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アニメ版と比較しつつ鑑賞

80点 2017/4/23 20:06 by 悶mon

ゴースト・イン・ザ・シェル

私は、本作品の鑑賞に先立ち、押井守監督のアニメ版第1作をDVDで鑑賞しました。
「攻殻機動隊」というアニメ映画は、その評判は耳にしていたものの、未見だったので、ハリウッド版の本家とも言うべきアニメ版をまずは鑑賞し、自分の好みに合う作品かどうか確認してみようと思ったからです。

結果は、評判通りの傑作で、それでは、ハリウッドは、この作品をどのように料理したのか、そんな期待を胸に、劇場に足を運びました。

脳だけが本物の肉体で、それ以外は、義体と呼ばれる人工物で構成された女性の少佐が主人公で、彼女が公安9課に所属し、サイバーテロ犯罪に立ち向かっていく、という物語の大枠は、アニメ版と本作品は、同じでした。
ただ、話の流れは、もちろんハリウッド流に変えてあり、私としては、甲乙つけ難いように感じました。

もし、ハリウッド版を評価するなら、アニメ版では、主人公の過去について、つまりサイボーグ化される以前のことにはノータッチであったのに対し、本作品では、わずかな記憶とバグのように現れる記憶とのギャップから、自分の本当の過去を探っていくという点が、サイバーテロとの闘いという物語にうまく織り込まれていることでしょうか。
このことにより、彼女の過去の人間関係も明らかになり、SFという舞台設定の中に、人間ドラマの要素が加わったと感じました。

また、アニメ版を観ていて良かったと感じた点ですが、ストーリー的には異なる展開であるにも関わらず、アニメ版で、印象に残った数々のシーンが、実写で再現されているのです。
本作品は、アニメ版とは別作品なのだから、シーンまで同じにしなくても、という意見もあるでしょうが、私は、実写で表現するとこうなるのか、と素直に感激してしまいました。

社会のコンピュータによるネットワーク化が、どんどん深化しており、本作品の作品世界にますます近づいているようです。
機械と共存する社会で、人間はどうすれば、人間らしさを失わずにいられるのか、そんな投げかけも感じさせる味わい深い作品として、評価したいと思いました。

 

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  • Re: アニメ版と比較しつつ鑑賞

    2017/4/24 17:04 by みかずき

    こんにちは。悶monさん。
    みかずきです。

    私は原作未読ですが、本作は、単なる勧善懲悪の自アクション映画ではなく、主人公が自分の過去を探し求める自分探しの戦いがメインになっている作品でした。スパイダーマンの第1シリーズを彷彿とさせる作品でした。

    > もし、ハリウッド版を評価するなら、アニメ版では、主人公の過去について、つまりサイボーグ化される以前のことにはノータッチであったのに対し、本作品では、わずかな記憶とバグのように現れる記憶とのギャップから、自分の本当の過去を探っていくという点が、サイバーテロとの闘いという物語にうまく織り込まれていることでしょうか。
    > このことにより、彼女の過去の人間関係も明らかになり、SFという舞台設定の中に、人間ドラマの要素が加わったと感じました。

    その通りです。格好良いヒーローではなく、悩めるヒーローとしての主人公の葛藤が人間ドラマになっていました。

    やはり、強いだけのヒーローでなく、ヒーローの内面を掘り下げてくれると、奥深い人間ドラマになって、見応えがありますね。

    私もレビュー書きましたので、読んで頂ければ幸いです。

    失礼しました。

  • Re: アニメ版と比較しつつ鑑賞

    2017/4/28 12:18 by バナバナ2

    悶monさん、みかずきさん、はじめまして。
    バナバナと申します。

    アニメ版と比較して…という話なので、途中で割り込ませてください。

    押井守のアニメ版の素子さんは、確か脳の一部と脊髄だけが残っていたので、アニメ版の彼女の苦悩とは、自分がまだ人間と思っていいのか、それともここまで義体化すると、もう自分はサイボーグなのではないのか、というところだったと思います。
    ネットの世界と自由に繋がるという世界観も、初見の当時はまだピンとこなくて、すごく斬新で新しい作品だなと思いました。

    私が今作のレビューで「既視感のあるストーリー」と書いたのは、日本のSF的マンガやアニメでは、自分探しというテーマはよくあるからです。

    しかし、今作はアニメ版と比べると、一般的に受け入れやすいテーマに少し落とした感じはしますが、この「自分探し」というテーマが決して浮いている訳ではなく、SF作品としての派手さの中で、しっかりとした重みになっているので、
    これはこれで、味わい深い作品になっていると思いました。

    最初は実写化と聞いて、また失敗してるんじゃないの?と思いましたが、皆さんのレビューで評価が高かったので私も映画館に見に行き、満足して帰ってきました。

  • Re: アニメ版と比較しつつ鑑賞

    2017/4/28 20:26 by みかずき

    こんばんは。バナバナ2さん。
    はじめまして。みかずきです。
    悶々さん。お邪魔します。

    コメント、ありがとうございます。

    >私が今作のレビューで「既視感のあるストーリー」と書いたのは、日本のSF的マンガやアニメでは、自分探しというテーマはよくあるからです。

    >しかし、今作はアニメ版と比べると、一般的に受け入れやすいテーマに少し落とした感じはしますが、この「自分探し」というテーマが決して浮いている訳ではなく、SF作品としての派手さの中で、しっかりとした重みになっているので、
    これはこれで、味わい深い作品になっていると思いました。

    香港を彷彿とさせる、夜景と風景、ビートたけし、桃井かおりの存在感、などのオリエンタルな雰囲気が、ドライになりがちなSF作品に潤いを与えていると感じました。

    アクションと自分探しがうまくかみ合っていて、
    奥深い作品になっていました。


    失礼しました。

満足度データ

ゴースト・イン・ザ・シェル
100点
3人(2%) 
90点
13人(11%) 
80点
35人(30%) 
70点
28人(24%) 
60点
21人(18%) 
50点
9人(7%) 
40点
2人(1%) 
30点
2人(1%) 
20点
1人(0%) 
10点
1人(0%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
115人
レビュー者数
58
満足度平均
71
レビュー者満足度平均
72
ファン
9人
観たい人
52人

 

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