟と病弱な母親をもち、父親と死別した姉がいて、家事や弟の勉強の指導をし、ついでに弟に足を揉ませたり、駅までの送迎を命じたりしている。今年中に結婚する予定のちょっと勝気な普通の女の子です)の日常を解説付きで映像化した映画勃興期の習作。出だしの雪がニセ、音楽の調子と映画の主題がズレてる、ナレーションが邪魔、のように始めは悪い予感がしたが、最後まで観たら納得。出演者の演技◎。弟が中高生に見えないのは、当時は年少者のヘンな映画への出演は法律で規制されていたためらしいが、シュルレアリスムなら何とか突破してほしかった。邦題は安直な直訳。
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