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最後の忠臣蔵 特別版【解説ブックレット付き】 (初回限定生産) [DVD]

『最後の忠臣蔵 特別版【解説ブックレット付き】 (初回限定生産) [DVD]』を価格比較。★★★☆(73点)『最後の忠臣蔵』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

最後の忠臣蔵 特別版【解説ブックレット付き】 (初回限定生産) [DVD]
73点
監督 杉田成道
出演 役所広司,佐藤浩市,桜庭ななみ,山本耕史,風吹ジュン
発売日 2011年6月15日
定価 4,093円(税込)

 

価格比較

最後の忠臣蔵 特別版【解説ブックレット付き】 (初回限定生産) [DVD] 4,093円 (税込)
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商品詳細情報

販売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2011年6月15日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD


ぴあ映画生活ユーザーによる「最後の忠臣蔵」のレビュー

  • 90点 残り香

    2010-12-23  by 出木杉のびた

    この映画の見せ場は剣劇ではない。お馴染みの討ち入りのシーンも本当に短くて紹介程度。孫佐衛門(役所広司)と吉右衛門(佐藤浩市)が剣を交えるのもクライマックスではない。これは武士として死ぬことを許されなかった男の真実の忠義心、そして純粋な恋心を描いた人間ドラマだ。

    冒頭から人形浄瑠璃『曽根崎心中』が映し出される。その後も何度もそのイメージショットが登場し、劇中でも実際に上演されている。脚本の田中陽造は、この切ない心中物語を挿入することにより、何を伝えたかったのだろうか。

    密かに可音(桜庭ななみ)という娘を赤ちゃんから16年育ててきた男・孫左衛門。ほとんど親子のような間柄にも関わらず、そこはかとなく漂う禁断の香り。孫左衛門が可音の足を丁寧に洗うシーンの、何とも知れぬ官能的な雰囲気にぞくぞくしてしまう。可音が孫左を男として意識しているのは、その物言いや態度からよく分かる。しかし、孫左自身はそれに気が付いていない。いや、気付かぬ振りをしているのか。自分の心を誤魔化して認めようとしないのか。孫左と共にここまで可音の面倒を看てきたゆう(安田成美)は全てをお見通しで、指摘された孫左の慌てようからは本当に思ってもみなかったことのように感じられる。しかし、可音の仕立ててくれた着物に付いた残り香をいとおしむ孫左の様子からも、その可能性は否定出来まい。

    立場上、可音に想いを寄せるなどあってはならないことなのだ。忠義心の名のもとに自分自身の心をも、騙し続けてきたのかも知れない。だとすると曽根崎心中のイメージは、やはり孫左の心象風景ということになろう。それは同時に可音の気持ちでもある。

    人形浄瑠璃が幕を下ろした後、じっと正面を見つめ続ける可音。その佇まいの何と美しいこと。桜庭ななみがこれほどまでの器量良しだったとは、この映画の彼女を見るまで、ついぞ気付かなかった自分が不覚であった。そのセリフの言い回しにはまだまだ若干硬さが感じられるが、それでも武家の娘として育てられた威厳のようなものは、見事に身に付いていて見事であった。そのセリフの硬さがかえって、恋の表現の仕方を知らない無垢な少女の不器用な告白に真実味を与えている。

    そしてクライマックスはこの可音を乗せた駕籠の道中にあった。見守る人のほとんどいない夕暮れの風景とその淋しげな駕籠。その後の光景に報われた。16年間孫左はこの時の為に耐え忍んで生き続けてきたのだ。やはり努力が報われるのを目にするのは、心が洗われるような気持ち良さがある。

    役所広司と佐藤浩市の演技が相変わらず素晴らしく安定していて、安心して観ていられる。今回のレビューは、孫左と可音を中心に書かせてもらったが、孫左と吉右衛門の友情物語としてもとても素晴らしい場面が用意されている。

    お互い秘密の使命を遂行する為、裏切り者と謗られながらも耐え忍んで生き続けてきた。武士として死なせてもらえなかった苦しみは、同じ立場の人間同士しか分かり得ない。剣を戦わせた後、橋の上から語られた魂の告白は、下にいた人間にも観客にも痛いほど伝わってきたことだろう。

    安田成美ほか脇のキャラを演じた役者たちも、それぞれ素晴らしい仕事を見せてくれた。『沈まぬ太陽』や山田洋次作品でも、美しい映像を映し出してくれた長沼六男のカメラも、見事なベテランの腕を堪能させてくれる。

  • 80点 武士道礼賛の向こうに見えるものもあったかな。

    2010-12-18  by クリス・トフォルー

    NHKのドラマ化作品とは違って、吉右衛門の紹介が終わるとすぐに、ストーリーの焦点が孫左衛門と可音の暮らしぶりと心の交流に当てられていたので、この映画はこのふたりの運命をこそ描きたいのだとわかった。あれもこれもと欲をかかないところは、ベテラン監督らしい心持ちで、観る方も安心できる。

    主従であり、擬似父子であり、師弟でもある孫左衛門と可音は、互いへの思慕を胸の奥深くにたたんで、二人がひとつの運命共同体として、武士道の鑑「忠臣蔵」の物語の、まさしく最後の幕を引くのだ。

    ただしかし、この映画を「武士道礼賛の物語」と観るか、はたまた「武士道残酷物語」と解くか、実は微妙なバランスに立っていると私には思えた。

    思い切って裃を取り払って、ただの「男の純愛物語」と見た方が潔い気もするのだが、可音の可憐さにヤラレテしまっているだろうか。

    ともかくも、近年の「侍ムービー」の中では、一番の拾い物と言える作品ではないかと思います。

  • 80点 忠義と曾根崎心中(11.1/5)

    2011-01-16  by HALU

    滋賀県大津市のシネコンにて、本年に入って2本目の劇場鑑賞をした作品。

    池宮彰一郎さんの原作小説は全くの未読。
    率直な感想と致しましては、<忠臣蔵>という冠でありながらも、先ず、チャンチャンバラバラな派手な時代劇の殺陣シーンは、非常に少ない映画でした。
    要は、<その後の忠臣蔵>と言いますか、縦軸には、<生きそこない>という名の<忠義のカタチ>を、一方では、実在した人物たる、寺坂吉右衛門(佐藤浩市さん)が、生き証人という密命を帯び、諸国を奔走した史実に加えまして、
    また、更に、そして、もう一方では、主君たる大石内蔵助(片岡仁左衛門さん)が、京都・山科の郷村に隠遁した折りの、お可留との忘れ形見・可音(桜庭ななみさん)を輿入れするまでお守りするという密約を得ていた、瀬尾孫左右衛門(役所広司さん)の生き様という、池宮彰一郎さん独自の原作小説による、フィクションを織り交ぜた作品でした。
    また、横軸として、その孫左右衛門と可音との関係が、人形浄瑠璃の<曾根崎心中>を頻繁に挿入する描写からすると、あたかも<主従関係・擬似親子関係>を通り過ぎた域に達する、<男と女の艶っぽい関係>をも彷彿させる演出でしたので、単なる<花嫁の父親像>を超越した、より一層の感動を呼ぶ映画でした。

    当初、ワーナーブラザース製作の初の本格的時代劇映画ということで、若干の不安もあったのですが、その心配も杞憂に終わるほどの出来映えでした。

    それもそのはずで、名だたる脚本家の田中陽造さんの脚本に、あのTVドラマ『北の国から』の演出家でもあった杉田成道さんが監督を手掛けられた作品ということらしいので、その時代の苦労の日々の生活臭が感じられる映画と言ったらばいいのでしょうか。その点では実に安心して観ていられる映画でした。

    また、縦軸たる、主君から密命を帯びた、主従関係を同じくする寺坂吉右衛門と瀬尾孫左右衛門との友情物語という側面も持つところも見どころのひとつでもありました。
    また、もう一つの横軸として、可音の育ての母親ともいうべき、ゆう(安田成美さん)と孫左右衛門との関係も見どころでした。

    特筆すべきは、可音の輿入れの花嫁道中のくだりが、涙なしでは観ていられないほどに感動を呼ぶ名シーンでもありました。

    そして、ラストシーンに至って、私の場合には、ようやく、この映画のタイトルの意味合いがスゴく良く理解出来るというモノでしたので、たしかに良く出来た小説であり、映画だったと思われました次第です。

    私的な評価と致しましては、曽根崎心中の艶っぽい男女関係像を<人形浄瑠璃>でイヤと言うほど挿入している点から、心のうちに、可音と孫左右衛門が理性を越えた動物的な<禁じられた関係>を秘めていた様にも捉えてみてしまいそうな描写でしたので、その点は美しいながらも、視点を変えてみれば、その擬似親子関係像が崩壊したようで非常に残念にも思えました次第です。
    しかしながらも、その点を若干差し引きましても、充分満足のいく作品でしたので、★★★★(80点)の高評価を付けさせて頂きました。

    お勧め作品です。

  • 90点 抱いてほしい

    2011-01-07  by 北溟 僚

    「抱いてほしい」

    可音のこの言葉にドギマギした。
    いやいや、こんな言葉を言われたら忘れられないやろ。
    私なら一生忘れない。

    この言葉には続きがあった。
    「抱いてほしい。幼き頃のように」
    可音が幼少の頃に泣いたときと同様に、孫左衛門はそっと彼女の肩を抱く。
    彼女は言う。
    「もっと強く」と。
    涙を一筋流した彼女をいとおしむように包み込む孫左衛門。
    その後に微笑み合う二人。
    この瞬間を一生胸に刻もうとするように。


    孫左衛門は16年間辛い日々を暮らしたのか。
    使命のために名を変え、職を変え、耐え忍んできた。
    赤穂の侍から、命惜しさの卑怯者とののしられ、
    誰にも真実を話すこともできずに、
    ただただ主からの使命を果たすだけに隠れて生きてきた。
    辛く、苦しい16年間だった。
    そのように感じながら、この作品を観ていた。

    だが、そうではなかった。
    孫左衛門は早くに妻を亡くし子どもがいなかった。
    可音の幼い頃を孫左衛門が回想するシーン。
    武士としてのしがらみを捨てたかのように
    幼い可音を優しいまなざしで見守る孫左衛門の表情。
    その幸せそうな表情。
    二人だけの時間が流れるその時間が、
    彼にとっては至福のときだったに違いない。

    私は、孫左衛門は幸せなときを過ごしていたと思いたい。

  • 80点 大石の私欲

    2011-07-24  by 未登録ユーザ康治郎

    殺陣を売り物にした映画でなく、恋愛もなし。ただ武士の生き様だけを見せた。私利私欲のない武士の世界。君主の想いを具現化するだけのために生きる。ではその君主は武士だったのか?
    大石内蔵助が山科で隠れ住んでいたときに手を付けた女性が身籠る。大石は一人の武士に彼女を託す。しかしその目的は大石の私欲ではないのか。主君の私欲を武士とし守る事に迷いはなかったのだろうか。そして生まれてきた子供は女の子。せめて男の子であれば、主君の影をそこに見出し立派な武士に育て上げる喜びも見つけ出せたかもしれない。そして可音の輿入れと同時に切腹。早く討ち入りを果たした仲間のところへ行きたかったのだろう。早くお役目から逃れたかったのだとしかおもえない早さである。残る人の気持ちは考えていない。自分でゴールを決めていたのだろう。大石の指示は絶対、それは武士として刷り込まれた逃れる事のできない忠義心。その狭間で出した答えが輿入れの日の自害であったのだ。最高に幸せな切腹の瞬間。

  • 80点 感動的でした

    2011-01-16  by 705

    あの忠臣蔵を幾分かアレンジしたような話。これが史実に基づくのなら勉強になったと言えるとこだけど、どうやらフィクションらしい。

    主君の死後、その意思を継ぎ忠義を尽くした二人の武士の話。主演は役所広司さん演じる孫佐衛門だけど、命惜しさの卑怯者と称されながらも決して口外できない主君との、ある意味大役とも言える密約を果たした生き様はとても感動的でした。桜庭ななみさんも存在感抜群で良かったですね。

    ただあのラストは、ん〜、男の美学とも言える武士の義理や忠義ってこういうものなんでしょうね。
    最後は胸が詰まって涙、涙でした。いい映画だけど、言葉が出ませんでした。

  • 90点 時代劇だが中身は違う

    2011-01-12  by アイラブオープン

    最初に。
    私は時代劇はどちらかというと苦手。
    本作も本サイトの評価を見て観にいきました。
    結論は、人の生き様のドラマ。 すばらしい。
    うかつにもタイトルの意味がラストでわかりました。

    佐藤浩市がすばらしい。
    役所さんもすばらしい。
    桜庭ななみも好演。
    大好きな安田成美もなかなか。

    この4人の織りなす単純だけれども固い決意が淡々と描かれるのだけれども、飽きない。
    派手なアクションも少なく基本淡々とした流れなのに飽きない。
    挿入されている人形浄瑠璃がよいアクセント、布石となって見るものを引きこんでくれます。

    忠義を果たす2人の友の姿は、その生き方自体が良い悪いではなく、強さが感動を呼びます。
    そして私は、田舎の寂れた隠れ屋でみせる佐藤浩一のあふれる涙にやられました。

    「酔いがさめたら・・」と似た感覚を覚えました。
    若い人には?かもしれませんが、心にしみるよい映画だと思います。

  • 80点 「それから」を描く時代劇

    2010-12-30  by odyss

    日本の時代劇も、忠臣蔵みたいな有名なお話の設定をちょっと変えるだけでいろんな可能性が出て来るんだなあ、と痛感させられた映画でした。

    考えてみると、有名な事件は「その後」が大事なんですよ。だから「それから」を描いた作品ができあがるわけで。『それからの武蔵』だとか、そうは銘打っていないけど『それからのワイアット・アープ』だとか。

    ここでは大石蔵之助に隠し子がいたという設定で、「それから」の物語が綴られます。中心は役所広司ではあるけれど、佐藤浩市も、そしてラストの嫁入りシーンで次々と登場する多数の人たちも、「それから」を生きていたのだと分かる。この映画に少なからぬ真実味が感じられるとすれば、晴れ舞台の光が強くなればなるほどその陰にある「それから」の重みも増していくという、人間世界の真実が表現されているからでしょう。

    その役所広司も佐藤浩市もいいけれど、この映画ではやはり桜庭ななみちゃんがキーポイント。とかく中年男の姿が前面に出やすいこの手の映画にあって若い女の子としての魅力を見事に開花させています。キャスティングをほめるべきでしょうね。

  • 90点 現代の日本人には理解を超える考え方と行動様式。

    2016-04-17  by トラップ大佐

    武士とはどういうものなのか、お上への忠義を果たすとはどういうものなのか、現代に生きる日本人にはとても理解を超える考え方と行動様式。浄瑠璃「曽根崎心中」が合間あいまで映し出される演出も悪くない。結婚式の行列にどんどん旧家臣が加わり大きな列になっていくシーンは感動的だけれど、ちょっとやり過ぎかな。フィクションだと思うが、大石内蔵助の評判を落としかねない内容になっていた。役所広司の演技、表情はさすがに素晴らしいものがあった。安田成美の演技というか表情がとても印象的でまさにその人になりきっているような気配あり。佐藤浩市はてとても難しい役で、役所との無言のやり取りの部分でちょっと軽い感じがしたかな。桜庭ななみの着物姿は本当に美しく、男ならだれでも惹かれてしまうだろう。

  • 100点 陰翳礼讃

    2014-05-10  by Blue Rose

    年末になると毎年のように映像化され、普通の切り口では今更映像化する意味もないとさえ言われる「忠臣蔵」。今作品ではどのようなお話を見せてくれるのかと興味津々で観せていただきましたが、こうきましたか。う〜〜ん、唸りました。

    討ち入りを果たし、義士たちが切腹をした後のこと。討ち入りの前夜に逃亡した瀬尾孫左衛門のその後を中心としてお話は進みます。「逃亡した」と書きましたが実はそうではなく、それもすべて大石内蔵助の密命を受けてのことでありました。その命令とは、内蔵助の隠し子である「可音」をしっかりと育て上げ、良家に嫁がせること・・・。そのために孫左衛門(以下「まござ」)は「裏切り者」の汚名を着ながらも真実は明かさず、ただ主君の命を果たすためだけに生きていきます。
    この「まござ」を演じた役所広司さんの演技が、本当にすばらしいです。辛さ・潔さを含めて「武士」というものの生き方を余すところなく表現されております。この役所さんの演技なくして、本作品の成功はあり得なかっただろうと思います。

    そしてもう一人、この作品をすばらしいものにしたのは、「可音」を演じた桜庭ななみさんです。失礼ながら、彼女がここまでの演技をするとは思ってもいませんでした。役所広司さん・佐藤浩市さんを向こうに回して、堂々と渡り合っておられました。特に、この作品では役所さんと桜庭さんの「二人」のシーンが多いのですが、その所作・一つひとつの台詞まわしにおいて、まったくもって役所さんにひけをとってはいませんでした。お見事でした。淡い光の中、儚く輝く武家の娘「可音」がそこにいました。正直私は今でも、「可音」さまの「まござ・・・」という呼びかけを思い出すだけで、目が潤んできます(泣)。

    裏切り者の汚名を着、また「可音」に淡い思いを抱きながらも、武士としてのあるべき姿を全うする「まござ」。自分を立派な武家の娘に育て上げてくれた「まござ」に父親以上の思いを抱きながら、その思いを押し殺し商人の家に嫁ぐ「可音」。途中挿入される「曽根崎心中」、この物語(人形浄瑠璃)を「可音」はどういう気持ちで観たのか・・・。心の中を推し量ると、さらに切ない気持ちになってきます。ただ、この二人の思いは浄瑠璃に託して語られるだけで、それ以外ではほとんど語られない・・・そこがまた淡くていいんですよね。

    誤解を受ける・曲解されるというのは、本当に辛いことだと思いますが、最後には「まござ」の逃亡の真意も皆に知られるところとなり、観ていた私としてはほっとしました。ただ、それでも「可音」が嫁いだ後の「まござ」の行動にはとっても悲しくなりましたが。いえ、武士ですから、主君の命令を果たした後、ようやくそうすることを許され、実行に移すのかなあとは思っておりましたが、それでもやはり、悲しすぎます・・・。

    今まで語り尽くされ、どのようなお話にしても新鮮さがないだろうと思っていた「忠臣蔵」というお話、見事に新しい切り口で観せてくれました。松の廊下のシーンはなくても、討ち入りのシーンはなくても、これも「忠臣蔵」、まさに「最後の」忠臣蔵でありました。堪え忍ぶこと・潔いこと・主君の命令には絶対に従うこと・・・。「武士」というのものの、美しくも悲しい本当の姿をみせてもらったような気がしました。


    追伸:「可音」さまの婚礼に際して、父・大石内蔵助に世話になった人々が次々に集まってくるシーンがあります。このシーンをみて、人間の生き方・死に方というものを考えさせられました。死んでからも人々の心に残るような生き方・・・。いかに大石内蔵助がいろんな人に慕われていたか、それがよくわかるシーンでありました。「可音」さまにとっては、会ったこともない父ではありますが、これだけの人々に慕われていたのだと誇りに思い、自信を持って嫁いでいくことができたでしょう。いいシーンでありました。

    追伸2:文中では全く触れませんでしたが、茶屋四郎次郎を演じた笈田ヨシさんや「おゆう」を演じた安田成美さんも、とってもよかったです。最後の「まござ」と「おゆう」の場面、切なかったです。

    追伸3:全体的に静かな抑えたトーンで、かつて「陰翳礼賛」で谷崎潤一郎さんが書かれたような日本の伝統的な美しさを見せてもらったような気がしました。本当に第一級の日本映画だと思います。

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