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ロープと死体は使いよう

70点 2018/3/8 2:19 by ハナミズ

ロープ/戦場の生命線

『ノー・マンズ・ランド』やタイプこそ違うが舞台がバルカン半島ということでクストリッツァ作品を思わせる。

1995年、停戦直後のバルカン半島のどこか。
一本ロープを巡っての様々な人間模様と戦争の不条理さが寓話的に描かれる。
人を生かすも殺すもロープ次第と言ってはオーバーに思えるが、それも一つの現実だろう。

冒頭から象徴的なシーンで始まる。
井戸に投げ込まれた死体を引き上げようとする国際救助活動家のチーム。
どれほど平和的な解決を図ろうと彼らが身を粉にしても徒労に終わる展開に心底へとへとになる。
それと同時になんでも利用しようとする強かさもこの半島を仕切る難しさを物語るようだ。
ジョークなのか、真面目な話なのか分からない表現もこの地の特質なんだろう。
ロープを巡って、現地の少年の水先案内で知る衝撃の事実は何よりも強烈。
国境なき医師団としても活動したという原作者ならではの経験だろうか。

小道具としてのロープが全編に効いてくるので、むしろ邦題は分かりやすいと思う。(まぁ、あちらの人のひねった表現としては原題“A Perfect Day”の方がピンとくるのかも…。)

フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督は脚本家出身というのがまとめ方に表れているようだ。またドキュメンタリーの経験も生きているように思う。

悲惨な状況だが、ウェットにならず乾いた硬質さもまた特徴の一つか。
この手の映画ではハマリ役のベニチオ・デル・トロは納得として、ティム・ロビンスの老け具合がよい。

これほど多くの問題を抱えているにも関わらず、住民の活気あふれる姿にささやかな希望を見出す。
(一つ気になったのは、犬の世話は誰が?)

 

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満足度データ

ロープ/戦場の生命線
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レビュー者数
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76
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75
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