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映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ドラゴン・タトゥーの女 > 感想・評価 > オリジナル版に軍配(12.2/16)

オリジナル版に軍配(12.2/16)

70点 2012/2/16 20:55 by HALU

ドラゴン・タトゥーの女

この度、<ぴあ関西WEB>の劇場鑑賞券に当選し、父親と共に、京都市内のシネコンにて鑑賞。

率直な感想と致しましては、
スウェーデン版のオリジナル版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年)を鑑賞済みで、故・スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作の原作小説は全くの未読ではありましたが、今回のハリウッド版のリメイク作品では、レッド・ツェッペリンの『移民の歌』のBGMに乗せた、凝った作りのオープニング映像から、その期待値のハードルを随分とグッと上げてくれる映画でしたね。

ですが、いざ映画が始まりますと、ストーリーの展開があまりにも早過ぎて、ミステリー的な要素については、探偵モノ映画にしては、観客に思案する暇さえ与えないテンポの速さは、デヴィッド・フィンチャー監督作品ならではのスピード感なのかもしれないですが、その点では、むしろ、オリジナル版のスウェーデン版の方が親切な作りで、今振り返っても、謎解きの面白味のあるミステリー性に富んだ映画だったと思いましたね。

但しながらも、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド(ルーニー・マーラ)と名探偵こと『ミレニアム』誌のジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)の人物造形の描写には、丁寧に時間を割いていたので、その点においては、今作の方が良かったのかもしれないですね。

また、真犯人とミカエル(ダニエル・クレイグ)とが1対1で対峙するシーンは、今作品の方が、むしろ、心理的な恐怖感はありましたね。

そして、また、オリジナル版の153分に比べて、158分という今作の方が、やや長尺な映画だったにも拘わらず、オリジナル版よりも、むしろ、アッという間に観終わってしまう感もあったのは、やはり編集力に長けた巧さかも知れないですね。

ですが、その編集力の巧さがアダになったのか、ミステリー的な要素である、暗号的な謎の数字の羅列と旧約聖書を結びつける辺りのくだりなど、描写のテンポが速過ぎて、観客に思案する暇さえ与えない感も多々あり、不親切に過ぎる感がありましたね。

また、そのために、<4つの猟奇殺人の謎>も、何だか後付けみたいな謎になってしまい、上手くストーリーに溶け込んでこない状態を生んでいましたね。

そして、肝心の毎年郵送されてくる<押し花の謎>が全くもって活かされていないのも勿体無かったでしたね。

それに、何よりも、リスペッドの天才ハッカーぶりの描写が一切発揮されていない点が非常に惜しいですね。

正直なところ、私の場合には、スウェーデン版のオリジナル版を先に鑑賞していましたので、この映画ストーリーの内容のテンポにも着いて行けましたが、オリジナル版を未鑑賞の私の父親の場合には、「アッという間に犯人に辿り着いてしまって、探偵映画の割りに面白くないなぁ〜。」という始末で、実にミステリー的な要素としては面白味に欠ける映画に思えましたね。

ただ、探偵のミカエル役のダニエル・クレイグを喰ってしまうほどに、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド役のルーニー・マーラの、まさに身体を張った演技には一定の及第点を与えてあげても良いほどの好演ではありましたね。

でも、私個人的には、筋肉質で痩せっぽっちの拒食症気味のボーイッシュな出で立ちのスウェーデン版のオリジナル版のリスペッド役のノオミ・ラパスの方が、リスペッド像としては、好みではありましたね。

私の『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年)のレビュー投稿の方にも書き記しておりますように、この故・スティーグ・ラーソンの処女作にして、彗星の様に現れて、出版前に急逝した巨星の原作者からは既に故人のために、映画化については注文の付けようがないので、この映画も、2009年に、スウェーデン版のオリジナル版の製作以来、当初は、あのクエンティン・タランティーノ監督が、ブラッド・ピット主演にて、早くもハリウッド版のリメイクを熱望してやまない作品とのことでしたが、今回、デヴィッド・フィンチャー監督が手掛けた事で<吉>と出たか<凶>と出たかどうかが、かなり微妙なハリウッド版のリメイク映画でしたね。

私的な評価と致しましては、主人公のミカエルとリスペッドの二人の人物造形の描写には、丁寧な作りの映画ではあったモノの、編集力に長けた巧さがアダとなってしまい、ミステリー的な謎解きの面白味の要素においては、スウェーデン版のオリジナル版を越えられなかった感のあるハリウッド版のリメイク映画でしたので、リスペッド役のルーニー・マーラの身体を張った演技に一定の評価を致しましても、オリジナル版とを比較して観ますと、やはり、私の場合には、スウェーデン版のオリジナル版に軍配を上げますので、やや辛口評価になるかもしれないですが、★★★☆(70点)の評価止まりの映画でした。

 

6人がこのレビューに共感したと評価しています。
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  • Re: オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012/2/16 22:42 by ゆうざぶろう

    びっくりするぐらい同意見ですね。
    HALUさんのレビューに、とにかく納得です。

    オーソドックスな語り口のオリジナルが全然いいと思います。

  • ゆうざぶろうさん。この度も、コメントを下さり、有り難うございました。

    2012/2/16 23:32 by HALU

    ゆうざぶろうさん。こんばんは。
    HALUです。

    この度も、ご多忙の折からコメントを下さり、有り難うございました。

    私の場合、今回の作品については、オリジナル版を鑑賞していたこともあり、どなたのレビュー投稿の方も参考にさせて頂くことなく鑑賞に臨んだのですが、あまりにもご意見が似ているので、私も正直ビックリしています。

    本当に、ゆうざぶろうさんの仰られる通り、あのスピードのテンポの速過ぎるストーリー展開で、謎解きが楽しめる御方々は居るのか疑問符が付きました映画でしたよね。

    謎解きの面白さ度合いでは、やはりオリジナル版の方に軍配を上げますよね。

    実際、オリジナル版の方を観ていない、私の父親からは、「なんでアイツが犯人だったの?」と鑑賞した後の帰宅後に質問攻めの嵐でしたが、正直、あの早い展開の描写のみでは、説明がし辛くて困りました(汗)。

    また、あの郵送されてくる<押し花の謎>も全く活かし切れていないままでしたしね。

    このテンポで、あの数多い登場人物の中から新犯人に結びつく謎解きが楽しめた御方々が本当にいるのかと逆に伺いたいくらいでしたね。

    この度も、コメントを下さり、有り難うございました。

    それでは失礼致します。

  • Re: オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012/2/17 8:56 by 玉川上水の亀

    お早うございます、HALUさん。
    玉川上水の亀です。

    > 率直な感想と致しましては、
    > スウェーデン版のオリジナル版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年)を鑑賞済みで、故・スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作の原作小説は全くの未読ではありましたが、今回のハリウッド版のリメイク作品では、レッド・ツェッペリンの『移民の歌』のBGMに乗せた、凝った作りのオープニング映像から、その期待値のハードルを随分とグッと上げてくれる映画でしたね。
    >

    ゆうざぶろうさんも評価されている スウェーデンのオリジナル版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年)を未鑑賞なので、私は相対評価が出来ないのですが、お二人の意見を読んでいると、この作品を鑑賞した方が良さそうですね。

    > ですが、いざ映画が始まりますと、ストーリーの展開があまりにも早過ぎて、ミステリー的な要素については、探偵モノ映画にしては、観客に思案する暇さえ与えないテンポの速さは、デヴィッド・フィンチャー監督作品ならではのスピード感なのかもしれないですが、その点では、むしろ、オリジナル版のスウェーデン版の方が親切な作りで、今振り返っても、謎解きの面白味のあるミステリー性に富んだ映画だったと思いましたね。
    >
    > 但しながらも、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド(ルーニー・マーラ)と名探偵こと『ミレニアム』誌のジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)の人物造形の描写には、丁寧に時間を割いていたので、その点においては、今作の方が良かったのかもしれないですね。

    この二人の人物描写に関しては、私も良く描かれていたと思います。

    > また、真犯人とミカエル(ダニエル・クレイグ)とが1対1で対峙するシーンは、今作品の方が、むしろ、心理的な恐怖感はありましたね。
    >
    このシーン、緊迫感有りましたよね!

    > そして、また、オリジナル版の153分に比べて、158分という今作の方が、やや長尺な映画だったにも拘わらず、オリジナル版よりも、むしろ、アッという間に観終わってしまう感もあったのは、やはり編集力に長けた巧さかも知れないですね。

    私は、「おまけ」と書いた事件解決後の展開が「必要」なのは充分理解しているのですが、「トーン」が違って、何か違和感を覚えました。

    > ですが、その編集力の巧さがアダになったのか、ミステリー的な要素である、暗号的な謎の数字の羅列と旧約聖書を結びつける辺りのくだりなど、描写のテンポが速過ぎて、観客に思案する暇さえ与えない感も多々あり、不親切に過ぎる感がありましたね。
    >
    > また、そのために、<4つの猟奇殺人の謎>も、何だか後付けみたいな謎になってしまい、上手くストーリーに溶け込んでこない状態を生んでいましたね。

    上記意見、同感です。
    ミステリー作品であるならば、上記の部分は、もっと描いても良かったと思います。

    > そして、肝心の毎年郵送されてくる<押し花の謎>が全くもって活かされていないのも勿体無かったでしたね。

    この上記指摘も、全く同感です。
    オープニングでの印象的な描写が活かされていませんでしたね!

    > ただ、探偵のミカエル役のダニエル・クレイグを喰ってしまうほどに、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド役のルーニー・マーラの、まさに身体を張った演技には一定の及第点を与えてあげても良いほどの好演ではありましたね。

    アカデミー賞主演女優賞は受賞出来ないとは思うけれど、私もルーニー・マーラの、まさに身体を張った演技には一定の及第点を与えてあげても良いと思います。

    >私的な評価と致しましては、主人公のミカエルとリスペッドの二人の人物造形の描写には、丁寧な作りの映画ではあったモノの、編集力に長けた巧さがアダとなってしまい、ミステリー的な謎解きの面白味の要素においては、スウェーデン版のオリジナル版を越えられなかった感のあるハリウッド版のリメイク映画でしたので、リスペッド役のルーニー・マーラの身体を張った演技に一定の評価を致しましても、オリジナル版とを比較して観ますと、やはり、私の場合には、スウェーデン版のオリジナル版に軍配を上げますので、やや辛口評価になるかもしれないですが、★★★☆(70点)の評価止まりの映画でした。

    私も本作品に関しては、総合評価70点です。
    第二部、第三部に期待したいと思います。

  • Re: オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012/2/17 22:54 by ハナミズ

    こんばんは、ハナミズです。

    見る前はフィンチャーだから…と期待が大きかったですが、案外と今ひとつな印象でしたね。
    難解で複雑な事件をもう少し手際よく見せてくれるものとばかり思っていましたが、HALUさん同様オリジナル版に軍配を上げたいです。

    > また、真犯人とミカエル(ダニエル・クレイグ)とが1対1で対峙するシーンは、今作品の方が、むしろ、心理的な恐怖感はありましたね。

    そうそう、仰るとおりこのシークエンスはこちらのほうが盛り上げ方がよかったかも。

    > それに、何よりも、リスペッドの天才ハッカーぶりの描写が一切発揮されていない点が非常に惜しいですね。

    確かに天才ぶりの印象も弱いですよね。
    次回があるとしたらそういう点も期待してみたいです。

  • 玉川上水の亀さん。この度も、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、誠に有り難うございました。

    2012/2/17 23:28 by HALU

    玉川上水の亀さん。こんばんは。
    HALUです。

    この度も、ご多忙の折から、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、有り難うございました。

    玉川上水の亀さんのレビュー投稿の方へも再度返信のコメントを書き記させて頂いたのですが、

    やはり、観比べたくなくても、スウェーデン版のオリジナル版とどうしても観比べてしまいますので、その点は、あくまでもオリジナル版との相対評価をしての評価ですので、ご容赦下さいませ。

    今、TV版シリーズの『新参者』をDVDレンタル鑑賞しているのですが、このドラマくらいに、謎解きのための<間合い>を用意してくれるテンポの映画でしたらば、今回のハリウッド版のリメイクの『ドラゴンタトゥーの女』も面白かったのにとも思われますね。

    その点、オリジナル版の方は、ディヴィッド・フィンチャー監督の今回のハリウッド版のリメイク版ほど編集力に長けた映画では無いので、多少中だるみ感は有りは致しますが、探偵モノ映画としては、謎解きのエピソードも十二分に堪能出来る仕上がりの映画となっていますよ。

    オリジナル版の方も既にレンタルDVD化もなされていますので、機会が有りましたらば是非とも、レンタルされるかなされて、観比べられると面白いかと思いますよ。

    それと、<アフターエピソード>については、やや違和感が有ったそうですが、第2部へ向けての、まさに、玉川上水の亀さんの仰られるところの<乙女心>の描写だったと思いますので、次回作に向けて良い繋ぎ方になっていたと思います。

    リスペッドの人物造形は丁寧に作られていましたので、次回作以降は、このやや速過ぎるテンポの編集手法の語り口調でなければ、面白いかと思いますね。

    本当に次回作以降に期待ですよね。

    この度も、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、有り難うございました。

    それでは失礼致します。

  • ハナミズさん。この度も、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、有り難うございました。

    2012/2/17 23:50 by HALU

    ハナミズさん。こんばんは。
    HALUです。

    この度も、ご多忙の折から、ご無理を聞いて下さり、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、誠に有り難うございました。

    ディヴィッド・フィンチャー監督だからかかも知れないですが、アッという間に観終わってしまう感じがするほど編集力には非常に長けた映画でしたし、主人公二人の人物造形の描写には丁寧な作りをしてくれていましたが、探偵モノ映画としては致命的な謎解きの面白さ度合いはイマイチでしたね。

    >> また、真犯人とミカエル(ダニエル・クレイグ)とが1対1で対峙するシーンは、今作品の方が、むしろ、心理的な恐怖感はありましたね。

    >そうそう、仰るとおりこのシークエンスはこちらのほうが盛り上げ方がよかったかも。

    そうでしたよね。
    本当に身も毛もよだつ描写でしたよね。

    >> それに、何よりも、リスペッドの天才ハッカーぶりの描写が一切発揮されていない点が非常に惜しいですね。

    >確かに天才ぶりの印象も弱いですよね。
    >次回があるとしたらそういう点も期待してみたいです。

    おそらく、このヒットぶりを受けますと、次回作はあるとは思うのですが、あの速過ぎる語り口調のテンポのままのリメイクだと、観る側は正直しんどいですね。

    これが、ディヴィッド・フィンチャー監督ならではテンポなのかも知れないのですが、ちょっと面喰らってしまいますね(苦笑)。

    ハナミズさんは、あのOPシーン観たさに、USA盤のソフト化がなされれば早速購入されるおつもりだとか??

    私の場合も、あのOPシーンは、あたかも精度の高いPVみたいでしたので、私もあの部分だけ切り取って観たいくらいなのですが、海外の誰かが、YouTubeでUPさせてくれたらば良いのにと思っています(汗)。

    とは言え、次回作には是非とも期待したいモノですね。

    この度も、ご多忙の折から、ご無理を聞いて下さり、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、誠に有り難うございました。

    それでは失礼致します。

  • うわ〜

    2012/2/18 17:44 by ★北新地蘭子★

    HARUさま〜

    ・・・めっちゃ見たくなりました。

    友人も「展開早いけど なかなか楽しめるよ」と
    申していったんで 行こうかな〜

    見てないけど。
    相変わらずの素敵なレビューは参考になります!

  • ★北新地蘭子★さん。この度も、コメントを下さり、有り難うございました。

    2012/2/20 2:03 by HALU

    ★北新地蘭子★さん。こんばんは。
    HALUです。

    この度も、コメントを下さり、有り難うございました。

    そうですね。
    以前に、スウェーデン版のオリジナル版を鑑賞されていないのでしたらば、今回のこの映画が最初でしたらば、相対評価することもなく、純粋に楽しめる映画でしょうし、何と申しましても、冒頭のOPシーンの、実にクオリティの高い始まり方から圧倒されると思いますよ。

    そのOPシーンに、あのレッド・ツェッペリンの『移民の歌』がBGMですから、期待値のハードルが、実に高くなること請け合いの映画ですね。

    ただ、惜しむらくは、推理的な謎解きの展開が早過ぎて、お話しの速度に着いて行き辛いのと、主人公二人の出逢いまでのお話しの流れが、多少、スウェーデン版のオリジナル版の方に比べますと、長目で大きく二つ併行して、テンポも速く展開して描かれていますので、そこがお話しを混同することがなく観ることがクリア出来れば、純粋に面白く観ることが出来るかと思いますね。

    ただ、探偵モノ映画として観るならば、このハリウッド版のリメイク版を観た後にでも、スウェーデン版のオリジナル版の方も、レンタルDVDででも観られて観比べられた方が、より、じっくりと謎解きの面白さも堪能出来ますので、面白いかと思いますよ。

    映像的な美しさや編集手法では、ハリウッド版のリメイク版の方がスゴいですし、キレがあって、ピリピリした緊張感の中での、アッという間の158分間の映画ですので、是非とも鑑賞して来られる事をお勧め致しますね。

    ★北新地蘭子★さんが、目を覆うような猟奇的な殺人シーンも、スウェーデン版のオリジナル版の方に比べて、カット割りの時間が短いので、気持ち悪くはならないとは思いますが、おそらくですが、★北新地蘭子★さんもご鑑賞されれば、SEXシーンの過度のボカシが無ければ良い映画だったのにとも思いますでしょうね(苦笑)。

    私の場合には、あくまでもスウェーデン版のオリジナル版の方との相対評価をしていますので、こと探偵モノ映画として観た場合として、評価が多少低くなってはいますが、この映画単体として観れば観て損はしない良い映画ですよ。

    それでは失礼致します。

  • Re: オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012/2/20 23:19 by 影無茶

    HALUさんこんばんは!
    HALUさんが書かれたオリジナル版のレビューを読ませていただいてからこちらに戻ってきました。
    何とか時間を作ってオリジナルを観ようと思っています。
    さてここではフィンチャー版に対して・・。

    >ストーリーの展開があまりにも早過ぎて、ミステリー的な要素については、探偵モノ映画にしては、観客に思案する暇さえ与えないテンポの速さは、デヴィッド・フィンチャー監督作品ならではのスピード感なのかもしれないですが、その点では、むしろ、オリジナル版のスウェーデン版の方が親切な作りで、今振り返っても、謎解きの面白味のあるミステリー性に富んだ映画だったと思いましたね。

    オリジナルとフィンチャー版との大きな違いはこの点なんでしょうね。
    オリジナルは謎解きに重きを置いたサスペンス王道の作りだったのでしょう。
    それに対しフィンチャー版はもちろん謎解きもありますが、それよりも洗練さを全面に打ち出した・・って感じでしょうか。
    恐ろしさを全面に打ち出しすぎず、スマートな作りでした。
    北欧の風景も素晴らしかった。
    澄んだ空気感がスクリーンからも感じられました。

    > 但しながらも、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド(ルーニー・マーラ)と名探偵こと『ミレニアム』誌のジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)の人物造形の描写には、丁寧に時間を割いていたので、その点においては、今作の方が良かったのかもしれないですね。

    確かに主人公二人の内面にかなり入り込む事が出来たと思います。
    思いや痛みも共有する事が出来たような気がします。

    > また、真犯人とミカエル(ダニエル・クレイグ)とが1対1で対峙するシーンは、今作品の方が、むしろ、心理的な恐怖感はありましたね。

    オリジナルは知りませんが、このシーン、犯人の異常性が際立ち、空恐ろしかったです。

    > ですが、その編集力の巧さがアダになったのか、ミステリー的な要素である、暗号的な謎の数字の羅列と旧約聖書を結びつける辺りのくだりなど、描写のテンポが速過ぎて、観客に思案する暇さえ与えない感も多々あり、不親切に過ぎる感がありましたね。
    >
    > また、そのために、<4つの猟奇殺人の謎>も、何だか後付けみたいな謎になってしまい、上手くストーリーに溶け込んでこない状態を生んでいましたね。
    >
    > そして、肝心の毎年郵送されてくる<押し花の謎>が全くもって活かされていないのも勿体無かったでしたね。
    >
    > それに、何よりも、リスペッドの天才ハッカーぶりの描写が一切発揮されていない点が非常に惜しいですね。

    う〜ん、HALUさんにしては珍しく手厳しいですね。
    こればかりはオリジナルを観た時に改めて考えるしかないですね。
    しかし確かにリスベッドのハッカーぶりは正直物足りなかったように思えます。

    > ただ、探偵のミカエル役のダニエル・クレイグを喰ってしまうほどに、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド役のルーニー・マーラの、まさに身体を張った演技には一定の及第点を与えてあげても良いほどの好演ではありましたね。

    ダニエルクレイグはシャツとジャケットがほんと良く似合いますね。
    ルーニーマーラの体当たり演技には確かに一定の評価が与えられて当然でしょう。
    しかしその事が私にとっては逆にノオミラバスを早く観たくなるという呼び水になっています。

    想像ばかりが膨らんでしまうので、論より証拠、やはりこれはオリジナルを観るしかありませんね。
    これ結論です。

  • 影無茶さん。この度もコメントを下さり、有り難うございました。

    2012/2/21 1:51 by HALU

    影無茶さん。こんばんは。
    HALUです。

    この度も、ご多忙の折から、私のオリジナル版の方のレビュー投稿の方までもお目を通し下さり、また、コメントを下さり、有り難うございました。

    そうですね。
    オリジナル版の方は、ミステリー映画の王道的な作り方の映画なのでしょうね。

    それに対しまして、ディヴィッド・フィンチャー監督のハリウッド版のリメイク版は、スタイリッシュな、アッという間に観終えてしまえる映画といった感じでしょうね。

    ですから、好みの問題ですから、どちらが悪いとも言えないのかも知れないですね。

    極端に言えばですが、オリジナル版のミステリー的な要素を楽しむか、フィンチャー監督版の、謂わば、主人公二人の人物造形の丁寧さを観るかの違いでしょうね。

    オリジナル版の方のリスベッド役のノオミ・ラパスについても、あくまでも個人的な趣味の問題ですから、先ずは、<百聞は一見にしかず>ですから、オリジナル版の方を観てからのお楽しみですね。

    この度も、ご多忙の折から、コメントを下さり、有り難うございました。

    それでは失礼致します。

  • Re: オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012/4/14 18:36 by 705

    HALUさん、こんにちは、お久しぶりですね。お邪魔させて頂きますね。

    先日の暴風雨は凄かったですね、HALUさん如何でしたか?
    私は日頃は室内作業なのですがあの日に限って屋外作業だったので、もう体ごと吹き飛ばされそうで大変でした。

    ようやく私も今作のオリジナル版をレンタルで鑑賞しました。
    全てが理解出来なかったにせよリメイク版である程度のことは分かっていたので、オリジナル版は分かり難かった所の脳内補完という形での鑑賞になってしまいました。HALUさんが言われるようにオリジナルの方がじっくり型で謎解きもよく理解出来る作りになっていましたね。

    HALUさんの仰るようにハリエット失踪事件に関する四つの事件も後付けのようだったリメイク版に比べると、オリジナルはじっくり順序立てて話が進んで行ったので関連性も良く分かりました。

    後見人を必要とする過去に問題が有ったにしても、女性調査員リスベットは作中の必要不可欠的存在ですよね、ホントカッコ良くて頼もしい女性です。個人的にどちらのリスベットがお気に入りかというと、ん〜、私としてはちょっと甲乙付け難い感じです。

    でも監督さんの作風の違いはあるにせよ、展開の早さが違うのにこの両作があまり上映時間が変わらないというのも何だか不思議な感じがします。

    新作がどんどん公開されていく中、私も出来るだけ映画館で映画を観ようと思っているのですが時間の都合上難しい時が多い、でも今年も頑張って時間の許す限り映画を観ようと思ってます。
    HALUさん、今後も宜しくお願い致しますね。

  • 705さん。この度も、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、有り難うございました。

    2012/4/14 22:15 by HALU

    705さん。こんばんは。
    HALUです。

    先日の爆弾型低気圧の際には、こちら京都市内では、暴風雨に、雷、更には8ミリ大の雹(ヒョウ)まで降ってきて、スゴく怖かったですが、今日は快晴の本当に良い天気ですよ。
    京都市内の桜の各名所も、この暖かさで、満開です。

    705さんも、オリジナル版の方も観られた様ですね。
    705さんがオリジナル版のレビュー投稿の見出し文で示されている様に、<謎解きの面白さ>という表現の言葉が全てを表している様な映画だったかと思いますよね。

    >でも監督さんの作風の違いはあるにせよ、展開の早さが違うのにこの両作があまり上映時間が変わらないというのも何だか不思議な感じがします。

    そうですよね。
    フィンチャー監督のリメイク版の方は、あッ!という間に映画を観終えてしまうのは、やはり、フィンチャー監督ならではの編集力の巧みさだったのでしょうね。

    >新作がどんどん公開されていく中、私も出来るだけ映画館で映画を観ようと思っているのですが時間の都合上難しい時が多い、でも今年も頑張って時間の許す限り映画を観ようと思ってます。
    >HALUさん、今後も宜しくお願い致しますね。

    私の場合も、新作映画については、週1本から2本観れたらば良い方ですが、なんとか今年も頑張って時間とお金の許す限り観て行こうかと思っていますので、705さん。こちらの方こそ、宜しくお願い致します。

    私の観た映画では、最近では、『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』がスゴく良かったですよ。

    この度も、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、有り難うございました。

    それでは失礼致します。

  • Re: オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012/5/28 12:35 by maru○maru

    HALUさんこんにちは。
    ロボットではじめましてのmaru○maruです。

    今回HALUさんのレビューを見させていただきましたが、このドラゴン・タトゥーは鑑賞直後に読ませていただき、
    「なんてわかりやすいんだ!!」
    と大変感謝していたレビューです☆
    私もスウェーデン版を見たのですが、もうすっかり記憶から抜け落ちていてリメイク版と比べられず困っていたんです。
    (特に好きor嫌いな映画以外は、すぐに忘れてしまう傾向にありまして…)
    二人の描写の細かさとか、ミステリー要素の欠落とか、記憶が少し呼び戻されてとても参考になりました!
    自分の感想としては、リメイクのリズベットがとても儚げな美人で見ていて楽しめました。
    でも原作のイメージに近いのはやはりノオミさんの方らしいですね。
    あと、リメイクのラストが切なくてちょっと悲しかったです。
    リズベットが真っ直ぐかつ不器用なだけに、心が痛かったー‥。

  • maru○maruさん。この度は、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、有り難うございました。

    2012/5/29 1:14 by HALU

    maru○maruさん。こんばんは。
    HALUです。

    昨日、映画『MY HOUSE』を観て来ていましたので、その後、疲れて寝ちゃってしまっていましたので、こんなに深夜遅くの返信で誠に申し訳ありません。

    さて、この度は、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、本当に有り難うございました。

    また、maru○maruさんの方でも、私を<お気に入り登録>して下さり、誠に有り難うございました。

    感謝感激でした!!

    この映画は、ついつい本国スウェーデン版と比較しがちですが、このリメイク版については、オープニングシーンも、あの『ロボット』さながら凄かったですし、格好良かった映画でしたよね。

    また、maru○maruさんの仰られる通り、このリメイク版のリスベット役のルーニー・マーラも、儚い女性らしさを打ち出していて、それはそれで良かったと思いましたね。
    元来、美人ですからね。

    ただ、セックスシーンでのむやみなボカシ画像の使用が、チョット気に障った点でしたね。
    日本の映倫も、どういった基準で、ボカシ画像を使用しなくてはイケナイのかチョット疑問でしたよね。

    それに致しましても、私の本作品のレビュー投稿をお褒め下さるのは、大変嬉しいのですが、本当になんだか照れ臭いですね(笑)。

    この度は、私のレビュー投稿の方へもコメントを下さり、誠に有り難うございました。

    それでは失礼致します。

満足度データ

ドラゴン・タトゥーの女
100点
31人(7%) 
90点
70人(16%) 
80点
150人(35%) 
70点
109人(25%) 
60点
41人(9%) 
50点
12人(2%) 
40点
8人(1%) 
30点
0人(0%) 
20点
1人(0%) 
10点
2人(0%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
424人
レビュー者数
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