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ペンは使いよう

90点 2018/7/13 12:05 by バナバナ2

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

「ペンは強し」というけれど、偽名で2回もアカデミー賞を受賞したトランボ程の実力があっても、名誉を回復するのに11年かかっている。
また逆に、ヘレン・ミレンが演じたコラムニストのヘッダは、ペンの力でたくさんの人を陥れている。
最初は戦場に出ている息子の事を思って、共産党員が許せなかったのかもしれないが、次第に「私は国民の声を代表しているのよ」から、「私の言う事を聞かない人間は、ハリウッドから抹殺してやる」と、人の人生をも左右できるそのパワーに、だんだん酔いしれていってしまったのだろう。
エリア・カザンが晩年、アカデミー賞の名誉賞かなにかを受賞した時に、スタンディングせずにブーイングしていた俳優もたくさん居たが、彼女の末路はどうだったのだろうか? 見せてもらいたかった。

トランボはこの映画の始まりの時点では、牧場付きの広大な敷地の自宅を持っていたが、彼の出自が貧しく、ハリウッドで脚本家になるまで苦労したせいか(ここら辺は映画では説明されていない)、
自分が売れっ子脚本家だったにもかかわらず、照明や音声など映画業界の関係者全員に、一定レベルの給与が与えられる事に拘っていた人の様だ。
これは現在、欧米や世界中の金持ち達がケイマン諸島の銀行に隠し口座を持っていて、貧富の格差が拡大しているのが非難されている現代にも通じていると思う。
ソ連時代の共産党のように、全部平等である必要は無いが、ちゃんとプロフェッショナルの仕事をこなしている人がそれなりの給料を貰えず、プロデューサーや俳優に巨万の富が偏り過ぎていた事には、反対だったのだろう。

私はまだ生存していた頃のカーク・ダグラスを知っている世代だが、若い頃にこんな粋な事をしてたんですね。
オットー・プレミンジャーという監督の事は知らなかった。この人の作品は、今観ても面白そうなので、また借りて観てみようと思う。
他にも、『キングコング』は先に着ぐるみありきだった?とか、トランボって『ジョニーは戦場へ行った』の原作小説を1939年と、まだアメリカの第二次世界大戦参戦前に書き上げていたとか(私はベトナム戦争後に書かれたと思っていたので)、追放されたハリウッド・テンが、こんなに多くの有名な作品の陰で活躍していたのかと、裏ハリウッドの歴史を見せてくれていたので面白かった。

 

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