ただいまの掲載件数は タイトル55892件 口コミ 1106241件 劇場 582件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > 古嶺街〈クーリンチェ〉少年殺人事件〈4Kレストア・デジタルリマスター版〉 > 感想・評価 > 20数年ぶりに会う憧れの・・

20数年ぶりに会う憧れの・・

100点 2017/3/18 2:00 by ちょし

古嶺街〈クーリンチェ〉少年殺人事件〈4Kレストア・デジタルリマスター版〉

エドワード・ヤン監督の映画を初めて観たのは1987年台北に住んでいた時だった。
その年の金馬奨作品賞を受賞し話題になった『恐怖分子』。
衝撃だった。
日常に潜む闇、都会の闇を見事に描いていた。

その時私の記憶にエドワード・ヤン=楊徳昌監督の名前がしっかり刻まれたのであるが、
次の作品『クーリンチェ少年殺人事件』が世に出るまで5年の月日が流れ、当時の私は台湾映画のチェックもすっかり忘れ、日本での公開を見逃してしまった。
後年、ビデオ版を探しあて、家で鑑賞し、またもや衝撃を受けたのであるが、小さなテレビでは画面も暗く、劇場で観なかったことを後悔したものだった。
そんなわけで私にとっては今回の公開は、昔憧れ続けていた先輩に20年ちょっとぶりに会って話ができたようなそんな感覚だ。

先輩は昔と変わらず素晴らしかった。
ルックスは昔よりもずっと洗練されたようだ(デジタル化で画面はより鮮明になった)。

光と闇との対比によって象徴される世界は1960年代の台湾の時代背景をそのまま映し出す。
自分で懐中電灯を持って照らし続けなければ自分のいる場所さえ見失ってしまう。
もちろんこの時代の台湾の混沌と閉塞感は大きなテーマであるが、
思春期特有の危うさや焦燥感、行き場のない自意識など、少年の普遍的な内面の葛藤が描かれている。

一回目に観た時には私は小四と同様に小明の言葉に動揺し、ショックを受けた。
今回は最初から小明がどんな境遇で、どんな行動に出ているのかを知っていたので、初回の時ほどの衝撃はなかったが、
236分、ただただスクリーンの美しい映像に酔いしれた。
それはまるで一枚一枚切り取られれた絵画のようで、その構図の完璧さは驚くばかりである。

 

このレビューに対する評価はまだありません。
ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。

満足度データ

古嶺街〈クーリンチェ〉少年殺人事件〈4Kレストア・デジタルリマスター版〉
100点
5人(33%) 
90点
0人(0%) 
80点
4人(26%) 
70点
1人(6%) 
60点
2人(13%) 
50点
1人(6%) 
40点
1人(6%) 
30点
0人(0%) 
20点
0人(0%) 
10点
0人(0%) 
0点
1人(6%) 
採点者数
15人
レビュー者数
6
満足度平均
73
レビュー者満足度平均
75
満足度ランキング
131位
ファン
3人
観たい人
15人

 

返信を投稿

名前 ※ニックネーム可
メール ※表示されません
見だし
内容
※ネタばれ、個人・作品に対する誹謗中傷はご遠慮下さい。
※ネタばれや質問などは掲示板
オプション この作品のお知らせメールを受け取る(返信をお届けします)
レビューを初心者モードで投稿する



掲載情報の著作権は提供元企業などに帰属します。
Copyright©2017 PIA Corporation. All rights reserved.

Myページ

ログイン

はじめての方はこちらから

新規ユーザー登録
ぴあ映画生活 facebook公式ページ
ニコニコ生放送 週刊ぴあ映画生活


上映情報

銀座 

他の地域

 

この映画のファン

  • ペペロンチーノ
  • cinerama
  • エージ

 

ユーザ登録をするとこの映画のファンに加わることができます

ぴあ Movie Special 2017 Summer ぴあ映画特別号 夏号登場! 夏の話題作の特集や最新情報がいっぱい! ご招待も大量放出!
日本が誇る“侍”の本当の姿とは?『たたら侍』特集
映画論評・批評の新コーナー“critic”。絶妙なストーリーテリングと映像美に胸打たれるSF『メッセージ』をはじめ『たたら侍』『美しい星』等話題作続々更新中
タツノコプロ55周年記念作品『破裏拳ポリマー』のココに注目!
ユーザーが選ぶ“清順映画ベスト10”投票受付中!

クチコミ満足度ランキング

初日満足度 観客動員数 DVDレンタル

満足度 投稿数 観たい ファン

「水滸伝」のことならなんでも!匿名での書き込みもOK!月刊 水滸伝