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プリズナーズ [Blu-ray]
『プリズナーズ [Blu-ray]』を価格比較。★★★★(76点)『プリズナーズ』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
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出演 | ヒュー・ジャックマン,ジェイク・ギレンホール,ポール・ダノ,ヴィオラ・デイヴィス,マリア・ベロ |
発売日 | 2014年10月2日 |
定価 | 5,076円(税込) |
価格比較
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4,568円 (税込)
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売り切れ |
商品詳細情報
販売元 | ポニーキャニオン |
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発売日 | 2014年10月2日 |
ディスク枚数 | 1 |
形式 | Blu-ray |
ぴあ映画生活ユーザーによる「プリズナーズ」のレビュー
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激重し
2014-05-05 by
安室
まず晴れてるシーンがまったくない。冷たい冬の雨が寒々しい。
笑ってるシーンもほとんどなし。凄惨なシーンは多し。
でもめっさ面白い。
犯人が誰か分からず、物語の展開が読めない。
プロットを追いかけるだけでも面白く、最後まで集中が途切れない。
かつ伏線もいろいろ張り巡らされている。
ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの重厚な演技をはじめ、
役者陣もかなり良い。
ポール・ダノのはまりっぷりはすごい。
猟奇サスペンスとして高水準なだけでなく、
見る者に人間の心の闇を突きつけてくる。
聖書の引用が効果的に使われており、
それが人間の弱さや醜さを生々しく引き立てる。
後で気づいたけど、この監督はあの問題作「灼熱の魂」の人だったんですね。 -
魔の迷路
2014-04-25 by
玉川上水の亀
この作品では「迷路」が重要なシンボルとして出て来る。
「迷路」を英語で表現すると「maze」になる。
同様に「labyrinth」やゲームでお馴染みの「dungeon」が類義語となる。
「maze」には「当惑、混乱」との意味もあり、類義語の「labyrinth」や「dungeon」には「監獄」を意味する場合もある。
この作品では、登場人物たちが「魔の迷路」に迷い込み、混乱して暴走したり、葛藤する様が描かれていく。
ボストンの郊外で二つの家族が感謝祭の日を過ごしている最中に、夫々の家族の娘が失踪する。
この二人の少女の誘拐事件は、現場近くでキャンピングカーに乗っていたアレックス・ジョーンズが容疑者として浮上して直ぐに逮捕されるが、証拠不十分で釈放されてしまう。
愛娘アナを誘拐された敬虔なクリスチャンである父親のケラーは、この容疑者が発した言葉等で、彼が犯人であることを確信し、捜査が進まない警察を無視して「ある行動」を起こしていく。
「来るべき災いに万全の準備」をし、「自分の家族は自分が守らなければならない」と固い信念を持つケラーは、アナを守れなかったという深い自責の念もあり、この愛娘を取り戻す為に「暴走」し始める。
このケラーとコントラストを成すように、警察側の切れ者であるロキ刑事が登場する。
彼は感情に流されることなく、容疑者や関係者の証言、その所持品や状況証拠を一つ一つ洗い出し、少しづつ事件の核心や犯人に肉薄していく。
事件に対し全くアプローチの仕方が違うこの二人だが、終盤の方での急転直下の事態で、図らずも同じベクトルの方に向かっていく。
上映時間2時間33分と長尺な作品だが、ヒュー・ジャックマンやジェイク・ギレンホールの迫真の演技もあり、スリルとサスペンス、事件の核心に触れるヒントや伏線が随所に張り巡らされていて、緊張の糸が途切れることが無かった。
この作品では、善きにつけ、悪しきにつけ、キリスト教が深い影を落とす。
宗教に対する背信は、その人の心に「魔の迷路」を生み、やがて「闇の監獄」に囚われていく。
誘拐事件そのものより、心に「魔の迷路」を持つ人の闇の深さの方が私には怖かった。 -
複数形が語る
2017-01-08 by
yoks666
冒頭から始まるスリリングな展開。
映像から漂う冷たく、重く息苦しい空気。
あっという間に陰鬱な映画の中に惹きこまれてしまいます。
思わず目を背けたくなる場面が多いですが、緊迫してゆく事の成り行きが気になり固唾を呑んで見守ります。
行方不明事件が多発するアメリカ社会の巨大な闇を描いた作品に用意されていた結末。そこで原題が意味することを理解します。
肉体的、精神的にも緊張させられる辛くて重い内容ですが、見応えある作品でした。 -
最後の最後まで展開が読めない!!
2016-03-08 by
MOTTY28
この監督ただの鬼畜なんじゃないかというくらい
全編を通して暗く、希望がなく、後味の悪い作品。
それってつまり、最高のサスペンス映画ということだ。
突っ込みどころはあるけれど、
そんなことどうでもよくなるくらい役者の演技が素晴らしい。
特にジェイク・ギレンホールは神がかっている。
カメラワーク、伏線の張り方、音楽、
そして2時間半の長尺を全く飽きさせず
最後まで緊張感を維持するストーリー展開、
すべてが素晴らしい。
エンドロールに突入してふと思った。
人の心に巣くう闇が、人を囚われ人にしてしまうのだ。
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行動したからこそ、結果出る。
2015-06-22 by
ゼーン
アクション映画の真逆をいってます。大抵、尋問したら吐くでしょ。普通、刑事が走って追いかけたら捕まえるでしょ。あと、ヒュー・ジャックマンはやられないでしょ。
この映画は間違ってもアクション映画の範疇に入らないので、こうなっててもいいんですけどね。
娘を誘拐されたヒューパパが常軌を逸した行動をとったとしても、誰もせめることはできないと思います。親としても気持ちは分かるし、その行動の波紋で流れが始まったからです。
誘拐された娘たちはどうなるのか、犯人は誰なのか、この落とし前はどうなるのか、展開も気になるし、演技と画面にいちいち重厚感があるので、2時間以上あっても全く気にならず引き込まれてしまいました。 -
なかなか面白い誘拐ものだが…
2014-11-09 by
jimmy09
なかなか面白い誘拐ものだが、2時間30分超はちょいと長いかも。
それでも、全然退屈することなく観られたのは、やはり面白かったからであろう。
しかし、この映画、晴れのシーンが皆無であり、曇りか雨か夜という風景ばかりなので、スッキリした気分になる雰囲気なし。
まぁまぁの娯楽作だった。
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父親の狂気
2014-10-31 by
ジョン・ドゥ
もう止められない
父親の狂器(気)と恐怖
当然と思う
友人も悩む
でも止められない
ただためらいもある、だが・・・
内容が違えども
先日観た、イーストウッドのチェンジリングと
シンクロする
と思いながらの映画鑑賞でした。
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意外なラスト
追い詰められた家族は ここまでできるのだろうか?意外な
ラストにおどろきました。凄い映画です。 -
深い余韻
2014-10-04 by
momo689
物語の中に引き込まれ、あっという間の上映終了でした。こんなに細かく計算されたサスペンスを久しぶりに見ました。全く先の読めない展開で、引き込まれました。もう一回見たら、また少し違った見方ができそうです。理性と狂気。。。人間の脆さを痛感しました。
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ミステリーとしては上出来だが
2014-06-04 by
odyss
娘を誘拐された父親(ヒュー・ジャックマン)の暴走ぶりと、それなりに良心的に捜査に当たる刑事(ジェイク・ギレンホール)の対比が見事・・・・というふうに言えればよかったのに、と思いました。
いや、対比はそれなりにまずくなくできてはいるのですが、これだけヒュー・ジャックマンが暴走するのですから、刑事はもう少し冷静な人間にすべきだったんじゃないかな。実際には、刑事も取調室で容疑者に飛びかかったりしていますからね。父親と刑事が同じことをやっているのは芸がないなと、首をひねりました。
その辺の人間ドラマをもう少し工夫してほしかった。父親の暴走の描写が長いので、やや単調になっている。
事件の謎自体はよく出来ていますね。どういう方向の犯罪なのか、なかなか見えてこない。意外性も十分。ミステリーとしては上出来と言えるでしょう。