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伝説のカルトムービーが30年ぶりに復活!

『星くず兄弟の新たな伝説』のココがロック!

『星くず兄弟の新たな伝説』
1月20日(土)テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
『星くず兄弟の新たな伝説』作品情報 |
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荒唐無稽な世界観に圧倒される新感覚
ロックムービー

1985年に一世を風靡した伝説のカルトムービー『星くず兄弟の伝説』が、前作と同じ手塚眞監督の手で30年の時を超えてパワーアップして帰ってきた! 本作は、リ・エイジングスタジオで初老のオヤジから若返った人気ロックユニット“スターダスト・ブラザーズ”のカン(三浦涼介)とシンゴ(武田航平)が、月や西部で大冒険を繰り広げる新感覚ロックムービー。その何でもありのぶっ飛んだ展開と奇抜なキャラクターたち、突然始まるミュージカルシーン、ロックの自由な精神を視覚化した荒唐無稽な世界観に圧倒されること間違いなし!

手塚眞監督が語る!
伝説のカルトムービー復活の裏側とは?

『星くず兄弟の伝説』の続編がなぜ30年の時を超えて作られたのか? 自由過ぎる物語はどこから生まれたのか? そこに込めた思いから多彩なキャストの撮影裏話まで、手塚眞監督を直撃して聞いちゃいました。

――『星くず兄弟の伝説』の続編をなぜ30年ぶりに作ろうと思ったのですか?

当時のキャストと偶然出会うことが多くて、彼らとの会話の中で「またやろうよ」という話が出てきたんです。その、みんなが「またやりたい」と言ってくれたことが大きかったですね。実は前作は僕も初めての商業映画だったからトラウマに近いぐらいの反省点があって、あまり良い思い出じゃなかったんです。でも、みんなが“自分の青春の宝物”みたいに思ってくれていた。しかも、全員が30年経った今も現役で活動しているのがうれしくて、それで「やる」って言っちゃったんです(笑)。

――今回も荒唐無稽な内容ですね。

前作のときに、原案の近田春夫さんが冗談で「俺、続編のタイトルも考えたよ」って言っていて、その2作目と3作目のタイトルが『星くず兄弟、月へ行く』と『星くず牧場の決闘』だったんですよ。そのことを思い出して、そのタイトルから何ができるかな?って逆転の発想で考えたストーリーです。普通は予算も限られているし、“月へゆく”なんて大仰なことは考えないですよね。でも、8ミリフィルムで映画を撮っていた頃だったらどうしただろう?と考えたり、ジャン=リュック・ゴダール監督が『アルファヴィル』(65)の近未来都市をパリで撮ったことを思い出して、同様の手法で撮ることにしたんです。

――映画の中の世界と、それを撮っている現実の世界が交錯するのも面白いですね。

30年前の気分で撮らなきゃいけないと思っていたし、どうしたら自分を30年若返らせることができるのか?ということを考えていて、そこから発想しました。プロになって長いから、どうしてもプロの発想になってしまう。でも今回はそれを否定して、どうしたらプロのやり方を知らないよ、という作り方ができるのか?をあえて考えてみたんです。それが1番難しかった。わざとそんなことをする人もいませんからね。ただ僕は、好き勝手に映画を撮っていた学生の頃に何を大切にしていたのかをなるべく思い出すようにして。撮影や編集といったひとつひとつの作業が新鮮だったあの頃は、ワクワクした気持ちが映画に出ていた。今回は、あのワクワクしながら撮っている感じが滲み出るように作らなきゃダメだなと思っていたんです。

――舞台が西部に移ったところで主人公のカンとシンゴが女性になって、そこに浅野忠信さんがノリノリでからむのも最高です(笑)。

浅野さんは大喜びであの役をやってくれたんですよね。脚本を送ったら、すぐに出演OKの連絡が来て。彼もバンドをやっているからギターぐらい弾いてくれると良いなとは思っていたんですけど、衣装のデザインも彼の方から指定してきて。ラブシーンも浅野さんのために作ったら、すごくノッて普段やらないような芝居で彼女たちの芝居に合わせてくれた。しかも、途中からどんどんナンパになっていくし、逆に浅野さんがカッコいいから、拒まなきゃいけないシンコ(田野アサミ)が受け入れるような芝居をし始めちゃって(笑)。浅野さんとは『白痴』(99)以来だったけど、お互いに大人になって、こういうふざけたことを一緒に真剣にやれたのは楽しかったですね。

――内田裕也さんの出演にも驚きました。

裕也さんには絶対に出てもらいたかったんです。だから忙しい時期というのは分かっていたんですけど、「ロックの神様の役なんですけど……」というお話をさせていただいて。そしたら、「ロックの神様の役ならやらないわけにはいかない。他の奴にはやらせられない」と言って、意地で出てくれたんです(笑)。『コミック雑誌なんかいらない』を歌う裕也さんのシーンは貴重だと思いますね。それに裕也さんが出演してくれたおかげで、裕也さん、井上順さん、夏木マリさんというロックを歌う3世代の方が結果的に一堂に会す形になって、ロック映画を記録するような体裁にもなったと思います。

――カメオ出演の黒沢清監督や浦沢直樹さんまで、細かい芝居をしていたのは笑いました。

前作でもモンキー・パンチさんを始めとした錚々たる方々にカメオ出演してもらったんですけど、何もしてもらわなかったんです。それも自分の反省点のひとつで。だから、今回はゲストの人にも必ず何かやってらおう、せっかく出てもらうのに何もやってもらわないのはもったいないと思っていました。

――30年ぶりに続編を撮った手応えは?

前作は厳しいスケジュールの中でただノルマをこなす感じだったから、作り終わった瞬間からつらくて、しばらく観たくなかったんです。でも今回は、完成した瞬間にまず自分でも観たいと思ったし、実際に観たときに楽しかったんです。そこが1番違いますね。それで、気づいたんです。思い返してみるとアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エル・トポ』(70)も決して上手い映画ではないけれど、イメージがスゴかったですよね。カルトムービーってそういうもので良いと思うんです。上手く作ること、観た人を感動させる意識もあればいいのかもしれないけれど、それらがなくてもイメージが鮮烈ならいいんじゃないかなって。

取材・文:イソガイマサト
撮影:源賀津己

『星くず兄弟の新たな伝説』関連情報

★1月10日(水)
『星くず兄弟の伝説』と『星くず兄弟の新たな伝説』のカップリングオリジナル・サウンドトラック発売 詳細はこちら

★1月13日(土)〜1月19日(金)
『星くず兄弟の伝説』期間限定リバイバル・レイトショー@テアトル新宿(1/16(火)は休映)詳細はこちら

★1月16日(火)
完成披露プレミア上映会@テアトル新宿 詳細はこちら

★1月22日(月)
映画公開&サントラ発売記念「星くず兄弟LIVE!」@渋谷WWW 
Pコード347-234会場の詳細はこちら

Text:イソガイマサト
(C)2016 星くず兄弟プロジェクト
(C)キネマ旬報DD

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