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東欧映画という鉱脈

90点 2018/4/18 0:01 by 未登録ユーザ 鹿追町

心と体と

「絶対に、マリカと呼ぶな」
「不愉快です」
「食事は、一人が好き」
「(携帯電話は)持っていません」
「それでは、今夜 夢で逢いましょう」

新宿で観ました。 「マイナーな東欧映画」「地味な小作品」「大人の為のファンタジー」・・・これは絶対に、劇場=閑古鳥との予想は大外れ! 客席は、「意識高い」系の中高年・映画ファンで大変な熱気でした。封切当日の新聞・映画評(日経紙「シネマ万華鏡」)が、効きましたね! 但し、批評自体は・・・「謎めいた恋物語 静かな興奮」(日経紙)よりも、「鹿と牛、エロチックな寓話」(毎日新聞)の方が正直、実感に近かったです。

・ヒロインの食肉検査官・マーリア役。アレクサンドラ・ボルベーイの透明な魅力! ハンガリー映画の奥深さ、侮るなかれ! 東欧圏の美女と云えば・・・体操のナディア・コマネチを思い出しますが、アレクサンドラは日本の女優(佐藤仁美)に風貌が似ていて、チャーミングです。 ラスト近く、バスタブでの自殺未遂シーンの美しさ・切なさ! 最初は、ただの「高飛車な女」「性格ブス」かと思ったら・・・「対人障害」の病に苦しみ不器用な恋に悩む、普通の三十路女性と分かるにつれ、観客は作品世界へ引き込まれます。

・バツイチで片腕が不自由な工場部長・エンドレ役。ゲーザ・モルチャーニの渋い魅力! ゲーザは、日本の男優(役所広司)に風貌が似ていて味がありましたが、演技は初めてで本職は編集者というのですからビックリです。

・肉感的な精神分析医・クラーラ役。レーカ・テンキも、印象的。 若い頃のソフィア・ローレンにも似ていて・・・ハンガリー映画界って、逸材の宝庫ですよ!

・冒頭、牛の屠殺シーン。森を疾走する、牡鹿と女鹿の画像。エンドレとマーリアが結ばれる場面。全ては底流で繋がっていて、「人間の男女も、所詮は動物のオス・メスと変わらない」真実を思い知らされます。行為中のエンドレの荒い息と、マーリアの女鹿のような眼を見て、実感しました。それにしても・・・二人が思いを遂げて熟睡した時は、意味深な「二匹の鹿の夢」を見ないなんて・・・まさに「フロイトの夢占い」みたいなハッピー・エンドで、洒落ていました。

 

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満足度データ

心と体と
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採点者数
18人
レビュー者数
8
満足度平均
74
レビュー者満足度平均
80
ファン
3人
観たい人
17人

 


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