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夏の終り [DVD]

『夏の終り [DVD]』を価格比較。★★★(61点)『夏の終り』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

夏の終り [DVD]
60点
監督 熊切和嘉
出演 満島ひかり,綾野剛,小林薫
発売日 2014年3月19日
定価 5,184円(税込)

 

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商品詳細情報

販売元 バップ
発売日 2014年3月19日
リージョン 2
ディスク枚数 2
形式 DVD


ぴあ映画生活ユーザーによる「夏の終り」のレビュー

  • 80点 猫とサボテン

    2013-09-09  by 出木杉のびた

    慎吾が知子の家にいない間は、当然自分の家にいる。知子は自分の気持ちが半分しか満たされていないことに気づいてしまったのかも知れない。その心の隙間を埋めるために、涼太との関係を復活させた。慎吾はどちらの家にいても、愛し愛されることができる。知子も慎吾のいない間にも愛を手に入れることができた。堪らないのは涼太であろう。自分といない間、知子は慎吾と愛し合っている。涼太はその気持ちを他の女で埋めようとはしない。一度は失敗した関係ではあるが、今は知子一筋の思いを貫こうとしている。しかし、知子の心のウエイトは、慎吾の方に傾いていると思われる。

    涼太と飲んでいると、ついお酒を注ぐようにと、おちょこを差し出してしまう知子。慎吾といる時は、いつもそうなのだという。たまにご飯の茶碗も出してしまうという。知子の家では、知子に優しくして何でも面倒を看てくれる慎吾。しかし、自分の家ではそんなことはしないのではないかと想像する涼太。きっと慎吾の妻は、甲斐甲斐しく夫の面倒を看ていると思われる。女性としては、一体どちらが幸せなのだろうか。慎吾は確かに妻も知子も愛してはいる。しかし、その愛し方は違うようだ。

    慎吾がノラ猫にエサをやっている。慎吾がいない時にも同じ猫がやってくるが、知子は家の外に放り出す。何気ないシーンであるが、後に慎吾の家を知子が訪れた時に、その意味合いが分かる。大切そうに慎吾に抱えられている、多分ここで飼われている猫。部屋の中の大きなサボテン。知子の家にも同じような、しかし小さなサボテンが置かれていた。知子の家に、慎吾は自分の家を持ちこんでいた。

    外出先でのシーンで、背景をストップモーションにするという試みがなされている。そこは二人きりの世界。世の中の動きが止まり、時間も止まったかのような錯覚に陥る。周囲の雑音など耳に入ってこない、いや聞こうともしない、孤立した世界がそこにある。

    慎吾の妻は画面には登場しないが、電話で知子と話をするシーンがある。妻は声だけで、その間カメラはずっと知子の姿だけを捉える。会話途中の、何とも言えない間が、堪らなく息がつまりそうだ。

    淡々とした描き方と、詳しく語られない物語展開で退屈しそうだが、映画としての注目すべき描写はいくつもあった。時間軸をずらせて描かれるので、時折混乱を招く。ある程度予習するか、再鑑賞が必要な作品である。

  • 40点 この監督は私に合わないかも

    2013-09-01  by odyss

    期待して見たのですが、失望しました。

    この監督の作品は『海炭市叙景』で初めて見てがっかりしたのですが、どうも私には合わない人みたい。

    何がダメかというと、雰囲気が優先した作りで、各人物の性格や葛藤や関係が突き詰められていないからです。

    それでも、中年作家を演じる小林薫はいい。彼の役はあまり動きがなくても雰囲気で表現できるので、小林薫の力量もあってそれなりに観客を納得させられる出来になっている。

    問題はもう一方の若い男、こちらがダメなんですよね。こちらは中年作家と違って動きが必要なはず。また、若いのだから性欲とか将来への不安とか、ギラギラ・ウツウツした部分がかなり濃厚に出ていないといけない。しかし監督の表現方法ではそこのところがうまく出せない。

    そもそも、この若者はヒロインが夫と幼い娘を捨てて出奔するきっかけになった青年なのだから、ヒロインが彼のどういうところに強烈に惹かれたのかもちゃんと表現しないといけないはず。また、その後彼と別れて、なぜかまたヨリを戻す経緯ももう少し詳しく説明しないと不親切でしょう。なのに、断片の寄せ集めで作られているようなこの映画では、若者とヒロインの関係自体も断片的にしか(言葉でしか)理解できず、見ていて全然説得性を感じません。

    キャスティングも、若者役にはもう少し若さ故の脂ぎったところや焦燥感が露骨に出せる俳優を選ぶべきでしょう。綾野剛は淡泊すぎますね。小林薫が静なのだから、動の俳優を起用すべきだった。

    このように、男がうまく描かれていないから、ヒロインの性格もよく分からない。そもそも、最初に夫と幼い娘を捨てて出奔したのは若い男との恋のせいだけなのか。それ以外に何か理由があったのか。ヒロインはこの映画で染め物をやっていますけど、その仕事にどの程度生きがいを感じているのか。どうも分からないことだらけなのです。

    まとめて言うと、この監督の映画作りの手法と、私は読んでいませんが原作とが、ミスマッチングを起こしているとしか思われない。せっかく旬な女優・満島ひかりを主演にしながら、惜しい結果に終わってしまいました。

  • 40点 地面の桃と蟻

    2014-09-04  by はちべー

    不倫する人は今も昔も変わらないなって思った作品でした。

    小林薫さんが良かった。
    ベテランの味を感じましたね。
    家庭を捨てる気は全くないけど、自分を癒してくれる女性を手放そうとしない。
    ああいうオヤジって現代にも腐る程います。
    優しいんじゃない、ただの弱い人ですね。

    満島ひかりは、毎度ながら魅力的な表情をみせていましたが、美しく撮られているぶんピチピチ感がどうしても出てしまい、
    現在と過去のシーン判断がわかり辛く、
    子供を産んで10年後になる現在の相澤知子は、彼女の演技力があっても無理を感じましたね。

    小林薫と綾野剛を相手にするなら、三十代半ば位の女優さんを起用したほうがバランスが取れたでしょう。
    三十代女性ならではの艶も出るし、現在と過去の差もつけやすくなったはずです。しかしそれも承知で監督は、満島ひかりを撮りたかったんだなあって思いました。

    「だって好きなんだものー」
    そんなだってだってを繰り返し
    自分の痛みしか見ようとしない。
    他人の痛みに鈍感で、不倫する人は
    つくづく賢くないなって思います。

    経験者の話を聞くと
    不倫は蟻地獄に似ているらしい。

  • 50点 夏の終りのけだるい雰囲気はよく出ている

    2014-08-31  by Blue Rose

    誤解を恐れずに書きますと、これは一種の「雰囲気を楽しむ映画」と言うことになるのかもしれません。いえ、楽しむような雰囲気の作品ではないのですけれど、ストーリーがしっかりしていて、見終わってすっきり!もしくは大感動!といった種類の作品ではありませんので、冒頭のような表現になってしまいました。

    一人の女性が二人の男の狭間で揺れる・・・。いえ、「二人の男の狭間で」と言うよりは、世間の常識や倫理の狭間で揺れる姿を描いているといった方がしっくりくるような気がします。この女性が揺れているのは愛欲の世界で、だけではなく、「自分らしさ」とか「アイデンティティ」のようなものも含めてすべての常識の中で苦悶しているように見えますから・・・。

    なにやら難しいお話になりましたね。ちょっと反省・・・。とにかく、お話について云々するより、こういう雰囲気が合うかどうかで、好き嫌いが分かれる作品だと言えそうです。えっ、私?昭和30年代頃(?)の雰囲気はとってもよかったですし、最後の方の「愛よりも習慣の方が強い」という言葉は「言い得て妙」だと思いました。ただ、まあ、それぐらいですかね・・・。満島ひかりさんは好きな俳優さんなのですが、本作ではその魅力があまり引き出されていなかったかな・・・なんてことも感じました。

  • 50点 身勝手

    2014-07-10  by ジョン・ドゥ

    男の身勝手、女の身勝手
    淡々と物語は続く
    何の盛り上がりが無いのですが、見続けてしまう。
    何か不思議な映画

    綾野くんは何でも出来るんですね
    私自身
    まだまだ大人になれないなぁ〜と思った映画でした。

  • 60点 映し出されている風景は堪らなく好きです。

    2013-10-10  by クリス・トフォルー

    満島ひかりは良い女優だし、アンニュイさがないわけではないのだが、今の若さでは、まだまだ“女の業”より“健気さという華”が勝ってしまうのですね。この役柄なら、まだ蒼井優か真木よう子、芸術派女優の中谷美紀に振るべきでした。

  • 60点 もしかして、ミス・キャスト?

    2013-09-10  by Mの隠し玉

    ”海炭市叙景” ('10) のアクチュアルな街の有り様を捉える手付きが印象的だった熊切和嘉監督。残念な事に今回の戦後直ぐの色合いが深く残る時代を舞台にした女性文学の映画化にいまひとつ表現の深みが感じられず仕舞だった。原因のひとつにはヒロインに扮する満島ひかるのミス・キャストがあると思う。一子を設けた夫と別れてその後8年ものあいだ別の妻ある男との半同棲生活を続け、一方で染色の技を身につけそれで暮らしを立てる事も出来る主人公はどうみても30は過ぎている女性に見えるが、満島の若さを隠せぬ演技からはその佇まいが感じられない。キュートな風貌の割りには独特のエグイ性格を丸出しにして人に突っかかるキャラクターで人気者となった彼女をこの役に当ててみたく気持ちは分からぬでもないし、現に同棲する作家の妻からの電話に受け答えする場面の何とも知れぬ表情に込めるニュアンスなどみるべき処もあるが、今の日本映画にだってもう少し適役の女優さんがいるではないかしら。
    いや、もしかしたらこれは満島さんありきの企画だったのか? であれば題材の選定ミスと云うことになるが、何れにしてもヒロインが如何なる切っ掛けをもって男達を突き放し自分を解き放したか。語りの時制を入換えたり、背景だけのストップモーションを導入する工夫も今ひとつ意味が取れず、つくり手の描くべき世界に対する映画的な未消化分が大きく残るのは変わらない。(原作小説は未読。)

  • 0点 見た記録として。

    2017-05-15  by ニコラ

    実は途中までしかみてません、最後まで見てないのにレビューを書くなど(と)お叱りを受けそうですが、その程度の映画だってことでお許しを。瀬戸内寂聴さんの法話はおもしろかったです。タバコ6本のところまで。
    瀬戸内寂聴:1922年(大正11年)5月15日〜、今日は彼女の95歳の誕生日です。

  • 40点 コピペ655

    2015-12-30  by アキラ

    井上光晴にも抱かれたハゲババアの色ボケノベルを元にした不倫モノ。このようにディスりモードマックスになってしまったのはヒロインのエゴイストぶりに呆れてしまったから。まるでだだっ子のように新しい男を求める。それも与える事は考えず、いかに自分を満たして貰うかばかり。これがぱっと見は切実に見える芝居だから同情に値する苦悩なのかと感じさせられそうになるが、その内実はテリーギリアムの『バロン』で強欲なロリコン皇帝が「もっと処女を抱かせろ」と家来たちに駄々をこねていたのとあまり変わらない。エゴばかりで自発的な誠実さが感じられない上に、そこを指摘されると逆切れ。こんな女が後に人の道を説くと思うと反吐が出る。そんな訳で人物も物語も大嫌いな純文学面した肉欲だけのクソポルノだったが、そんな内容には勿体ないほど映像的にも演出的にも上手い。あのアパートへ向かう分かれ道の坂を使ったふたりの心情描写や微睡みの中で見る罪の意識が生んだ幻想。肉迫がありながら自然で思わず息を呑んでしまう描写力。最近じゃ熊切さんの世代の大阪芸大出身の連中を大芸ヌーベルバーグと呼ぶらしいが、それを代表するだけの実力はこの作品にも充分過ぎるほど感じます。

  • 80点 自分の愛を貫きたい

    2015-03-22  by トラップ大佐

    瀬戸内寂聴さんの若き日の苦悩、女性としての苦悩というか、人間らしさを前面に出している。この映画を見て安心する女性も多いのかもしれない。女性だけではないが、恋心というのは強いもの、それを否定しないで生きるのはいつの時代にも軋轢が生まれる。それでも自分の愛を貫きたいと思う女性はやはり正直で独自の強さをもっているのだろう。結婚した旦那と子供と別れるシーンが夫婦に見えなかったことと、暗い画面が多くて見にくかったのが残念。物語のあと先が交互に映し出されるのでわかりづらい面もある。ダークインを使っているのは昔風の演出だろうか。満島ひかりという女優は確かに表情が豊富で強い女性の内面を表現するにはぴったりかも。小林薫がとてもいい。あまり話題にならないが名優だと思う。

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