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…まぁ、観応えは、確かにあった、けど…賞レースの結果がイマイチだったのは当然、かも…

80点 2013/4/3 11:16 by 中村潤之介

ゼロ・ダーク・サーティ

2013/04/01(月)TOHOシネマズシャンテに観に行った
『ゼロ・ダーク・サーティ』
(…この日は、『世界にひとつのプレイブック』を鑑賞後にこの作品を鑑賞…)
…この作品も、
一応、去年の12月末から、色々と話には聞いて興味は持っていた作品、
(…その辺のアレコレは、この作品の掲示板のほうに投稿済みなので、以下略…)
ではあったから、遅くなったけど、何とか観に来れてよかったな、
と思うと同時に、

…ちょっと長い映画だけど…じっくりと、観てみたいな…

って気持ちで、実際に観てみて…



…長い映画だけど…最後まで、
じーっと画面に惹きつけられる観応えのある作品だった、
観応えは、確かにあった、
心に響くとか、そういう類のアレではなかったけど…
興味深くアレコレ、へぇ、と思いながら最後まで観れたよ…
…ただ、
ビン・ラディン特定に重要な役割を果たした、
ワクチン接種の件で協力したパキスタン人医師のこととかが、
全然描かれてなかったけど…仕方ないのかな…
あと、
当時のCIA長官リオン・パネッタ役の人は、似てたね…
でも、
最後のビン・ラディンの死体の確認の仕方とかは、
ちょっと、え?って感じもしたけどね…



…観た直後の率直な感想としては、そんな感じ。
まぁ、2時間半強の上映時間でありながら、眠くならずに観れたのは、
よかった、かな…
ただ、場内、
寝ちゃったお客さんの鼾が後ろのほうから聞こえてきた時間帯も、
あったけど…。
個人的には、まぁその、2時間半とか、
ある意味、基本笑とか何とかもなく、淡々と張り詰めた状態で、
展開されるので、観てる内に身体がちょっと硬くなって、
多少欠伸っぽいのが出た部分も、ないではない、けど、
眠くて欠伸とか、瞳孔が開いて目が開けていられなくなるとか、
そういうのはなかったから…
最後まで、じーっと、興味深く、観られたので、よかった。
と、同時に、
この作品は悪くはないけど、
今年のオスカーで、主要な賞は獲れず音響編集賞だけの受賞で、
激戦の中、監督賞とかはノミネートもされてない、
ってのは、ソレに対して不満を感じている映画評論家とかブロガーも、
米国ではいたらしいけど…
でも、(…この監督の数年前の栄光に影響されてない)自分的には、
コレじゃ、賞は獲れないだろうな、
とも自然に、
そう感じたりも…。
数年前に、監督賞と作品賞を受賞した、その監督と作家のコンビが、
またこんな作品を創った!凄い!!
と、ちょっと信仰するかのように彼らを推す人達にとっては、
今回のオスカーの結果は不満に感じるかも知れないけど、でも、
他にも色々と候補作があって競争が激しかった今回の賞レースって観点からしたら、
客観的には、当然の結果じゃないかな、
と。


…それはそうと、
まぁ、その監督と作家のインタビュー
<リンクURL>
は去年末に聴いていたりで、
ある程度、作品の意図とかも把握はしていたけど、
半分、忘れてもいたり…
まぁでも、基本は、2001年9月11日から、
2011年5月まで、時系列に沿って、ビン・ラディン追跡の物語が描かれていく、
っていう形態で…
途中、トピック的な他のテロ事件の描写とか入ってる中で、
2009年末の、
あの事件のところが、面白いっていうか…
あぁ、コレが、あの事件?
っていう、映像化ドラマ化されてモノを観て、
へぇ、って思った部分が、
一番印象深かった、かな…。

…半分、忘れてたこともあって…
ヨルダン人医師と聞いて、あ?!と思う部分はあったんだけど、
はっきりと思い出せなくて、
でもその流れの展開で、
…自分の記憶の中では、「2009年12月末、アフガン、米軍基地」
って部分から…
観ながら、あ、コレって、もしかして、あの時の、あの事件、
ってことなら、ああなるのかな?
…みたいなことを思いながら、
観てて、へぇ、
と興味深く…ただ、
ソコに関連するキャラの描写とかは創作だろうと思うけど、
CIA側の関係者に関する部分の…。


…とりあえず、家に帰ってきて確認してみると…

8 Americans Dead In Taliban Suicide Bombing
<リンクURL>
【アフガン】
南東地域米軍基地内でのタリバン自爆テロでCIA諜報員多数を含む米国人8人死亡
(2009/12/31放送)

CIA Bomber Apparently Was A Double Agent
<リンクURL>
【アフガン】
基地内タリバン自爆テロの犯人は米国・ヨルダンとal-Qaidaとの2重スパイだった!
(2010/01/05放送)

Afghan Bombing: A Failure Of Counterintelligence
<リンクURL>
【アフガン】
諜報活動失敗の代償…基地内自爆テロ…と直面する様々な難題
(2010/01/06放送)

'Kind' Jordanian Doctor Turned Suicide Bomber
<リンクURL>
【アフガン・テロ】
ヨルダン2重スパイ医師テロリスト事件に見る新世代テロリスト問題
(2010/01/11放送)

…今から3年ちょっと前の時期、
こういう事件があって、
日本では大して伝えられてなかったかも知れないけど、
米国では、年末年始の時期だけど、大きな話題で、当時こういう関連の話題を、
何度も聴いていたので…
って言っても、半分忘れてて、この映画観て、思い出したんだけど…。
ただ、
当時ニュースでアレコレ聴いてても、
具体的にその基地がどんな場所なのか映像的に見たことがなかったのと、
CIAのエージェントとかが、
情報提供者(実はテロリストだった)の自爆テロで死亡したけど、
その詳細等は、公表はされてなかったから…。
何か、
アフガン南東地域の基地チャップマンってところ、
もっと、高い塀で囲まれたような基地かなって思ってたら、
あんな感じだったんで…
で、ああなってこうなって、そういう結末か…みたいな…
そこの視覚化は、個人的には、
おぉ!って感じだった…
…一応、作家の人が、関係者の人に直接取材して、原則、
ソレを基に、創作している、ってことなんで、
大体、ああいう感じだったのかな…
(…とは言っても、その事件にホントに直接タッチしてた人自体は、
その時に殉職してるから、そこまでの直接取材は、
しようもなかっただろうけど…)
と。
まぁ、ヒロインのマヤとかもそうだけど、
実際の個人が特定されないように、設定等は架空のものに変更してたり、
するらしいから、
こういうCIAエージェントが、的な部分の描写は、
ドラマ要素を含めた創作、になってるのかな、とは思うけど、
流れの映像化としては、
あんな感じだったのか、というのは、興味深かった…。

…偶然か、計算か知らないけど…
まぁ、淡々と重苦しい結果が出ない追跡調査が続く、って展開で、
観てて疲れて眠くなりそうな頃合で、
2008年のパキスタンのホテルの爆弾テロとか、
この2009年の爆弾テロとか…
観客に対する、目覚まし、の役割も果たしてたのかな…
みたいな。

でも、最後の、襲撃作戦の場面は、
ソレまで、鼾かいて寝ていた観客も目を覚ましたのか…
場内が、急にシーンと静まり返るっていうか、
観客皆が固唾を呑んで見守っているっていうか、映画とは別に、
場内のそういう雰囲気も感じ取れて、
観客を、そういう雰囲気にさせるって意味では、凄いことだな、
と思ったり。
まぁ、あの、パキスタンのアバタバード(Abbottabad)
<リンクURL>
の隠れ家
<リンクURL>
を舞台セットとして忠実に再現したって話も、
インタビューで聴いていたから、
まぁ、力作だなぁ、と思いながら観ていたけど…
でも、
その建物も…去年2012年2月に、パキスタン当局に取り壊されて、
今はもう、実物が存在しない、
状況なんだけど。
…第三者的には、ソレ、保存して観光地にでもすればいいのに、
とか思ったりしてたんだけど…
でも、今年2013年2月に、パキスタン当局は、跡地に、
アミューズメントパークを建設すると発表したとか何とか…
何か、微妙な話だけどね…
どっちにしても、もっと平和で安定した状況が実現しないと、
欧米人が訪れたりって感じの集客は、
見込めないと思うし。


…ヒロインのマヤ、又は、マヤに相当する実在のモデルとなる誰か、
は、ビン・ラディン追跡にある意味、
人生の大部分を注ぎ込んだり…で、追跡って言っても、派手なあれこれ、
ではなく、地道なデスクワークでの、
収拾した情報の分析等の毎日、みたいな約10年、ってことで、
かつ、1人誰かが大活躍で成し遂げるんでなく、
名もない地味にコツコツと作業している人達の努力の積み重ね…
…成功もあれば人為的ミス等の失敗もあり、
的な、関係者全員が過ごした地道な日々の中での積み重ねの上に…
その大きな成果がある、
ってのは、凄いことではあるんだけど…
現実の、対テロ戦争って面では、
ビン・ラディンが作ったアルカイダ本体…アフガン戦争後、
パキスタン・アフガン国境等に潜んでいると言われたり、
な、ソコのアルカイダは今や、弱体化させることに成功したけど…
ビン・ラディンは、
アルカイダという一組織を作ったことが歴史的なのではなくて、
アルカイダのネットワーク、
を構築したのが歴史的なアレで…アフガンの本体は弱まったけど、
今や、
(…ソコでビンラディンを殺すまでに要した追跡の10年の間に…)
アルカイダ勢力は、アフガン近辺だけじゃなくて、
イエメンを中心としたアラビア半島支部、
北西アフリカ地域のアルカイダ分派、とか…更にソレらが、
ソマリアの武装集団や、ナイジェリアのテロ集団に接触し同盟を結んだりして、
アルカイダ系テロ組織のネットワークは、
どんどん世界中に広がっていっている、
のが現実なんで…。
ビン・ラディンを仕留めた10年の歳月の根気と執念は、凄いけど…
「米国を守るにはビン・ラディンを殺さなければ」
というマヤの思いは、
間違いっていうか、現実は、そう甘くなくて、
今更、
ビン・ラディン1人を殺したからって、何も終わらない、
っていう…現実があるから、複雑な気分に、
なるよな…
と。


…あと、余談で…
オープニングの場面とか、9.11の事件関連の本物の音声クリップが、
使用されてたけど…いや、
インタビューで聴いて、ソレもこの作品の売りの1つなんだろう、
と思ってたら…
何か、そういう本物の音声クリップの使用に関して、
事件の遺族等から、抗議の声が上がってたりも、するんだとか…
ソレを知ってみると、
そんなアレコレもあったから、
オスカー賞レースで、敬遠されたんじゃないのかな、という部分も、
思ったり。
…ただ、皮肉にも、音響編集賞、のみを受賞したけど…。



…そんなこんなで、色々なことを思いつつ、
ともかく、観応えは、あったな…
…ってことで、
自分の中の評価では78点。
ここの10点刻みの採点では80点としておきます。




以上。

 

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満足度データ

ゼロ・ダーク・サーティ
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レビュー者満足度平均
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