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禁断の“味”で本当の“自分”を知った少女
世界中の映画祭を震撼させた衝撃作が日本上陸!

『RAW〜少女のめざめ〜』特集

『RAW〜少女のめざめ〜』
2月2日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
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思春期の少女の成長を
カニバリズムというタブーを通して描く

大学寮での新生活で無理やり“肉”を食べさせられたことによって、肉食の魅力に囚われてしまったベジタリアンの少女。やがてその興味は“人肉”へと移っていき……。思春期の少女の心身の成長というテーマを、人類にとって最大級のタブーであるカニバリズムを通して描き、世界中の映画祭を震撼させた衝撃作。フランスの新進女性監督ジュリア・デュクルノーの鮮烈すぎる才能を見逃すな!

カンヌの観客がスタンディングオベーション!
タブーに果敢に挑み、世界を騒然とさせた衝撃作

世界中の巨匠や鬼才の最新作が集った2016年のカンヌ国際映画祭にて、地元フランスから出品された若き女性監督の長編デビュー作が、居並ぶジャーナリストらを驚嘆させた。人間が人間の肉を食するという禁断の行為、すなわちカニバリズムを扱ったその作品『RAW〜少女のめざめ〜』は、このホラー的なモチーフをかつて観たことのないオリジナリティに満ちた映像感覚によって、鮮烈な青春映画へと昇華させたのだ。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した本作は、その後もトロント、ロンドン、シッチェス・カタロニアといった著名な映画祭を席巻し、欧米各国でスマッシュヒットを記録。さらにはエドガー・ライトやM・ナイト・シャマランが絶賛コメントを発信した“恐ろしくも美しい”衝撃作が、いよいよ日本公開を迎える。

禁断の“味”を知ったヒロインが衝撃的な変貌を遂げる!
“カニバリズム”をテーマに描かれる少女の成長と姉妹の愛

物語は16歳の少女ジュスティーヌが、かつて両親が学び、姉のアレックスも在学中の獣医科大学に入学するところから始まる。ところが先輩たちによる手荒い新入生歓迎の儀式で、ウサギの内臓の肉を食うよう強制されたジュスティーヌは動揺を隠せない。なぜなら彼女は厳格なベジタリアンなのだ。やむなく肉を口にしたジュスティーヌは、全身に発疹ができ、精神的にも不安定になっていく。そして初めての肉食の歓びに目覚めた彼女は徐々に理性を失い、アブノーマルな行動に走るのだった……。

カニバリズムを描いた映画といえば、イーライ・ロス監督の『グリーン・インフェルノ』のような過激なホラーが思い起こされるが、本作は思春期の少女が大人へと成長していく青春ドラマである。多感で危うい年頃のヒロインが人肉食いのタブーに触れ、この世のモラルを踏み外した快楽の虜になっていく。その驚くべき変容のプロセスを繊細に、時に荒々しく映像化したデュクルノー監督は、ジュスティーヌと同じ大学寮で暮らす姉アレックスとの確執、そして絆のドラマも描出。破滅的なストーリー展開の中で愛を確かめ合う姉妹の生態を、女性監督ならではのリアルな視点で見せていく本作は、センセーショナルなまでに生々しい異色のガールズムービーでもあるのだ。

獣医科大学に入学したベジタリアンの16歳
ジュスティーヌ
(ギャランス・マリリエ)

初めて実家を離れ、獣医科大学の寮での生活を始めた16歳の少女。おとなしめの性格の優等生だったが、新入生歓迎の儀式で小さな肉片を口にしたことをきっかけに心身に異変が生じ、カニバリストとして覚醒していく。

大学寮で暮らすジュスティーヌの姉
アレックス
(エラ・ルンプフ)

自分の後を追うように獣医科大学に入学してきた妹ジュスティーヌを、自由奔放な言動で翻弄。ジュスティーヌがベジタリアンだと知りながら、なぜかウサギの肉を食うようけしかけたり、その真意はうかがい知れない。

ジュスティーヌのルームメイト
アドリアン
(ラバ・ナイト・ウフェラ)

大学寮でのジュスティーヌのルームメイト。ゲイであることを自覚しており、ごく普通の友人としてジュスティーヌに接している。学食でハンバーグを万引きしようとした彼女を見て、いち早くその変調に気がつく。

ショッキングでいてスタイリッシュ
フランスの新鋭女性監督が見せる唯一無二の感性

カニバリズム映画はそのモチーフの特殊性ゆえに“怪作”や“珍品”になりかねないが、デュクルノー監督(写真)は新人らしからぬ緻密な映像世界を構築。何者かが並木道に飛び出して車をクラッシュさせる不穏なオープニングシーンをはじめ、スタイリッシュなカメラワークや編集によってサスペンスを創出し、ヒロインの孤独感や狂気を表現していく。また白衣姿のジュスティーヌらが先輩学生から浴びせられる血のシャワーの“赤”、寮のパーティー・シーンにおけるペンキの“黄”や“青”といった色彩が強烈なアクセントになっており、随所に流れる耽美的な音楽もアーティスティックなビジュアルと見事に調和している。そしてジュスティーヌ&アレックス姉妹の触れ合いを描くエピソードでは、呆気にとられるほど大胆なユーモアも炸裂し、デュクルノー監督の大物ぶりがうかがえる。

イノセントな少女から、内なる欲望に目覚める女性へ
ヒロイン役、ギャランス・マリリエの熱演が素晴らしい!

1998年パリ生まれのギャランス・マリリエは、以前にデュクルノー監督が手がけた短編とTVムービーの出演歴がある若手女優。長編映画の初主演を務めた本作では、ベジタリアンである無垢な少女ジュスティーヌが“肉”を食べたことによって未知の欲望に目覚め、血まみれの惨劇になだれ込んでいくというショッキングな役どころを熱演。肉食の誘惑と理性の狭間で悶え苦しむヒロインの異常心理を表現するとともに、セクシュアルなシーンも体当たりで演じきったその姿から目が離せない。対照的なルックスのボーイッシュな姉、アレックスに扮したエラ・ルンプフとの共演シーンにも予測不能のサプライズが満載されている。

(C)2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED.
Text:高橋諭治

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