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ゲゲゲの女房(新・死ぬまでにこれは観ろ! ) [DVD]

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ゲゲゲの女房(新・死ぬまでにこれは観ろ! ) [DVD]
64点
監督 鈴木卓爾
出演 吹石一恵,宮藤官九郎
発売日 2016年8月3日
定価 2,052円(税込)

 

価格比較

ゲゲゲの女房(新・死ぬまでにこれは観ろ! ) [DVD] 2,000円 (税込)
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ゲゲゲの女房(新・死ぬまでにこれは観ろ! ) [DVD] 売り切れ  

 

商品詳細情報

販売元 キングレコード
発売日 2016年8月3日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD


ぴあ映画生活ユーザーによる「ゲゲゲの女房」のレビュー

  • 80点 妖怪がそばにいる

    2011-01-16  by 出木杉のびた

    TVドラマは観ていなかったが、おそらく映画は全くの別物だろう。朝からこんな映画みたいな調子でやられると、きっと滅入ってしまうに違いない。しかし、映画は映画なりの見せ方で、この夫婦の信頼感の絆が築き上げられていくまでの様子を丹念に描いている。

    それにしても昭和三十年代の結婚とは、まだまだこんな見合いが多かったのだろうか。結婚する当人たちの意思は無視されて、どんどん話が進められていく。水木夫妻に至っては、見合い後僅か5日で結婚させられることになる。当然お互いのことなど分かりはしない。

    水木しげること武良茂(宮藤官九郎)と妻・布枝(吹石一恵)の新婚生活は、恋愛結婚のラブラブな甘い関係とは違い、とにかくお互い遠慮ばかりしての腹の探り合いである。まあ恋愛結婚にしても一緒に生活をして、始めて見えてくる相手の本性というものはあろう。しかし、茂の場合は嘘をついていた。生活は安定していると言いながら、実際は質札ばかりで日々の食事もままならない。

    結婚前の布枝の、実家での穏やかな生活風景が描かれていたが、まるで天国と地獄だ。騙されたと気付いても、もう今更どうしようもない。この戸惑い、やり場のない怒り、そして家賃も満足に入れられない二階の下宿人に対する憤り…。そんな様子を吹石一恵が感情を抑え目に演じていて見事だ。彼女の諦めに似た気持ちと、それでも毎日食べていかねばならない、生き抜かなければならないという逞しい生命力が感じられる。

    映画はそんな吹石の足元を執拗に映し出す。靴下を脱ぐ、靴下を二枚重ねで履く、そして時計のねじを廻す時に台に乗る足。そして近所を歩く時のフラフラとした微妙な足の動き。布枝はこの家、この土地にしっかりと足をつけて生きていかねばならない。

    茂の漫画はとにかく暗いので受け入れられないという。漫画のことはよく分からないまでも、近所の貸本屋の親父や出版社の社長にそう言われて、布枝は何を感じただろう。茂と一緒に暮らし始めてその人柄を知り、漫画の手伝いを始めて茂の漫画の良さを布枝は実感したのだろう。茂が今に世に認められることを信じていく様子が、その態度や言葉から次第に感じられるようになってくる。

    茂の腕の無い方の上着の袖口をしっかりと掴んで歩く布枝の後ろ姿。茂の反対を押し切り赤ちゃんを産むと宣言した布枝の決然たる表情。そこには名実ともに茂の妻となった布枝が見てとれた。二人で火の玉を見たという共通の不思議体験も、二人の距離感を更に縮めたことだろう。

    水木しげるは言わずと知れた妖怪漫画家。映画内には画面のそこかしこに、当たり前のように妖怪が映り込んでくる。布枝の実家では、ぬらりひょんがまるで家族の一員のように振る舞っているし、川にはあずきあらいと二人組の川男がいつも座っている。ろうそくを点けた部屋には火消し婆が不気味に灯りを見つめている。

    面白いと思ったのは、布枝が姉・初枝(坂井真紀)と車の中で会話するシーン。ここで坂井真紀は左端で横を向き、画面には坂井の頬しか映らないシーンがある。これがのっぺらぼうみたいに見えるのだ。初枝は布枝と違い、良い所にお嫁入りできたようだ。姉妹なのに片や車で送り迎えの贅沢暮らし、片や貧乏生活。どうしてこれだけの差が生じてしまうのだろう。しかし、どちらが本当の幸せを掴めるのかは、まだこの時点では分からない。

    自分の漫画が受け入れられないなら、妖怪と一緒に心中してやると固い決意の茂。それまで妖怪たちはとても元気がないように見えたが、終盤妖怪も元気に踊り出す。そしてこれまで布枝の足元を追っていたローアングルのカメラも、ラストには高い位置まで上がり真横から布枝の顔を写す。これからはきっと中村屋のチキンカリーを、何度も食べられることだろう。状況は変わっても、いつもと同じ暮らし振りのこの夫婦の様子から、本物の夫婦の姿を見せつけられた気がした。

  • 100点 余韻に浸れる映画

    2010-11-21  by 未登録ユーザかあ

    テレビのような華やかさも派手さもありませんが
    二人が静かに、少しずつ夫婦になっていく様子が丁寧に描かれていて 気づいたら何度か涙が出ていました。

    観る人によって感動するツボは違うかもしれませんが、それがこの映画の魅力だと思います。

    観終わってからじわじわと心が温かくなる素晴らしい映画です。

    是非たくさんの方に観ていただきたいです。

  • 80点 俳句のような日本映画

    2010-07-23  by wagamama

    今秋公開予定の映画「ゲゲゲの女房」のプレミア上映を見て来ました。

    ひさしぶりに、日本映画を見たなぁとしみじみしました。

    映画のコピーに「お見合いから5日後の結婚。夫婦になる」とあったように、ほぼ見知らぬ人同士(!)だった2人がどうやって夫婦になって行くのか。映画では、そうした部分をどうやって映像で描いて行くのか、そこを一番見てみたいと思っていました。

    でも、映画を見終わっても、
    水木しげる氏は、そして奥様の布枝さんは、
    お互いのどこに惹かれたのか、そういう具体的なことは、結局なにひとつわかりませんでした。
    底なしの貧乏生活を乗り越えてきた心の絆のありどころなども。。

    2人は、ただひたすら一緒に居続けた、
    ただ、それだけだったということがわかった。
    傍にいて、同じ道を同じ方向に向かって歩いて行くということ。夫婦ってそれだけなんだなと思って、何でもない場面で何度か涙ぐんでしまいました。

    赤の他人だった2人が次第に夫婦になっていく様子。2人に、愛だの恋だの、人生の展望だの、そうしたことはいっさい語らせず、また甘い視線の絡み合いもなしに説得力もって描いていたことに、感嘆しました。

    布枝さんが、夕飯用に雑草を積んだり、食事の用意をしたり、冬に靴下を重ね履きしたり、仕事をする水木しげる氏をじっと見守るシーン、そして毎朝掛け時計のネジを巻くシーンは、フェルメールの絵画のような映像美があり、そうした生活の風景や四季を描き綴っていくことで、夫婦の絆を充分に映像の上に漂わせたり、匂わせていました。

    それは、決して第一人称で語ってはならず、風景や様子をありのままをミニマルに、そして客観的に述べることで、人の心情を描いて行くという日本の俳句のような手法だと思いました。いい映画でした。

    鈴木卓爾監督は、この話をもらった時、「これで男と女と妖怪の話が撮れる!」と喜んで引き受けたと話していましたが、目に見えないものを撮るのが上手い監督さんですね。

    クドカンこと宮藤官九郎さんのひょうひょうとした存在感は秀逸でした。こうした演技って難しいと思うのですけれど。
    吹石一恵さんは、2度泣くシーンがありましたが、どちらもちょうどよい力の出し加減で、思わず引き込まれました。

    NHKの連ドラの方は、一度も見たことがないのですが、きっと映画とはまた全然違うんだろうな。。
    原作のエッセイをぜひ読んでみたいと思っています。

    そうそう!そして、映画のエンディングテーマ「ゲゲゲの女房のうた」は、なんと小島麻由美&ムーンライダースでした。完璧だと思いました。

  • 40点 見っぱな雑記-558

    2018-03-25  by アキラ

    「人が餓死してる時代に宇宙とは笑わせるじゃないか」水木しげるマンガやつげ義春マンガの中には私小説要素が強い作品も結構あって、それらと今作品のリンクする部分を探しながら見るのもなかなか面白い。このネタは先にNHKでドラマ化されていてドラマでは晩年までを描いていたのに対し今作では売れる以前の若い頃しか描かれない貧乏話。時代設定を見せる為に建設途中の東京駅をさりげなくバックで見せてる地味さがなかなか味わい深い。ただ話として大東亜戦争で方輪になった水木の人生は今作より興味深い所も多いだけにドラマで終戦記念日の週にやってた"総員玉砕せよ!"の裏話も映画化して欲しい。

  • 60点 内助の功

    2014-04-09  by Blue Rose

    まさに、ゲゲゲの「女房」ですね。いえ、つまり水木さんの奥さんが主人公だという意味です。「貧乏」、といいますか、「極貧」の水木さんの元に半ばだまされたような形で嫁いできた奥さん(吹石一恵さん)。現代なら「すぐに離婚」といったことも考えられる状況でしたが、「そういう時代だった!」ということも手伝ってか、とにかく奥さんは耐える・支えるわけですよね。

    お話は「これから」というところで急に終わります。急に終わった感じが否めません。でも、これは監督さんの意図するところだったんでしょうね。ここからあとの水木さんの成功譚はほとんどのみなさんがすでに知るところですから。まさに「言わずと知れた・・・」といったところなのでしょう。

    宮藤官九郎さんは役者が本職ではありませんが、よく演じておられましたね。水木さんご本人にもよく似ておられましたし。それと、奥さんを演じられた吹石一恵さん、もしかしたら本作での演技が彼女のターニング・ポイントになるかもしれないと思ったりもしています。私、普段から、地味な役・日常の何気ない姿を演じることが一番難しいと思っております。その意味で、そういう役を本作の中で見事に演じられた吹石さん、大げさに聞こえるかもしれませんが彼女の中で新境地を開いたと言えるかもしれません。

    お話の方、最初から「最終的には成功する」ことを知りながら観ておりますので、何があっても落ち着いて観ることができます。けれど本当に「内助の功」といいますか、「水木さん成功のかげにはこの奥さんあり」といった感じがします。一昔前の、古き良き夫婦の姿を見せていただきました。

  • 70点 映像はいいんだけどなぁ

    2013-01-07  by ももも

    監督名だけで本作を鑑賞しました。
    「水木しげる」のマンガは大好きですがTVドラマは観ていないので妖怪くらいしか知りません。
    で、感想ですが、「水木しげる」という人間について、その妻についての考察はあまり練られてるとは到底思えない内容にガッカリでしたが、マンガが動き出すのと、部屋のどこかにいつも「妖怪」がいる前半の作りこみは不可解で面白かったです。
    そう、水木しげるという人は私にとって「不可解な人」です。戦争に出たことのある片腕の妖怪漫画家。そんな彼とその妻の生活をもう少ししっかりのぞきたかった。まるで私も妖怪になったような気分で彼らの生活を垣間見たかったです。そこが悔やまれますが撮り方は面白いです。特に前半は見所ではないかと。内容はたいしたことないですがw

  • 50点 中途半端

    2013-01-06  by かじませよ

    NHKの連ドラのイメージがやっぱり強すぎて、ついつい重ねて観てしまう。
    でも、吹石一恵は、松下奈緒と似ているせいか?役柄が合っているせいか?全く違和感なく良かったと思う。
    ただ、水木しげるは・・・向井理君のイメージが強すぎて、向井君ならこう演じてた、っていうのが頭から離れなかった。

    原画から、アニメが飛び出したり、妖怪がウロウロ出てくるのはおもしろかった。

    話が、途中でぶつ切れで終わってしまって、えっ?おわり?って感じで中途半端でした。

  • 60点 掛け時計の音

    2012-05-22  by はちべー

    朝ドラは数えるほどしか見ていなかったので、どうしても比較してしまうことは無かった。

    お見合いをして5日後に結婚した夫婦の変化を描いた物語。
    暮らし始めが他人行儀なのは当たり前なんでしょうけど、いつまでもしかめっ面の吹石恵の表情から、忍耐力の強さを感じた。ゲゲゲの女房は平凡な忍耐力の持ち主では務まらない。
    対照的にクドカンは「ハッハッハ-」と笑うシーンがいくつかあり、笑い声から人柄が伝わり、彼の演技の高さを感じた。

    ところどころ感じた間の長さは、自分の意識が横に逸れる感じがしたので、私には合わなかったようた。
    平成の風景を背景に入れたのも計算だったと思うけど、意図がわからなかった。

    妖怪たちはビミョーでした。

  • 60点 ちゃんちゃん

    2012-02-14  by にしやん

    勝手に見合い決められて、よくわからんうちに結婚するという時代か、今じゃ考えられん、なんか2人の最初の距離感はわかるんだけど、どうやって距離感をちじめていったのかなんか曖昧、クドカンはよかったねぇ、あんま嫌な場面を出さずほんわか映画にしたかったのだろうか、中途半端で浅すぎだけど、流れがいいから飽きず最後まで見れる、朝ドラは見たことないから比較できないけど、流れで見てあーよかった、ちゃんちゃんって感じ、別に何も残らない

  • 70点 たたずまいの美しさ

    2011-07-19  by IKA

    レンタルDVDにて。NHKの朝ドラの方は、9割くらい見てました。

    この作品は、NHK朝ドラ版を見た人と見てない人では、どうしても感想は違ってくると思います。
    なんか、やっぱり比べてしまうんですね。

    でも、見ているうちに、映画とテレビドラマの根本的な違いははっきりわかってくるので、あんまり気にならなくなります。
    この作品には、「映画としての表現」を強く感じましたが、それはやはりテレビドラマとの比較が意識的にせよ無意識にせよ働いているからだろうと思います。

    フィルムは、「神の手」ですね。
    すべてを浄化して、「映像」に昇華させてしまう。
    あのころのふつうの家庭の内部は、あんなに詩的に美しくなかったと思います。
    なんにもない美……それは、茶室の空間に「観念」がまとわりついてそれが「美」となるように……「たたずまいの美しさ」が、圧倒的に画面を支配していました。

    たたみの部屋……障子越しの日の光……陰影……そして布枝さんがきりりと巻く柱時計……
    すべての「たたずまい」がとても静謐で美しい。「日本の心」がまだあったなあ、と錯覚を起こすくらいに一つの「芸術美」が、そこにある……。

    怪しげな出版社と周りの街のたたずまいもまたしかりです。
    出版社のオンボロビルの前にいつも座っている母子……1階の住人なのか……なすすべもなく貧しさに耐えているそのたたずまいもまた「映像美化」されてしまい……

    そして、あのエンディング……は、やっぱり一つの目的というか意志を感じますね。あそこでピシッとやめるということ自体。

    昭和30年代……は、まだ日本に、かろうじて「選択肢」が残されていた時代だったのでした。

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作品情報

(C)水木プロダクション/『ゲゲゲの女房』製作委員会

 



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