ただいまの掲載件数は タイトル64243件 口コミ 1170624件 劇場 589件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ワンダーストラック > 感想・評価 > 孤独を感じるすべての人へ

孤独を感じるすべての人へ

90点 2018/4/11 18:12 by こむらがえり

ワンダーストラック

1977年ミネソタの少年ベンと1927年ニュージャージーの少女ローズ。聴覚障害を持つ二人は、それぞれ自分の居場所を探す旅に出る。向かった先はニューヨーク…。

二人の物語が交互に映し出されるこの映画。
特にローズのパートはセリフがなく、まるでサイレント映画を観ているかのような感覚。静かに淡々と進みます。


時代が50年違ってもローズとベンの孤独は同じ。

母を亡くしたベンは住んでいた家を売られそうになる。父を探してニューヨークに出てきたものの、知り合いもいない、財布も盗られてしまう。彼の心細さが、あの雑踏に揉まれるシーンによく表れています。

またローズが好きな女優の映画を観に行く場面。”これからはオールトーキーの時代!”という幕を目にし、自分の好きなものからも取り残されるような寂しさを感じる。
ニューヨークの自然史博物館で隕石をスケッチしていると、自分と同じ年ぐらいの子たちが楽しそうに遊んでいる様子が気になる。なんだか哀しくなってしまうんですね。「私の居場所はどこ?」と書いて、その紙をヨットの形に折り、隕石にそっとのせる。

それからもう一人、孤独な少年が出てきます。
ニューヨークでベンと出会ったジェイミー。
彼は授業で習った手話をベンに教えてあげます。
デヴィッド・ボウイの「スペースオディティ」を聴きながら、手話で話し、心を通わせる二人の姿に涙が止まりませんでした。


無性に切なくなったり、寂しくなる。
そんなときはまた、ベンやローズやジェイミーに会いたくなるはず。


鑑賞後、トッドヘインズ監督のインタビュー記事や公式サイトの特別映像を観ているとなんだか胸が熱くなり、この映画に出会えてよかったと心から思いました。


(2018年4月9日 シネ・リーブル梅田にて鑑賞)

 

このレビューに対する評価はまだありません。
ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。

満足度データ

ワンダーストラック
100点
1人(3%) 
90点
1人(3%) 
80点
7人(25%) 
70点
12人(44%) 
60点
4人(14%) 
50点
2人(7%) 
40点
0人(0%) 
30点
0人(0%) 
20点
0人(0%) 
10点
0人(0%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
27人
レビュー者数
11
満足度平均
71
レビュー者満足度平均
73
ファン
2人
観たい人
24人

 


返信欄はクローズされています


掲載情報の著作権は提供元企業などに帰属します。
Copyright©2019 PIA Corporation. All rights reserved.

Myページ

ログイン

はじめての方はこちらから

新規ユーザー登録
ぴあ映画生活 facebook公式ページ
ニコニコ生放送 週刊ぴあ映画生活


 

この映画のファン

  • こむらがえり
  • クリス・トフォルー

 

ユーザ登録をするとこの映画のファンに加わることができます

“絶対に見逃せない”新ヒーローが登場『キャプテン・マーベル』特集
ディズニーの名作が新たな物語で実写化!『ダンボ』特集
ひげガールのレコメンド対決に投票しよう!  MC-1(見逃したシネマ)グランプリ
ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる春号登場!
その内容に業界激震!“最速・最短”全国劇場公開プロジェクト『岬の兄妹』緊急特集
又吉直樹原作、衝撃の舞台が映画化!『凜−りん−』特集
日本映画界屈指の俳優陣が集結! 『赤い雪 Red Snow』 永瀬正敏&菜葉菜インタビュー

クチコミ満足度ランキング

初日満足度 観客動員数 DVDレンタル

満足度 投稿数 観たい ファン

進化し続ける4DXの魅力をレポート!4DXニュースまとめ
新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ!
あの映画の“核心”に迫る!話題作のキャスト・スタッフに直撃!【インタビュー記事まとめ】