ただいまの掲載件数は タイトル60603件 口コミ 1161984件 劇場 588件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > “ndjc”が今年も監督を大募集!

“ndjc”が今年も監督を大募集!

未来の映画監督たちよ、ここに集え!

『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2018』監督募集締切り6/22(金)
『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト』公式サイト |
NPO法人 映像産業振興機構(VIPO)公式サイト |
募集詳細はこちら | 公式ツイッター

35mm映画製作に挑戦できる! 貴重なチャンスを見逃すな!

VIPO(映像産業振興機構)による文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」。難しそうな言葉が並んだが、簡単に言うと“国を挙げて映画監督を育てます!”という、監督を目指す者には非常にありがたいプロジェクトだ。その内容は、プロのスタッフ指導の下行われるワークショップや、オリジナル脚本&35mmフィルムでの映画製作をとおして、新たな才能を発掘&育成し、日本映画の活性化を目指すというもの。2006年度のスタートから12年間で62名の映画監督を育成し、そのうちなんと21名もの監督が長編商業デビューを果たしている。そんな映画業界も注目する“国家的”プロジェクトをご紹介します!

“ndjc”ってなに? ndjc出身監督に
インタビュー!

『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト』

★監督応募締切り:6/22(金)
※推薦団体を通してご応募ください。

★募集に関する説明会
【東京】@VIPO会議室
5/23(水)18:30〜/5/30(水)10:30〜/6/6(水)18:30〜
【京都】@京都文化博物館 フィルムシアター
5/19(土)13:00〜
※ndjc4作品(各30分)の上映後、募集に関する説明会を実施。

ndjc出身!
今注目の中野量太&中江和仁監督にインタビュー!

優れた若手映画作家の発掘と育成を行い、本格的な「映像制作技術」と「作家性」を磨くためのワークショップや製作実地研修(短編映画の制作)の実施、さらに作品発表の場を提供することで、若手映画作家を支援する「ndjc」。その“卒業生”であり、現在、次代を担う映画監督として脚光を浴びる中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)、中江和仁監督(『嘘を愛する女』)の対談が実現した。「ndjc」での貴重な経験が、ふたりの“今”に与えた影響とは? 明日の映画監督を目指し、応募を検討している若手クリエーターへの熱いエールも送ってくれた。

――撮影現場での実習に加えて、シナリオ開発が必須になっている点は、「ndjc」の特徴ですね。

中野 ずっと自主映画の世界で、「自分で書いて、自分で撮って」完結していただけに、初めて、プロの目線でシナリオがジャッジされるのは、正直すごく戸惑いましたね。何か言われれば、腹立たしくもなるし(笑)、でも一方で「これがプロなんだな」とすごく刺激を受ける部分もあった。自分にも譲れない部分はあるし、最終的には自分次第。外部の声をどう受け止め、消化するかを学ぶ機会だと思えば、納得もできるし……。それは現場でも同じことですが。

中江 僕の場合は、シナリオ開発の段階で、その後お付き合いが続くことになるオフィスシロウズの久保田さん(久保田傑プロデューサー)と出会えたことが大きいですね。ご本人も、脚本や監督のご経験があるし、僕との相性も良かった(笑)。ずっとCMの世界にいた身なので、映画の世界で腹を割って相談できる人は、久保田さんが初めて。実際、僕が10年くらいかけて、アイデアを温めていたことを聞きつけてくれて、(そのアイデアを映画化した)『嘘を愛する女』では、ラインプロデューサーを務めていただきました。

――映画撮影の最高峰ともいえる35ミリフィルムによる撮影はいかがでしたか?

中野 35ミリで撮影するのは初めてで。僕が撮った『琥珀色のキラキラ』(2008年度製作)には女の子が泣くシーンがあるんですけど、いざ本番になると、その子がなかなか泣けなかった。後ろではフィルムがカラカラ回っているし、焦りもあったので、思いどおりの画が撮れないまま、OKを出したんです。

――正直、モヤモヤしてしませんでしたか?

中野 もちろん。それにそんな僕の気持ちを、周りのスタッフさんが感じ取ってくれて「いくらでも回していいんだよ」って。良いものをちゃんと撮る。それがプロの仕事ですからね。最初は“洗礼”も受けますけど、監督という立場である以上は、なめられちゃいけない。そのためには自分のやりたいことを信じて、それを現場にしっかり伝えることが必要なんです。そうすれば、皆さんが持ち前のポテンシャルを発揮してくださるので。

――中江監督は2011年度に『パーマネント ランド』を製作。すでにCMの世界で、35ミリフィルムでの撮影はご経験が豊富だと思いますが。

中江 そうですね。慣れ親しんでいるという意味では、ストレスはなかったんですが、やっぱりフィルムが途中でなくなりかけました。ロケ地は岐阜だったんで、いざ「足りない!」ってなって、スタッフがひとり東京に(フィルムを)取りに行ってくれました。あれは申し訳なかったなと。ロケなので、日没までの時間との戦いもあるんですよ。助監督さんは進行を管理する立場から、多少天気が悪くても撮ろうとするんだけど、こちらはこちらで撮りたいものがあるので、そこには“対立”も生まれるわけです。お互いにプロフェッショナルだからこそですけどね。

――撮影中、印象に残っているエピソードはありますか?

中江 撮影部が「えっ、岐阜って50ヘルツ? 60ヘルツ?」って大騒ぎになっていて(笑)。ちょっとしたパニックでしたね。

――今年も「ndjc」の監督募集が始まりますが、若き映画作家にぜひエールをお願いします。

中江 このプロジェクトは、自分の好きなことができる場だと思います。興行的な目標が課せられているわけではありませんし、好きなものを惜しみなく考えて、どうすればより良いものになるかを考えてもらえればいい。アイデアが豊富なのはいいんですけど、結局は「本当に何がしたいか?」が重要だし、それを見つけるプロジェクトでもあるので。それには「自分を掘り下げる」「自分をさらけ出す」というつらい作業も待っていますが、映画にはそれだけの価値があると思います。

中野 その上で、やっぱり「伝えること」の大切さを意識してほしいですね。それは、観客はもちろん、現場のスタッフさんに対しても。その覚悟が試される場こそが、「ndjc」だと思いますし、実際にプロの経験を積むチャンスとしては、1番面白いんじゃないかな。自分にとっては「プロとは何か」を教えてもらった場所。実際、ここでの経験は『湯を沸かすほどの熱い愛』でも確実に活きています。そういう意味では、「ndjc」はとても“芯”があるプロジェクトだと思いますね。泥臭いという言い方もできるけど(笑)。


取材・文・撮影:内田涼


中野量太監督

1973年、京都府出身。日本映画学校(現:日本映画大学)で学ぶ。自主映画『チチを撮りに』(12)が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で日本人初の監督賞を受賞した他、国内外で14の賞に輝く。『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)は国内外の映画祭に出品され、日本アカデミー賞では最優秀主演女優賞(宮沢りえ)、最優秀助演女優賞(杉咲花)など6部門を受賞。独自の視点と感性で“家族”を描き続けている。


『湯を沸かすほどの熱い愛』

発売中
Blu-ray豪華版 6800円+税/
通常版 4800円+税
DVD豪華版 5800円+税/
通常版 3800円+税
【特典】コメンタリー(監督・中野量太、杉咲花)、予告篇集(本予告、ティザー、TVスポット)他

発売元:クロックワークス



中江和仁監督

1981年、滋賀県出身。武蔵野美術大学卒業後、(株)サン・アドでCMディレクターに。独立後、CMを手がける傍ら映画製作にも着手。2005年、『single』でPFF観客賞に輝く。2011年、『蒼い手』でサンフランシスコ短編映画祭グランプリ、モナコ映画祭ベストオリジナルショートストーリー賞・助演男優賞を受賞。TSUTAYA CREATORS’PROGRAM 2015でグランプリを勝ち取った企画で商業デビュー作『嘘を愛する女』を製作。


『嘘を愛する女』

7月18日(水)発売
Blu-ray豪華版  5800円+税
DVD通常版 3800円+税
【特典】プロモーション映像集(特報/予告/TV スポット)、プロダクションノート(静止画)他

発売元:東宝

(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会
(C)2017PFF パートナーズ(ぴあ ホリプロ 日活)

ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる冬号が12/1発売!
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 4DX体験レポート
あの映画の“核心”に迫る!話題作のキャスト・スタッフに直撃!【インタビュー記事まとめ】
新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ!
『インクレディブル・ファミリー』特集
ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる秋号が10/1発売!

クチコミ満足度ランキング

初日満足度 観客動員数 DVDレンタル

満足度 投稿数 観たい ファン

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』まとめ
音を立てたら即死!? 全米大ヒットホラー『クワイエット・プレイス』をはじめ、あの“くまのプーさん”を実写化した『プーと大人になった僕』、豪華キャスト集結の『食べる女』など新作続々更新中! 映画論評・批評の新コーナー“critic”