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すてごま

40点 2017/9/21 2:56 by STAYGOLD

ダンケルク

IMAX観賞で点数修正。
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生臭いドキュメンタリィ風味の映像。繰り返される恐怖のループ。決して悪くは無い。だが、なぜかピンとこない。

掴みからたたみかける絶望のコンボ。落胆の連鎖。ここはいい。ここまではいい。

しかし話が進むにつれて感覚は麻痺していき、恐怖も絶望も当たり前になって行く。船が何隻沈もうが戦闘機が何機落ちようが、人が何人吹っ飛ぼうが溺れようが、何も感じなくなって行く。強い刺激が続くと人は痛みに鈍感になる。

多分、狙いでもあるのだろう。繰り返されれば、こうやって慣らされてしまうと言うことの。そうして、戦火は拡大してゆくと言うことの。

犬死と言えるシーンも多く、それで英雄なの?的な部分もあり、正直何が言いたいのか伝わりませんでした。まあ、創りもこのカントク得意のケレン演出ではあるのだけれど、シーンが飛び過ぎて余計解りづらい。生きてこそ、と言うことだけは伝わるのだけれど。

臨場感と言うけれど、平和ボケのこの国で死ぬことの無い神の目線で見つめている限り、本当の戦場のリアルなど感じられない。殴ったときのこぶしの痛みや殴られて血を流したときの茫然すら知らないのに。

あと、同じカオだらけで、誰が誰なの?と言う事もある。民間人や指揮官はさすがに解るけど、兵士は解りづらい。外国人が日本人を見ると、皆同じに見えると言うきもちが少しだけ理解できました。

ただ、この手の洋物戦場映画は総じてウエザリング感覚は素晴らしい。今でも「スターリングラード」でジュード・ロウとレイチェル・ワイズが泥だらけで命を求めあうシーンが焼き付いている。キレイキレイな、どこかの国の合戦ものに爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。結局、美監のセンスの違いか。

前評判で期待しすぎたかも。まあ、こんなもんかな、と言うのが正直な感想でした。

※2017/09/09 TOHOシネマズ新宿 SCREEN7にて。

 

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  • 2回目鑑賞。

    2017/9/12 3:12 by STAYGOLD

    エンディングクレジットが流れ始めた瞬間に、久しぶりにこれだけ大勢の席を立つ人達をみた。21時過ぎ。終電まで、まだまだ時間があると言うのに。そういう私も2回目なのでクレジットの途中で退席した。エレベーターホールに出て気がついたが渋谷という土地柄のせいか外国人の姿も目立つ。彼らも早々に退席したのはお国柄か。

    2度目なので細かい流れを飲み込むことができた。やはり防波堤を守る士官と徴用された船の老船長はいい。あと、こいつを乗せなければ、と考えてしまう兵士は善悪を抜きにして一番印象に残った。他のキャラは、やはり印象に残らない。出ずっぱりの民間船の少年も、卑怯くさい手でとにかく逃げまわる若い兵士も。

    ただ、海岸に出るまでの流れは初回は「おお!」と思ったが、2回目はどうしてもドリフのコントに見えてしまって困った。ガチでやるほど、本当の笑いが取れるものだ。

    群像劇とは違うゴチャゴチャ感がキャラ立ちを拒否している。また一人一人の背景が見えないので感情移入が難しい。二人の戦闘機乗りに至ってはヘルメットとゴッグルのせいで更に見分けが付きづらい。まあ、わざとそうしているのだろう。劇中、数え切れないくらいの兵士が戦場でゴロゴロ死んでいるのだから、キャラなど立てる必要は無いのかもしれない。

    2回目を観てもピンとこない。何か魚の小骨がのどに引っかかっている様で気分が悪い。この感覚はなぜなんだろう。

    次の映画まで少し時間があったので、劇場近くの路麺店で安い立ち食いそばを手繰った。食べ始めてすぐに店で流しっぱなしのラジオから聞き覚えのある曲が流れてきた。ささやくような、やさしい歌声。

    「明日自由のときが来たら きっとあなたに会えるから」

    何度も劇場で聴いた曲だ。

    この映画を観ているお客さまは、ほとんどの方がこの曲が流れているときに席を立つことは無かった。余韻。そう、みんな物語に何かを感じていたから。本作と同様「祖国の敗北」を描き出す物語。だが、その映画には絶望の中に確かに未来と希望があった。

    そうして私は、本作にピンとこなかった理由がはっきりと解った。

    脅迫的なBGMも耳障りな時計音も必要無い。
    何もかもを削り取る様な暴力的な図はいらない。
    しっとりと哀しみを紡いだ物語さえあれば。

    痛みだけの物語は、痛みが過ぎ去れば時間と共に忘れ去られてしまう。

    そうなのだ。
    超大作では無くとも、胸を張れる映画をこの国が紡いだことを誇りに思う。
    本作には違う意味で感謝したい。大切なことに気付かせてくれて。
    ありがとう。気付かせてくれて−

  • 通常上映とIMAX。

    2017/9/21 3:00 by STAYGOLD

    IMAXターゲットで創られているらしい本作。確かにIMAXで観ると画面サイズの上下が広い。と言っても日本で本当に適応しているスクリーンは「109シネマズ大阪エキスポシティ」だけらしい。大阪までは行けないが、とりあえずTOHOシネマズ新宿で通常上映とIMAXを続けて観て差異を確認してみました。

    IMAX:SCREEN10
    ・上下幅が広く全体的に画に開放感がある。
    ・画質がいい。ガヤシーンもピントが合っていれば人間の顔がハッキリと認識できる。ガヤ兵士が吹っ飛ばされる直前まで行っていた細かい動作もクリアに表示されている。
    ・空中戦は、絶対にこちらが良い。画角が広い分、浮遊感、開放感が違う。
    ・爆破シーンも画角が広い分、非常に迫力がある。
    ・重低音系の重さは凄い。ビリビリ来る。しかし通常のBGMは音が散漫で甘く感じる。これは重低音重視のチューニングのせいか。差がありすぎて違和感を感じてしまう。
    ・画像のコントラストが甘い。全体的に白みがかっており、海の碧さが弱い。また重油の黒さが海の青さに食われてしまっている。ただ、中央より前と後ろでは、印象が違うかもしれない。
    ・画面がデカイ分、目線中央列より前だと早い動きが追いきれない。残像が残ったイメージ。前方で観ると酔いそうになる。私の前の席のあんちゃんは、かなり苦しそうだった。何度も姿勢を調整して何とか良きポジション探してた。基本、画面全体を楽しむためにも中央より後ろが推奨と感じる。

    通常上映:SCREEN7
    ・映像のコントラストがうまく調整されている。ファーストカットの海のいろや、重油の黒さと海の碧さのコントラスト等が綺麗。画的なトータルバランスは通常上映が勝る。
    ・映像の細かい所のクリアさは今ひとつ。かなり荒いのでガヤの細かい演技が潰れている。
    ・音声のバランスも中間点でまとまっている。重低音もメロディラインも調和している。

    ※まとめ
    ・映像、音、トータルバランスを楽しむなら通常上映。ただし画面は上下狭いので映像的には完全体ではない。
    ・デカイ画面で戦場体験を楽しみたいならIMAX。ただし音声的にはバランスがイマイチ。また画像のコントラストが甘く、前方では速い動きが追えない場合がある。

    文句をつけている割には5回も観てしまいました。正直、回数観ると、つなぎはしっかり創り込みされてるな、と感じます。一応、3つの多重ストーリーも着地しているし。死体はゴロゴロ出て来ますが対象範囲を広げるために「ランボー最後の戦場」の様な手足胴体生き別れ的なグロシーンは避けている。色々考えています。

    ただCG加工結構使ってますね。CGシーンはマッチングがヘタで浮いているのですぐに解ります。これでCG最低限って言わないほうがイイかな〜^^

    何のかんので回数見たのは繰り返し観ると発見のあるタイプの作品なのでしょうね。これで鑑賞後に後を引くモノがあればなあ、と感じた次第です。★ひとつ上げ。

満足度データ

ダンケルク
100点
26人(15%) 
90点
39人(23%) 
80点
47人(27%) 
70点
30人(17%) 
60点
9人(5%) 
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9人(5%) 
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30点
2人(1%) 
20点
0人(0%) 
10点
2人(1%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
169人
レビュー者数
89
満足度平均
78
レビュー者満足度平均
80
ファン
19人
観たい人
79人

 

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