SFじゃなくコナンですね
2004/8/23 16:21
by
どら
うーむ…
なんと言うべきか…
やりたいパーツ、パーツは分かるし、
それなりのレベルでまとめているんだけど、
期待を裏切られた人が多いのは確かでしょうねぇ…
ハリウッド映画で【神話】を描こうとすると
こうなってしまうという一つの例でしょうね。
この物語の根っこはSFというより(その衣裳をまとってはいますが)
古いタイプのアメリカ製のヒロイック・ファンタジーだと思います。(決してヨーロッパ系のエピック・ファンタジーではないのでご注意を)
世界設定がボロボロのところや、
理屈抜きの主人公の超人的な行動や、
肉弾戦上等(笑)や、
安易な宗教観、
メインキャラの安直な死や、
あのラストーシーンを含めて、
【SW】というより原作の【コナン】に代表されるアメリカ版の神話と言われた、
ヒロイック・ファンタジーの系譜に連なる作品であると考えると、
欠点として挙げられているかなりの部分について、
しっくり来るところがあるような気がします。
CFが不適切であったことは間違いないのですが、
批判が集中している【リディック】=【悪】についても、
そう考えるとヒロイック・ファンタジーの主人公たちは、
そのほとんどが現代から見ると【悪】をなす【蛮人】として描かれているので、
制作の狙いはその辺にあったのだろうなぁ、とも思えてきます。
本作ではその幹にシェークスピア的な、古典的な人間関係図を添えることで、
いわゆる【神話】を描こうとしたんだろうなぁ…
という狙いは分かるんですが、
この手のアプローチで諸手を挙げて喝采を浴びた例と言うのは、ほとんどなく、
残念ながら本作も意余って力及ばずになってしまいましたね。
正直、上映時間と観客の層が広範囲であることを考えると、
この手のテーマを映画でやるのは難しいのでしょうね。
(次作で大逆転できれば喝采します)
映画として考えると、ネクロモンガー等の設定は全てぶった切って
シンプルに「お尋ね者の脱獄行」にしてしまった方が、
絶対正解だったでしょう。
あの映像で、あのキャラクター(俳優陣)でやれば、
かなり見応えのある作品になっただろうなぁ、とも思うのですが、
まぁヴィンがやりたかったことが【これ】だから仕方ない、という感じですね。
映像(SWT・Uより好きです)とヴィンの声と肉体、それにアレクサ・ダヴァロスに★を…
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