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若手クリエイターたちが最新音響システムを体感!

ドルビーアトモス体験レポート

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『WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ』1月6日(金)発売
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PFF入選監督がドルビーアトモスを体験!

スピーカーの数を従来よりも増やし、天井にも設置することで、立体的な音の表現が可能となったドルビーアトモス。観客にとって映画の楽しみ方が増えただけでなく、作り手から見ても表現の幅が広がったといえるこの最新音響システムについて、映画・映像制作に携わるPFF(ぴあフィルムフェスティバル)入選監督たちが、実際にドルビーアトモスを体験!今回は、一般公開されていないオンキヨーのプライベートシアター“マリンシアター”で映画『WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ』のドルビーアトモス体験視聴会を実施し、若いクリエイターたちが考える映画制作における“音”について語ってもらった。

ドルビーアトモスってどんな音響システム?

その特徴はスピーカーの数が従来の5.1chよりも多く、天井にスピーカーがあることと、個別の音が独立して記録されているため、必要がある場合は音を物体のように動かすことが出来るという点だ。

実際にその環境で聞いてみないと、ピンと来ないかもしれないが、例えばヘリコプターが自分の頭上を迂回している音を表現しようとする時、音はXYZの座標情報と移動情報をメタデータとして記録しているため、空間の中のどのあたりから音を出したいかということを細かく指示することが出来る。これによって観客は本当に頭上にヘリコプターが飛んでいるかのような“音に包み込まれる”感覚を体感できるというわけだ。

ちなみにこのXYZは絶対値ではなく、100分率で記録されるので、空間の縦・横・高さが変わっても同じように動き、同じような位置に音を定位させることができる。

『ウィ・アー・ユア・フレンズ』ドルビーアトモス視聴体験会を実施!
若手クリエイターたちが考える、“音”の表現について

今回参加したPFF入選監督たち。左から井坂優介監督、杉本大地監督、井樫彩監督、山本英監督

実際に体験したからこそ感じた、“音”に対する意識の違い

今回参加した4名のPFF入選監督たちは、デモ映像によるレクチャーを受けた後、映画『WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ』を視聴。ドルビーアトモスの環境を初めて体感した4人は、「家にも欲しい!」「制作の幅が広がりそう!」とコメント。視聴者と制作者の両視点から満喫したようだった。その一方で井坂監督は、「体感する前は、期待をしていなかった」ことを明かした。

監督プロフィールはこちら

井坂:最近、映像もどんどんと進化をしていますが、「“リアリティや体験型が求められる”技術進化の流れの中で、逆に昔の方が良かった」というような反動が生まれることはあると思います。音もきっときそうんだろうなと思っていたんです。でも、体感してみたら、考え方がガラっと変わりました。すごく演出的に利用しているんですよね。映画の中盤に出てくる女性がファスナーを上げ下げするシーンも、ただ単に主人公の欲情が表現されているのかと思ったら、物語上素晴らしい展開になりましたよね。「俺があんなに印象に残っていたあの音は、主人公にとっても、人生を音楽に取り入れた瞬間だったんだ!」って、この環境だったから、より一層気付かされたと思います。計算された音作りに、これはやられたな、と思いました。

井樫:私は普段から映画の効果音を意識的に聞くようにして観ているので、音の楽しさに気付くこともあります。この環境を体感して、井坂さんが言われたように、チャックの音だったり、走っているときの日常に潜む音だったり、本来だったら気がつかないような音に面白さを感じました。今後は作品にももっと意識的に取り入れたいなと思いました。

杉本:今まで、音作りをあまり意識せずに撮っていたのですが、ここまで音を操作できるとなると、システムを構想の段階から知っていて作るのと、そうでないのでは大きく変わってきますね。面白いと思いました。

山本:視聴前の解説で、「音が動く」という話を聞いていたので、意識して聞いてみようと思って映画を観ました。映画の冒頭、主人公が打ち込みをしている後ろをスキンヘッドの兄ちゃんが動いているな、と思って音を聞いていたんです。そのときは正直、これがずっと続くと結構しんどいな、って思ったのですが、作品が進んでいくにつれて慣れていきました。家で観るよりはるかに気持ちがよくて、欲しいな、と思いました。

表現の幅が広がるからこそ、監督の腕が試される

邦画では、押井守監督『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』、岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』、白石晃士監督『貞子VS伽椰子』の3作品が既にアトモスの環境下で制作されている。使ってみたいと話す一方で、「この環境が凄すぎて使いこなせるかな、という不安もあります」と話す杉本監督に他の3人の監督たちもみな同調。その様子をみたオンキヨー&パイオニアの上田賢司氏は使用方法についてこう説明をする。

上田:ジョイスティックを操作して作っているんです。楽しいですよ。僕は映像制作をしたことも、スタジオへ行ったこともなかったんですけど、作品を作っているような錯覚をしてしまうほどでした。XYZ軸で言うと高さの設定は、Z軸ですが、「30だと低いので、50まで上げてもらえますか?」というと、音が上がるんです。もうちょっとって言うと、上がって。100分率で指示できるので、自分が思った通りに音がしっかりと動いてくれます。チャンネルごとの細かい音のずれを、僕のような素人でも、「こういう風にして欲しい」とお願いをすると、パッとできるんです。

杉本:そう聞くと、意外と身近なのかなと感じますね。ひとつ技術がプラスされたという考え方ですが、映像と音響と、音響ではないもう一つの音響のようなものと、大きな枠ができたのかな、と思います。可能性がかなり広がっていきますね。

井樫:私も、今回の体験で、自分自身の知識が増えたことによって、撮影するときの音に関する演出の幅が広がったように感じます。

井坂:頭の中で制作のイメージができてきました。技術者の方に依頼しなければ最終的にはできないと思いますが、演出的にポイントの音を出したいときに出せば、部分的に使えるわけですよね。ワンシーンでもワンカットでも、ここだけは際立たせたい!という音を別撮りしておいて、そこだけ特殊な流れ方をするということもできるので、取り入れやすいと思いました。

上田:ただ、みなさんよく勘違いをされるのですが、オーディオ機器は音をよくしてくれる、表現を豊かにしてくれていると思っている方が多いんです。監督さんたちが作った音よりも良くなることは、絶対にないですからね。スピーカーは再生をするだけの機械なので、幅が広がるからこそ、監督の腕が試されます。僕らがやっている仕事は、ちゃんと製作者の意図通り、観客に観てもらうことです。なので、みなさんには、安心してこだわって作っていただければと思います。逆に手を抜いたらすぐにわかります。

杉本:音響にもセンスがでてしまいますね。

上田:はい。7.1chや、5.1chサラウンド(5つのスピーカー+低域を専門に扱うサブウーファー)でなくても、モノラル(1つのスピーカー)でも、ステレオ(2つのスピーカー)でも伝わります。ですので、僕らは、小さいものでもいいので普及させることで、みなさんと一般のお客様とのつながりを強めていければと思います。

山本:新作もそうですが、幼い頃に観ていた『プレデター』や『ロボコップ』とか、『ダイ・ハード』のような作品が、この設備用にリバイバルされたら、また観てみたい!って思いました。昔の映画を復活させるような感じがして、改めて、いい設備ですね。

取材・文・写真:小杉由布子

世界で大ブーム“EDM”の魅力に迫る

世界のミュージックシーンで一大ムーブメントを起こしている“EDM(エレクトロニックダンスミュージック)“に着想を得て作られた青春ドラマ。世界的なDJになることを夢見る音楽青年とその仲間たちが、現実という壁に跳ね返されながらも、目標に向かって挑む姿が描かれる。『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンが主人公を熱演。

作品情報

『WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ』 1月6日(金)発売

■Blu-ray 4,800+税
■DVD 3,900+税
【映像特典】
・インタビュー映像集(ザック・エフロン、エミリー・ラタコウスキーほか)
・プロモーション映像集(ニッキー・ロメロ、ディロン・フランシス、ピラミッドほか出演)
・予告集
発売 / 販売元:ハピネット

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【協力】

オンキヨーのプライベートシアター
“マリンシアター”

今回視聴体験会が行われたのは、一般公開されていないオンキヨーのプライベートシアター“マリンシアター”。150インチのスクリーンに4Kプロジェクター、7.2.4チャンネルのスピーカーと、民生機では一番ハイグレードなものを使用。

(C)2015 STUDIOCANAL S.A. All Rights Reserved.

最終更新:2017/1/6
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