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36歳の若さで早世した激情の女性作家、ネリーの半生とは?

『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』 特集

『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』
10月21日(土)よりYEBIS GARDEN CINEMAほか公開
作品情報 | 公式サイト

仏文学界のマリリン・モンローと
呼ばれた女性作家
性と生に翻弄されたその実像に迫る!

21世紀のフランス文壇に衝撃を与えながらも、36歳の若さで自ら命を断ったベストセラー作家ネリー・アルカン。金髪と豊満なバストから“仏文学界のマリリン・モンロー”と呼ばれた彼女の、過激な表現の裏側に潜んでいた孤独な内面をクローズアップした伝記ドラマが登場する。また、本映画の公開に合わせて、ネリーのデビュー作の刊行、ネリーを題材にした松雪泰子らが出演する舞台作品の上演も行われる。濃密すぎる人生を様々な角度から探求しよう!

フランス文壇に彗星の如く現れ、
36歳の若さで去っていった女性作家、ネリー・アルカンとは

1973年にカナダ、ケベック州に生まれたネリー・アルカン。2001年に、学費を稼ぐために高級エスコートガールとして働いていた自身の経験を基にした小説『Putain』でデビューを果たし、一躍人気作家の仲間入りを果たした女性だ。フランスの名門出版社に原稿を送ったところ2週間で出版が決まり、メディシス賞とフェミナ賞という権威ある賞にノミネートされた実績を持つ。以降、ブロンドと華奢な体と豊満なバストが印象的なルックスも注目を集め、『Folle(狂った女性)』『A ciel ouvert (野外)』の2冊が刊行されたが、2009年に自宅アパートにて自殺。その数日後に自殺を題材にした『Paradis, clef en main(天国、鍵を掴んで)』が刊行された。死後も未発表作品が出版され、36歳の若さでこの世を去ったネリー・アルカンは、カナダ、フランスで根強い人気を誇る女性作家であり続けている。

虚と実、現在と過去をさまよいながら
描写されるネリーの生き様

主人公は高級エスコートガールだった自身の過去がモデルの小説でデビューを果たした若き作家、ネリー。この映画ではネリーが直面する現実を描き出すパートと小説の中の世界を描き出すパートがゆるやかに溶け合い、物語は虚と実、現実と過去の間をさまよいながら進んでいく。性に目覚めた思春期のエピソードを織り込みながら、まるで身を削るように小説を綴り、言葉に殺されていくネリーの生き方をエロティックに描写。ひとりの女優(マイリーン・マッケイ)が、ヒロインのネリー、社交界のセクシーなアイコンとしてのマリリン、小説の中に生きる高級エスコートガールのシンシア、ドラッグ依存症のアミに扮して、“ネリー・アルカンとペルソナの世界”を演じきっている。

官能的な描写の狭間から浮かびあがるネリーの姿
女性監督ならではの視点とは?

監督を務めたのは、『ある夜のセックスのこと モントリオール、27時』のアンヌ・エモン。ネリーの小説に魅了されて暗記してしまうほど読み込んだという彼女が、友人やボーイフレンド、編集者などに話を聞き、脚本も手がけた。「私はネリーを被害者にはしたくなかった。彼女は自分の殺人者になれるほどの強さを持っている女性です。この映画はフェミニズムを意識していると言われるかもしれませんが、私はこういう描き方をしたことに誇りを持っています」と語るように、過激な生き方をするネリーの孤独に寄り添い、官能的な描写の狭間から愛を求めながら短い生涯を駆け抜けたひとりの女の姿が浮かび上がる作品を完成させた。

Discover Nelly Arcan
3カ月連続、本・映画・舞台企画でネリーの生き様を探る!

『ピュタン』
パルコ出版 700円+税

9月 BOOK
衝撃のデビュー作『ピュタン』刊行!

映画の公開に合わせて、3カ月にわたって多角的にネリー・アルカンの魅力に迫る“ディスカバリー・ネリー・アルカン”の企画がスタートする。まずは才気ほとばしる文体で高級娼婦の告白を綴り、一躍脚光を浴びた小説『ピュタン』がパルコ出版より刊行。2006年にソニーブックスから『キスだけはやめて』として発売されていたデビュー作が、翻訳者、松本百合子氏による改訂版としてリリースされる。

10月 MOVIE
『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』公開!

自身の経験を基にした小説で作家デビューした、ネリー・アルカン。小説のヒロインである高級エスコートガール、シンシアがネリー本人なのかどうかに注目が集まるなか、彼女は世間が求める社交界のセクシーなアイコン、マリリンとしての顔を持つようになる。他者とのコミュニケーションが苦手で、常に評価におびえているネリーは自らが生み出した小説の中の“分身”たちにも追い詰められ、やがて自分を見失っていくが……。トロント映画祭が選ぶ、16年のカナダ映画トップ10の1本にも入っている。

『この熱き私の激情〜それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』
11月4日(土)より銀河劇場ほか全国で公演
http://www.parco-play.com/web/program/gekijo2017/
http://w.pia.jp/t/gekijo17/

11月 STAGE
『この熱き私の劇場
〜それは誰も触れることがでできないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』上演!

東京・天王洲の銀河劇場を皮切りに、彼女が書き残した小説『Putain』『Folle』などの言葉をコラージュして作り上げる舞台『この熱き私の激情〜それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは失われた七つの歌』を上演。不器用な生き方しかできないひとりの女性の中にうごめく感情を、松雪泰子をはじめとする6人の女優とひとりのダンサーが表現する。翻案、演出はモントリオールでの上演が高い評価を得たマリー・ブラッサール。

Text:細谷美香
(C)FILM NELLY INC.2016

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