映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜 > 感想・評価 > 見事な共演
見事な共演
2018/4/8 17:49
by
かすり
ドイツ人記者ピーター役・トーマス・クレッチマン目当てで鑑賞しましたが、ソン・ガンホはじめ韓国の俳優陣の名演も素晴らしく、笑って泣いて、手に汗握る137分でした。
光州事件について事前に少し調べてはいましたが、実際に映像で見るとすさまじく、後半はずっと客席からすすり泣く声が聞こえていました。もちろん、私も泣きっぱなしでした。
そんな悲惨な時代を乗り越え、今の韓国があるのは、ピーターという外国人の報道が果たした役割も大きかったでしょうが、なにより諦めずに権力に立ち向かった韓国の市民たちの力でしょう。
この先日本で同じ状況にならないとは限りません。その時日本人として正しい行動ができるだろうかと、自分に問いかけずにはいられませんでした。
たくさんの人に観ていただきたい傑作です。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
Copyright©2018 PIA Corporation. All rights reserved.