田口先生、助けに来ました!
2008/2/11 13:46
by
黄水仙
厚生労働省の役人白鳥(阿部寛)と少しテンポの遅そうな心療内科担当の田口先生(竹内結子)。この二人がおよそコンビになっていないコンビで、バチスタ手術4不連続失敗・4人死亡の謎解きをする。
阿部ちゃんがもっと大暴れするかと思いきや、ソフトボールでのホームランと出だしのアクティブ・インタビューのときくらいで、後半は至極真っ当なお役人になってしまう演出に少し失望。だって、阿部ちゃんの勢いがなくなっているんだもの。竹内も、何をするのでもなく、只流されて、ぱっとしない役どころ。竹内がよかったのは唯一、患者の死を体験した時の怖さを廊下で座り込んでおびえて見せたところ。
それ以上に、チーム・バチスタだってそれぞれ個性ある役者に演じさせているわりに、個々のキャラクターがぜんぜん浮かんでこない。だから、結末も唐突。伏線も何もあったもんじゃない。
厚生労働省が病院を管理するための法律を国会で通しやすくなった、ありがとう、と白鳥(2度目のソフトボールはマイ・ユニホームで胸には「SWAN」!)が犯人に感謝するが、それに対し、チーム・バチスタの連中+田口は困惑の表情を浮かべる。観ているわたしは、どっちにも感情が動かず、中途半端。へんな役人をヒールにして映画を盛り上げるか、殺人医師のいる病院を撃破して役人側に付くか。そんな選択を迫られることなく、物語は進み、そして、終わる。
大きく破綻はしないが、観終わっても、あまり心に残らない。竹内結子は好きだし、井川遙もいいし、配役に文句はないんだけどなあ。人間ドラマには程遠い、単なる医療系探偵モノになっちゃったなあ。残念。
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