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ずっしり濃厚な名作
2016/2/14 19:58
by
ぺねたん
登場人物達の心象が、各場面の天候や場所とリンクしているように感じた。冷たい朝、積もる雪、雨、夕暮れ、夜、二人であれ大勢であれ息苦しい部屋etc.…。明るい青空が映るのは、テレーズが旅を楽しく思い始めたほんの僅かの間だけ。彼女達の欝々とした想いが張り巡らされている。チラっと映るサンセット大通りがずーん&どーん気分を増幅。例え世間一般のものさしとは異なっていても、自分の心に正直に生きることで、二人の青空への第一歩を踏み出したのでは…と思うのだが、今、急にキャロルの微笑みがG・スワンソンぽく思えて怖くなってきた(・_・;)うわー、どっちなんだろ。
とにかく、フォンダンショコラのような、ずっしり濃厚な味わいの作品。
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