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映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ボヘミアン・ラプソディ > 感想・評価 > クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

90点 2018/11/16 19:56 by みかずき

ボヘミアン・ラプソディ

意外だった。音楽に真摯に向き合った本格派人間ドラマの傑作だった。本作は、伝説のロックバンド・クイーンの音楽に依存したノリのいい作品ではなく、音楽に関わる人達の想いをしっかり掘り下げて描いた見応え十分の人間ドラマである。

本作の主人公は伝説のロックバンド・クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)。彼は、憧れのバンドのボーカルが辞めたことを知り、自らを売り込み、クイーンのボーカルとして採用され、次第に頭角を現していく。しかし、脚光を浴びるとともに、他のメンバーとの確執が激しくなり、バンドの一体感は失われ、彼は孤独になり、自暴自棄になっていく・・・。

クイーンの名曲を散りばめた単純なサクセスストーリーではなく、彼らを神格化せず、その生々しい実態、負の部分も容赦なく克明に描いていくので、メンバー、周囲の人たちの人物像が浮き彫りになり、セミドキュメンタリーを観ているような迫力がある。妥協を許さない彼らの音楽づくりの厳しさには圧倒される。

主人公は、名声と引き換えに、色々なものを失っていく。主人公の天才ぶり、不器用な生き様、天才の狂気と孤独をラミ・マレックが巧みに演じている。恋人メアリー(ルーシー・ポーイントン)とのやり取りが切ない。台詞は多くはなかったが、二人の仕草に、お互いに想い合いながら、どうすることの出来ないもどかしさ、辛さが浮き彫りになっている。

ラストのコンサートシーンは、圧巻である。画面に吸い込まれてコンサートの観客になったような臨場感がある。それまでの紆余曲折を見せつけられているので、主人公に完全に感情移入できる。主人公の渾身の歌声は、それまでの彼の人生を集約した魂の雄叫びであり、心を揺さぶられて涙が溢れてくる。清々しい余韻に浸ることができる。

本作は、音楽に魅せられた主人公の生き様を通して、音楽の持つ途轍もないパワーを伝えてくれる人間ドラマである。

 

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  • Re: 音楽のパワー溢れる本格派人間ドラマ

    2018/11/15 11:42 by 猫ぴょん

    こんにちわ
    みかずきさん^^
    レスありがとうございました

    映画は素晴らしいし
    ライヴとしても最高♪ですし
    (^o^)丿思いっきりパワーもらいましたw

    あの電気と電話はなんとももどかしくて。
    恋愛と友情の線引きって難しいなぁ・・・・・
    もっとお互いワガママにぶつけ合ったらまた違ったのかも。

    カミングアウトが徐々に多くなってきた今だったら生きやすかっただろうな〜と思ったり。


    余談ですが
    みかずきさん次の鑑賞はシリアス系とのことですがもしかして「人魚の眠る家」かな〜?
    猫予想でしたwww

  • Re: 音楽のパワー溢れる本格派人間ドラマ

    2018/11/15 15:55 by ありりん

    > 意外だった。音楽に真摯に向き合った本格派人間ドラマの傑作だった。

    ミュージックビデオみたいなのを想像してたけど、きちんと彼らと彼らを取り巻く人間模様も描かれてましたね。その辺も十分楽しめました。

    こんにちは、みかずきさん。お邪魔します。

    音楽にあまり興味のない私が唯一レコードを集め、特集があると聞けばラジオを聞き、本屋で「ミュージックライフ」を立ち読みし(こらこら)、とはまってしまったのがクイーンでした。だから彼らの伝説はリアルタイムで見聞きしていたものだったので、伝説ではなかったです。

    今でもまだ偏見の色濃く残る性的マイノリティの問題。あの頃はただただ興味本位で見られるだけのいわば見世物で、この辺の描き方、あの記者どものえげつなさは本当に悲しいくらいの腹立ちを覚えます。
    そんななかでのメアリーの存在は大きかったですね。彼女がいなかったら、と思うと…。

    > ラストのコンサートシーンは、圧巻である。画面に吸い込まれてコンサートの観客になったような臨場感がある。

    できうることなら、映画のライブエイドの会場にいた人たちと一緒に手拍子したり歌いたかったな〜。

  • Re: 音楽のパワー溢れる本格派人間ドラマ

    2018/11/15 21:20 by みかずき

    こんばんは。猫ぴょんさん。
    みかずきです。


    レスありがとうございます。

    音楽の凄いパワーを感じる作品でしたが、
    人間ドラマの部分がちゃんとしていたので、
    見応えがありました。

    メアリーとのやり取りは、もどかしく、やり切れなくて、切なかったです。音楽のことなら超積極的な主人公でしたが、メアリーのこととなると普通の男性になってしまうところがピュアーで感情移入ができました。

    名声を得ると、色々あるのは、典型的な展開でしたが、主人公の孤独感が胸に響きました。不器用な生き方に素直に共感できました。

    では、また。
    流石、猫ぴょんさん。予想はピンポンです。

    失礼しました。

  • Re: 音楽のパワー溢れる本格派人間ドラマ

    2018/11/15 21:32 by みかずき

    こんばんは。ありりんさん。
    みかずきです。

    レスありがとうございます。

    仰る様に、音楽主体の作品だと思っていましたが、
    人間ドラマの部分が、丁寧に描かれていたので、ラストのライブシーンには、かなり感情移入できました。素直に泣けました。

    ありりんさんのようなクイーンファンなら堪らない作品でしたね。
    私はクイーンファンではありませんが、聞き覚えがある曲が多く、改めて、彼らの凄さを感じました。

    ラストのライブシーンは、それまで歩んできた主人公の波乱万丈の人生が凝縮されていて、堪りませんでした。とてもクリーンな終わり方で、心地良い余韻がいつまでも残りました。

    では、また、色々な作品で盛り上がりましょう。

    失礼しました。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2018/11/23 10:52 by 赤ヒゲ

    みかずき様

    こんにちは。予定通り、本作を鑑賞できました(笑)。

    > 音楽に真摯に向き合った本格派人間ドラマの傑作だった。

    タイトルから、名曲「ボヘミアン・ラプソディー」誕生までの顛末が描かれているのかなって想像してましたが、もっと長く困難な人間ドラマでしたね!

    > しかし、脚光を浴びるとともに、他のメンバーとの確執が激しくなり、バンドの一体感は失われ、彼は孤独になり、自暴自棄になっていく・・・。

    ビートルズを始め、多くのバンドでそういうメンバー間の確執が生じることがありますが、また、それを乗り越えていくところにドラマがありますよね!そういう意味でも「家族」なんだなって思いました。

    > セミドキュメンタリーを観ているような迫力がある。妥協を許さない彼らの音楽づくりの厳しさには圧倒される。

    作中では詳しく描かれてませんでしたが、どうしてフレディやメンバーがあのような幅広く且つ独自の音楽性を創り得たのかをもっと知りたくなりました。

    > 主人公は、名声と引き換えに、色々なものを失っていく。主人公の天才ぶり、不器用な生き様、天才の狂気と孤独をラミ・マレックが巧みに演じている。

    天才の狂気と孤独、凡人にはなかなか理解できないところがありました(汗;)。ラミ・マレックの熱演はとてもすばらしかったと思いますが、それゆえにフレディ・マーキュリー自身の生ける彫刻のような美しさが神々しく見えてしまいました…。

    > ラストのコンサートシーンは、圧巻である。画面に吸い込まれてコンサートの観客になったような臨場感がある。それまでの紆余曲折を見せつけられているので、主人公に完全に感情移入できる。主人公の渾身の歌声は、それまでの彼の人生を集約した魂の雄叫びであり、心を揺さぶられて涙が溢れてくる。清々しい余韻に浸ることができる。

    本当にそうでした。完全に再現していて、すごいなって思いました。youtubeでも見られるんですよね。すごいパフォーマーだなって思いました!

    > 本作は、音楽に魅せられた主人公の生き様を通して、音楽の持つ途轍もないパワーを伝えてくれる人間ドラマである。

    音楽って、すごいパワーですよね。感動しました。
    では、またお邪魔させてください。

    赤ヒゲでした。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2018/11/23 20:28 by みかずき

    こんばんは。赤ヒゲさん。
    みかずきです。

    レスありがとうございます。

    本作、ミュージックビデオみたいな感じかなと思っていたのですが、クイーンの光と影、主人公の栄光と挫折を丁寧に描いたヒューマンドラマになっていました。

    私は、クイーンファンではありませんが、聞き覚えのある曲が多く、改めて、クイーンの凄さを実感しました。

    音楽主体の作品の場合、ヒューマンドラマの部分が弱くなりがちですが、本作は、そんなことはなかったです。

    クイーン、主人公の紆余曲折を十分に理解した上で、ラストのライブシーンを観るので、主人公にかなり感情移入できて、自然に涙が溢れてきました。彼らの想いが凝縮されたライブは圧巻でした。

    音楽の圧倒的な力にやられてしまいました。

    では、また、面白い作品でお逢いしましょう。

    失礼しました。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2018/11/24 14:41 by 10年目のソフィ

    こんにちは。お久しぶりです。
    熱い映画に、熱いメッセージ!!さすがです。
    11月24日を狙ったので出遅れましたが、やっと追いつきました。
    エピソードもなかなか引き込まれ、オペラがさりげなく出た時には、はやウルウルですww
    年末に向けて素晴らしい作品を届けていただいたことに感謝感謝です。
    ではまたよろしくお願いします。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2018/11/24 22:13 by みかずき

    こんばんは。ソフィさん。
    みかずきです。

    レスありがとうございます。

    クイーンの知名度に依存せず、
    クリーンの光と影を丁寧に描写していたので、クイーンファンではない私にも伝わってくるものが圧倒的でした。

    音楽とヒューマンドラマが巧みにコラボレーション
    されているので、文句なしの面白さでした。

    年末年始にかけて、話題作が公開されますが、この作品に匹敵する作品に出会えることを期待してます。

    では、また、沢山の作品で語り合いましょう。

    失礼しました。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2019/1/4 0:02 by とみいじょん

    こんばんは。
    みかずき様

    遅ればせながらか、極上音響上映にて本作鑑賞して参りました。
    私の耳が悪いのか、座った席が悪いのか、最初のころは音が割れて「しまった!」と思いましたが、徐々に映画に惹きこまれていきました。
    ライブに参戦しているみたいで、応援上映にも行こうかと迷っているところです。


    ところで、
    > 意外だった。音楽に真摯に向き合った本格派人間ドラマの傑作だった。

    本当にそうですね。ある意味、王道のサクセスストーリーなんだけれども、細かいところを丁寧に描いているので惹きこまれていきました。
    もちろん、クイーンファンでない私には、なぜあれほど本名を変えたかったのかとかは、当時のことを想像するして補填するしかないという部分もありますが、そこを克明に描けば、ご家族を傷つけることにもなりかねないかもしれないので、程よい選択だったと思います。


    > 主人公の天才ぶり、不器用な生き様、天才の狂気と孤独をラミ・マレックが巧みに演じている。
    クイーンファンでもない私がこの映画に興味を持ったのはマレック氏の演技で、本当に鳥肌立ちました。


    > ラストのコンサートシーンは、圧巻である。
    動画で、本当のライブ映像と映画の場面とを比較してみると、やはり本物の迫力にはかないません、とはいえ、ファンには酷評されていますが、このライブ場面で、なめるように全体像を見せる映像、他のメンバーの映像、参加者の映像、演出と映像もうまいなあとここでも鳥肌が立ち、応援上映に参加したくなった場面です。

    音楽や脚本が絶賛される映画ですが、映像と編集もうまいと思います。

    取り急ぎ、ご挨拶まで。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2019/1/5 20:57 by みかずき

    こんばんは。とみいじょんさん。
    みかずきです。

    レスありがとうございます。
    お久し振りです。
    明けましておめでとうございます。
    本年も宜しくお願いします。

    本作は音楽映画というジャンルの作品ですが、
    音楽以外の、人間ドラマ、名曲の誕生秘話の部分が丁寧にしっかり描かれているのが大ヒットの要因だと思います。

    それにしても、クイーンって凄いですね。
    私はクイーンファンではありましたが、本作で流れた曲は殆ど知っていました。
    知らない間にクイーンの曲を聴いているのですね。

    今まで、ミュージカルを代表とする音楽映画は苦手でしたが、ラ・ラ・ランドあたりから、苦手意識は無くなりました。

    これからも、音楽映画を積極的に鑑賞したいと思います。

    では、また共感作で語り合いましょう。

    失礼しました。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2019/1/7 1:57 by とみいじょん

    あけましておめでとうございます。
    ご挨拶が後になって申し訳ありません。
    とみいじょんです。
    今年もよろしくお願い申し上げます。

    私はクイーンのファンではなく、
    「We will Rock you」はケイコリーさんの歌でお気に入りになり、今回クイーンの歌だったのかと初めて知ったとか、
    ラストの「Don't stop me now」は『ヘアスプレー(2007)』の「You can't stop the beat」と混同して(ノリが似ている)、家に帰ってから調べるとかなのですが、
    いずれもクイーンのとは知らなくても耳にした曲ばかりでした。今、動画で彼らの曲を改めて聞いていますが、ある時は「ロッキーホラーショウ」を彷彿とされる、”Rock”というジャンルに納まらない人たちですね。

    ただ、映画自体は、クイーンだけにとどまらず、
    ”スター”と言われる人の苦悩を描き切っていたと思います。作品よりも私生活を取りざたされる。ツアー等で家庭からひき裂かれ、高揚した気持ちを静めるためのバカ騒ぎを必要としてしまう(文化祭の打ち上げの拡大版)。そしていつの間にか大切な人との間に壁ができて…。と、スターが陥りやすい普遍的な話。
    だから、クイーンファン以外にも心に訴えるものがあるのだと思います。
    ファンとして自嘲しなければ。好きだからすべてを知りたいですが、彼らにだってそっとしておいてほしい部分もありますよねと思いました。

    ミュージカル映画にもいろいろなものがあります。ぜひご覧ください。

    ではまた。
    失礼しました。

  • Re: クイーンが放つ圧倒的な音楽の力

    2019/1/14 20:01 by 無責任な傍観者

    本作は、ライブ感が圧倒的なのと、それまでのストーリーとライブエイドでの歌詞が妙にマッチしてメチャメチャ感情が入り込めますよね。

    今年もよろしくお願いします。

満足度データ

ボヘミアン・ラプソディ
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