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ホテルの面白さを再確認
2019/9/26 0:12
by
qp
暗号から次の犯行現場がホテル・コルシア東京と解読します。新田刑事はホテルのフロントとして潜入捜査するが、ホテルの教育係の野中の顧客主義が合わず、という話です。
ホテル名はマスカレードではないことに最初少し驚きました。マスカレードは仮面という意味なんですね。ホテルには色々な人が来るので、「グランドホテル」や「有頂天ホテル」を思い出す群像劇です。殺人事件と山岸、新田のやり取りが見物になっています。
山岸を見ていると、日本のサービスは過剰に感じました。そして、野中が一方的に山岸にサービスに関して指摘されるのかと思っていましたが、頭が切れる刑事の方が一枚上手の場合もあります。どうしてもサービスに傾聴している人は本質を見ないで一律に対応しているだけのように感じてしまいました。
ホテルという場は色々なことを考える客が来て、色々なことが起こります。そんな中、お客様一番は大変です。これでは言ったもん勝ち、モンスター客が生まれても仕方ないです。特に、過去に会ったことがある人が現れると大変ですね。
ホテルの客とのかかわりを楽しむ中で別の事件も追っているので話が不必要にややこしくなってきます。話が進むにつれて、2人の仲がよくなり雑談も進みます。そして、雑談内容や客とのトラブルから犯人と被害者の推測が進むような形になります。
正直、ミステリー性やストーリーはなんということもありませんでした。ホテルの面白さを再確認することになりました。
そして、主演2人の長澤と木村はどちらも当たり役で良かったです。客もそれぞれが当たっているので、予算と配役は良かったです。
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