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三分の理

60点 2010/1/15 1:04 by ハナミズ

「盗人にも三分の理」ということわざがある。
スタン・グレアムが他人の命を“盗む”三分の理はなんだったのか?

『フェイク』や『フォー・ウェディング』で知られる英国映画界のベテラン、マイク・ニューウェル監督の初期作品。
第二次世界大戦中のニュージーランドで起きた実際の殺人鬼事件を元に描いているという。
第二次世界大戦時期のニュージーランドの様子なんてまるで知らないので、それだけで勉強になりました。
日本では庶民に鉄物の供出が義務(?)付けられていたが、かの地では、ライフルの提出が通達されていたようだ。

当たり前ですが、眼前に広がるのはアメリカとも英国とも違う風景。
しかし、アメリカの西部開拓を思わせる様子と英国の影響下を思わせるポンド通貨がバックボーンを感じさせる。
何事もなければ、のどかで過ごしやすそうな土地なのに、一発の銃声が全てを狂わせる。

主人公スタン・グレアムを演じるジャック・トンプソンのイカレタ言動と妻ドロシー役のキャロル・バーンズの病んでいる目つきが印象に残る本作。マイク・ニューウェル監督は人間の持つ狂気性をフィルムに写し取る。
しかしなぜスタンがあそこまでの凶行に及んだのか…、前提部分の描きこみが浅いために、このままでは被害妄想の強い身勝手な変人にしか思えない。

徐々に膨らむ隣人たちへの不満があったにしても十分な説得力は感じられない。
自身のアイデンティティとなる銃器を取り上げられることが屈辱的だったのか。あるいは、大きな疎外感を持ったのか。
しかし善悪を超えた視点で見て、スタンのタフネスさは現代人から見たら魅力の一つかもしれない。

今一歩、踏み込めていたら《名作の称号》を得たかもしれないのに…残念である。

いずれにしても恐怖の戦慄を覚える銃撃戦は、闇を強調したライティングも効果的でグイグイと引き寄せられた。

 

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