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君の名前で僕を呼んで [DVD]

『君の名前で僕を呼んで [DVD]』を価格比較。★★★★(80点)『君の名前で僕を呼んで』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

君の名前で僕を呼んで [DVD]
80点
監督 ルカ・グァダニーノ
出演 ティモシー・シャラメ,アーミー・ハマー,マイケル・スタールバーグ,アミラ・カサール
発売日 2018年9月21日
定価 4,212円(税込)

 

価格比較

君の名前で僕を呼んで [DVD] 3,131円 (税込)
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商品詳細情報

販売元 Happinet
発売日 2018年9月21日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD


ぴあ映画生活ユーザーによる「君の名前で僕を呼んで」のレビュー

  • 100点 個人的には、素晴らしい!

    2018-07-20  by アトムスティール

    芸術的な作品かなーーと思っていたので、小難しいものかと構えていたのですが、想像以上に素晴らしい作品でした。景色や映像が美しいのも魅力ですが、スローに進む作品ながら引き込まれる映画でした。
    ただ、思っていたよりは主人公二人の恋愛描写があると感じたので、そういったものが苦手な方は理解しづらいと思います。
    個人的には、美しいと感じる作品でした。

  • 80点 美しくセクシーな映画

    2018-07-08  by odyss

    1980年代の北イタリアを舞台に、大学教授の17歳の息子と、アメリカから教授の指導を受けにやってきた24歳の青年の一夏の関係を描いた作品です。

    まず、絵がとてもきれい。舞台となっている北イタリアの町やその周辺の自然、また大学教授一家が夏を過ごしている家の様子など、どれも絵画的で美しい。やはりイタリアならではだな、と思いました。

    主演の2人も魅力的です。背が高くハンサムで、若さの盛りにあるアメリカ人青年オリヴァーを演じるアーミー・ハマー、成長途上にあり性愛や大人の世界の前でためらいを覚えている17歳の少年エリオがティモシー・シャラメ。

    少年が、数歳年上で自分より成熟した青年に惹かれること自体は自然だと思います。ここではそれが性愛にまで行くので、その辺をどう受け止めるかが問題になりますが、私は異性愛の人間ではあるものの、それほど抵抗なく見ることができました。つまり、作品自体がそれだけよく出来ているということでしょう。

    エリオは他方で同年代の女の子たちとも関係しているけれど、慣れていないので必ずしもうまく行っていない。男女間の結合は最終的には一つのパターンに行き着くしかありませんが、この映画ではそこはむしろファルス的に描かれている。

    逆にオリヴァーとエリオの性的な関係は、その辺の着地点があいまいなままになっています。まあ、そこがかえっていいということなのかも知れません。

    タイトルにもあるような名前の交換は、ひとつには大切なものを交換するという、男女の恋人同士にもありがちな行為のようではありますけれど、同性同士であるために成り立つ行為という面もある。男女間の関係では体液の注入という、ある意味一方的な行為で終わるわけですが、男男関係では(やり方次第ですけど)相互注入ということもあり得る。同性間による大切なものの交換、それは何にも増してセクシーなのではないでしょうか。

    そう、この映画は異性愛の人間が見てもセクシーなのです、男女の関係を露骨に描いたポルノよりも。

  • 80点 いんてりげんちゃ

    2018-06-23  by 未登録ユーザる 。

    欧米のいんてりげんちゃってすごいなぁー。

    終わり。

    ってしてもいいくらいにすごい。どうしても親目線になってしまうが私にはできん。あれもこれもできん。うむ(何が)。

    まぁそれはそれとして、美しい映画であった。ティモシー君もアミハマ君も美しい。惜しげない感じ。キャスティングの勝利。あと舞台の勝利。

    現代を舞台にしたらこうも行かんだろうし、アメリカを舞台にしても(以下略)。

    個人的には、それが男でも女でもこのテの愛だ何だは分からないんだけど。分からないなりに一途なのが好みだから最後「へ?」ってなったし。いや、それはそれこれはこれと理屈では分かっているが。

    「恋するリベラーチェ」を見終わった時もこんな気分になったな、と・・・。

  • 90点 人好きになると痛みがある

    2018-06-19  by pink_star0827

    いわゆるLGBT映画だが、LGBTという枠にとらわれず、人が人を好きになったときに感じる、思いやその痛みを共感できる作品だ。まばゆいばかりの太陽の光の下で愛し合うエリオとオリヴァーの二人が美しい。恋は美しく人を成長させるものだと再認識させてくれる作品だ。

  • 60点 理解はするが共感はできなかった

    2018-05-19  by tabula_rasa

    この作品って、ミニシアター系にしてはめずらしく日本語吹替があるんですね。もちろん完全字幕派の私に迷いはありませんでしたが。

    映画の内容についてですが、私は同性愛に関しては「本人同士が愛し合っていて、他人に迷惑をかけなければご自由にどうぞ」というのが基本的なスタンスです。ただ、共感できるかどうかというのはまったく別の話。残念ながら、本作に関しては、理解は示したいものの感情移入は完全に不可能でした。

    はっきり言います! 私がエリオだったら、ぜったいオリヴァーよりマルシアを取ってますよ、まちがいなく。終盤の駅での別れのシーンなんかも、まったく気持ちが入らなかったし。それより前のシーンで、「私……あなたの彼女なの?」と問いかけた後に期待した答えが得られず肩を落として引き返していくマルシアのうしろ姿の方が、よっぽど切なかったです(観ていて「なぜなんだ、エリオ!」とさけびたかった)。

    観客の大半が女性だったことを考えると、もしかしてこういうのは異性の方が理解できるかな? 私も「モンスター」とか「キャロル」「お嬢さん」みたいな女性同士の恋愛を描いた作品はだいじょうぶだったから。でも、男同士は正直、気持ち悪いです。この映画に感動された方には申し訳ないですが。

    ただ、映画としては絵はきれいでよかったです。北イタリアの避暑地のふんい気とか。あと、朝食も美味しそうだったし。ただ、卵がゆで方が足りなすぎるかな(笑) 私も毎朝、自分でゆでた卵をエッグスタンドに立てて食べていますが、黄身が半熟になるまで火を通しています。作品の評価とはまったく関係ないですが...

    [字幕版]2018/05/07 TOHOシネマズ西宮OS(12)

  • 100点 「何ひとつ忘れない。」に観客としても同じ気持ち。

    2018-05-18  by taata

    お父さんの言葉が愛に溢れていて素晴らしいのはもちろんのこと、何度みても胸にくるシーンとセリフがとても多い。
    エリオがオリヴァーにみせる表情や態度はほんと可愛らしくて、飛び付くとことか酔って見上げるとことか、足踏んでくるとことか、、される側としてはたまらないでしょ。
    ふたりの楽しそうなシーンが幸せであるほど、オリヴァーが一人のときにみせる後悔のまじった悲しい顔が切ない。ネガ風のシーンは、表で堂々と過ごせない関係をエリオにさせていることの後悔?悲しみ?お互いの名前で呼びあうのってとてもロマンチックだけど、自分の名前を聞くたびにもう一人が頭に浮かび続けるのは幸せなのか?残酷なのか?こういうこと考えたり、オリヴァーがどこにいるのか人に聞いてたエリオを思い出すだけで泣けてくる。
    観てから何日経っても、今もずっと残り続けてる映画。

  • 70点 多言語を操り、行動の羅列。不可思議な恋愛映画。

    2018-05-23  by 睡蓮

    面白かった。
    素直だった。
    物語の骨格が弱いので、その観点で見ると残念。
    それ以外の耽美な世界観で見ると、良作。

    【バカンス疑似体験映画として】
    映像もきれいで、イタリアの田舎町でのんびりと水浴びをしながら夏を過ごす姿が良かった。
    とても良いバカンスに来たかのような美しく理想的な日々。
    この類の青春映画の中では、抜群に出来が良いと思う。
    主役の家庭は裕福で、知的レベルが非常に高い。
    イタリア古典美術の教授の家だ。
    レモンの木などの果樹園のような庭があり、
    朝食は屋外のテーブルで皆で食べる。
    自転車で気軽に移動し、
    自転車で転ぶと管理してくれるおじいさんが、直しておいてくれる。
    気が向くと泳ぎに行き、疲れると草むらで横たわる。

    【冷静しきりに物語の筋立てを追う監督目線】
    主役の性質が前面に出ていて、周囲のいやらしさが全くなかった。
    30過ぎの成人が10代20代を見るような臭いが全くない。
    おかしな恣意的な窮屈さもないし、
    異常性もない。
    リブ・タイラーの『魅せられて』に似ているテーマだ。
    今回は主役が男だから、変な方向に行かないで済んでいる。
    監督が冷静に物語だけに集中しているのが救いだ。
    逆に言うと、行動が事実の羅列に終わっているのが残念。
    主人公の妖艶さは一切見えなく感じた。
    描かれていないように感じた。
    恋愛映画なのに。
    そういう意味では秀作なのだ。
    主役の万能性が、作品のアクを帳消しにしているところがすごい。
    主演のティモシー・シャラメ、適任だった。

    【近視眼的な構図】
    今回、物語として近視眼的な世界観ということも関係があるだろうが、
    非常に構図が寄りすぎだ。
    冷静さを欠いた、どこか思いつめたような画面なのだ。
    女性監督らしい、美しいものしか映さないという決定事項を徹底している印象。
    そこが耽美で素晴らしいのだが、
    全ての構図が少しどこかおかしい。
    批判的な意味ではなく、内向的な映像なのだ。
    ジョージア・オキーフの画面いっぱいの花のように、
    背景というものが実はない。
    映り込むものは、全て被写体であり、美しい。
    そして背景に属するものはないように感じるのだった。
    芸術とはただ美しいだけでも、それは良いのだろうか。

    【行動や心情の理由は一切不明】
    ただ、行動の羅列がテンポよく進む。
    どうしてこうなったのかよく考えると深みが全くないのが惜しい。
    人間として惹かれ合うには、それなりの事情や理由があるはず。
    「優秀で物知りな二人」というだけで、
    恋愛映画が成立するのかと考えると、
    あまりに軽薄で、げんなりもする。
    一番肝心な屋台骨が軟骨だったかのようで、がっかりする。

    【理想的な北イタリアの夏の生活】
    イタリアの田舎町で自転車を飛ばしながら、
    庭の果実を齧りながら、
    本当に理想的な過ごし方だ。
    ギターを弾き、ピアノを弾き、バッハについて語り、
    楽譜を読み、編曲する。
    一見万能で、でも実際どうなんだろう。
    絵のような世界だとは思う。
    イタリアの庭の景色は美しかった。

    【多言語】
    多言語を理解できる人間の、万能性と苦悩もかすかに漂う。
    あらゆる事を同時に処理できることが、
    仄かに苦渋を滲ませている。
    主人公はイタリアの避暑地で夏を過ごし、
    フランス語で家族と話し、英語で客人に挨拶する。
    イタリア語とフランス語と、英語。
    くるくる言語が変わる。
    英語は少しイタリア語訛りで、仕草もコミカルだが、
    イタリア人のように多弁ではない。
    母親はドイツ語が出来るので、
    16世紀のフランスの物語のドイツ語の本を
    同時翻訳で英語にしながら読み聞かせてくれる。
    この映画のアクのなさ、は全て登場人物が
    全員努力家だということが全ての原因のような気がする。
    恋愛映画というのは、どこか臭うものなのだが、
    そのくさみがない。そこが驚異的だ。
    この映画は『イヴォンヌの香り』にも似ているが、その面が全然違うのだ。
    そしてそれが作品の質を完全に左右している。

    【多国籍な社交】
    北イタリアの避暑地で、
    英語しか話せないアメリカ人を迎え、
    フランス語しか話せないフランス人の彼女と会話し、
    早口なイタリア人と近所づきあいのランチをこなし、
    母親がドイツ語の本を英語に訳しながら読み聞かせる。
    家族だけの時は、英語がメインで、フランス語もたまに使う。
    目まぐるしくて、面白いと思った。

    【言葉は道路標識】
    多言語故に、言葉数は少なくなる。
    全体的にどの言語も語彙力が低いのだ。
    残念ながら、主人公を取り巻く全ての人が、
    単語を使って会話をしていて、捲し立てるようなシーンは
    殆どない。
    主人公が理解できない言葉は主人公には浴びせられない。
    どの言語が得意ということも特になさそうなので、
    それが、恐らく辛いだろうなと思う。
    短文での意思疎通は、よく考えると寂しいかもしれない。
    ポツポツとした会話。
    そこに純粋さを一瞬感じるが、そこに永遠性はないようにも思う。
    自然なようで、設定全てが異様なのかもしれない。
    個人的に、言葉をすごく大切なものだと考えている。
    だが、
    この映画からは
    「たかが言葉。」
    というニュアンスを受け取る。
    言葉は道路の交通標識のようなもので、
    最低限の意思疎通だけ出来て事故らなければいい。
    それ以外の思考は、自分の内面で完結する。
    解り合っているように見える主人公たちだが、
    実際は何処まで言語を使って、もしくは使わずに解り合っているのだろうか。
    そんな不思議な感覚を味わった。
    個人主義者の集団だから、それでいいのかもしれない。

    【父親の対応】
    「出会えたことは羨ましい。それはお前が善良だったからだよ。」
    "Becase of you are good. "
    「一生に与えられた心と体は一つだけだ。
    それを30過ぎまで抑えつけて殆どの人は過ごす。
    30過ぎたら心は見えぬが老いる。体は誰も見向きもしない。
    それはあまりにも惜しい。」
    心の痛み、喜び、悲しみ、全てが財産。
    「多くの親は早く終われば良いと望むだろうが、私たちはそういうタイプの親ではない。」
    という所が毅然としていて素晴らしいと思った。
    歳をとると、その種類の関係性は得られなくなるという
    一貫したテーマは、『スタンドバイミー』のラストにも似ている。

    親子でフランス語が出来るだけあって、
    核心を避ける会話方法に終始するので、
    どう理解するかは観客に委ねられてしまっている。

    【親子関係】
    主人公の両親は結構変わり者で、
    息子の恋を楽しそうにただ眺め続ける。
    それでいいのだろうか。
    「funny witch」(変な女)
    が主人公が母親への評価だ。
    平穏な日常を送っているようで、
    水面下では色々とそれぞれが思うことがあるようで。
    よくよく考えると、色々とおかしいようにも思う。

    【自己の世界への没入】
    最後は北イタリアの雪景色。
    着飾った主人公が、暖炉の薪が燃える音を聞きながら、
    ぼうっとしている。
    主人公は常に自分の世界に没頭する癖があり、
    その癖がこの物語を軽やかにコミカルにしている。
    そして上質にもしている。
    人間ありきの映画なのだ。
    監督ありきとはあまり思わない。
    暖炉の薪の前で、パチパチと弾ける薪が燃える音。
    この上ない落ち着く素晴らしい時間じゃないだろうか。
    この映画は夏といい、冬といい、最高の時間を切り取って配してくれる。
    心意気なのだ。

    【感情描写の自然さ】
    主役は、悲しい時は、嬉しい時、いざとなると
    その逆の表情をする癖があるようだ。
    それがまた、味わいになるのだから凄い。
    複雑な単語や言い方になる場合は、
    珍しい満面の笑顔でコミュニケーションを回避する。
    事故を避けているようにも見えてきた。
    言語とは何なのだろうか。
    この主人公に関しては、ジェスチャーや顔の表情の方が多弁だ。
    情報交換?事故回避?コミュニケーション?
    言語に全てを頼って生きることしか知らないと、
    この言語はただのツールという感覚が、一瞬すごく見えて、
    実態不便そうにも見えた。
    日々、毎日毎日言語的な限界にぶち当たりながら生きるってどんな気分なんだろう。

    【ファッション】
    主役のファッションが可愛いと思った。
    黄色いリュック。
    ナイロンの程よく派手目な登山風のオーバーサイズのジャンパー。
    紺色のダボダボっとしたセーター。
    冬の白いシャツ。
    このリュックは、畳まれて一番始めに自転車に乗るシーンで自転車に備え付けられている。

    【小道具】
    illyのコーヒーの空き缶が並ぶ、自転車修理場の様子。
    水色のビックのボールペンが転がっている。
    ベスパが少し映る。
    フィアットのエンジン音の軽さ。
    そういった、細かな面白みを拾うのは楽しい。

    【音楽】
    主人公が悩み始めると流れる、
    ギターのきれいな曲が2曲あったのだが、
    どちらも素晴らしい。
    暖炉シーンの「ミステリー・オブ・ラブ」スフィアン・スティヴンスが特によかった。
    坂本龍一のピリピリとしたピアノよりも、
    アイドル風の曲の方が私にはよく感じられた。
    非常にサントラの価値が高いと思う。

    【映画チラシがまたキレイ】
    2018年4月27日公開で、早めに行ったのですが、
    頂けたチラシがきれいでした。
    粗めの用紙で、広げると4倍にまでなり、
    ちょっとしたポスターのようになります。
    紙質の粗雑さなんかにまでこだわるあたり、
    この映画にも共通する気配り気の利き方が出ています。

    【言語の伝承と核家族】
    映画の中の家族は、核家族ですが、
    それ故に言語は道路交通標識レベルの記号に過ぎないのかもしれない。
    言語の深みや文化的な伝承は、知的レベルが高いということとは全く関係ない。
    学校では習えず、生活上で沁み込ませるしかないのだ。
    核家族化すると、方言自体が消滅するそうです。
    情報伝達系の言語による意思疎通は両親とはする。
    しかし切羽詰まった言語の行き来では、
    方言や言葉の面白みなどの味わいは伝承しないそうです。
    道路標識から、学ぶべき味わいはほぼ無いだろう。
    三世帯家族など、祖父母との会話は、切羽詰まった内容でない為、
    その時々の空気感や方言、ニュアンスが沁み込むそうです。
    落ち着いた雰囲気でしか、頭脳的な味わいは残らないのだと思います。
    右脳(理論)を使うか、左脳(感情)を使うか。
    前頭葉(意思)を使うか、海馬(感覚情報保存)を使うか、尾状核(知的情報保存)を使うか。
    一度にどれか一つしか出来ないのが人間なのかもしれない。
    効率重視でいくか、時間をたっぷりかけるか。
    ただやるか、楽しむか。
    じっくり観察しながら会話するには、それ相応の時間が必要ということだろう。
    感受性を使いながら生きるには、時間が必要。
    自己の内面を使って会話するか、しないかとも言える。
    内省的にするかしないか。
    学校で習える文化と、習えない文化の二種類がある。
    「馴染む」ことは、結構貴重なことではないかと思う。

    もちろん、街中で見知らぬ同業者とすれ違う時、
    同業者だろうなと思うような、沁みつき方も別途ある。
    頭脳ではなく、生活自体がにおいがとなって体に染み付く場合だ。

  • 100点 美しい余韻が…

    2018-05-01  by れおろん

    なんと丁寧に作られた作品。北イタリアの光溢れる映像、ストーリーの邪魔をしない美しい音楽、綴られる印象的なセリフ、キャスト陣の見事な繊細な演技。全てが贅沢な芸術作品でした。ジェームス アイボリー氏の脚本もさすが! 無駄なく無理なく 否応無しに物語に引き込んでいきます。
    どのシーンを切り取っても美しかった。 あの数分間の印象的なラストは後々まで語り継がれることでしょう。
    タイトルの意味も深いということがわかりました。 お父さんの語りかけ 素晴らしかったなぁ。涙が出ました。ティモシー シャラメ君が演じていなかったら 全く違う味わいになったのでは。まさに適役でした。
    また観たい。

  • 90点 もう一度観に行こうかな

    2018-04-27  by ちょし

    80年代、北イタリア。
    愛しのFIATも四角い。

    ワンシーン、ワンシーンをものすごく丁寧に描いた、上質のラブストーリー。
    物語がエリオの目線で映し出されていくので、エリオの心の動きや変化は良くわかるのだけれど、
    オリヴァーの心情は前半はつかみどころがなく、それが実にまどろっこしくて効果的だ。
    オリヴァーがいつ落ちたのか、また観に行って確かめたくなる。

    私はオリヴァーとほとんど同じ年なので、この時代背景はものすごく懐かしい。
    あの時代、あんな風に踊っていたのも知っている(笑)。

    あの頃はこんな風に恋に落ちて、悩んで、幸せになって、諦めて、傷ついて、、、
    あの頃、私にもエリオのお父さんのような言葉をかけてくれる人がいたら、もっと自分の想いを大切にしていたかもしれない。
    そして、親の年になった今、エリオの親たちのように温かいまなざしで子供の恋(それもストレートではない恋)を見守ることができるだろうか。

    余韻の残る映画を久しぶりに観た気がする。

  • 90点 タイトルの意味は、2人の「絆」

    2018-04-12  by 未登録ユーザnishita0816

    今年のアカデミー賞で、作品賞、主演男優賞にノミネートし、脚色賞を獲得した本作品。

    まだ公開前なので、内容は多く語らないけど、とにかく演技がすごかった。

    セリフが少なく、感情や思考が分かりづらいので、行動や些細な表情の変化、発せられる語句など、主演2人の一挙手一投足に、注目が求められる。

    また、時にはピアノが奏でるクラシックのBGMや、書籍からの引用によって、それが表現されている。

    ティモシー・シャルメ演じるエリオは、17歳の高校生。

    バカンス先の北イタリアで、考古学者の父のアシスタントとして、大学院博士課程のオリヴァーがやってくる。

    最初は知的で、人の良い兄として慕っていたが、それはやがて恋心へと発展する。

    しかし、女性とすらまともに交際した事がないので、今まで持った事の無い、友情とも、家族とも違うその感情を、本人にどう伝えれば良いか戸惑うエリオ。

    対するオリヴァーは、過去の嫌な体験から、エリオへの想いを隠そうとし、内なる自分を必死に抑えようとする。

    相手を想い過ぎるあまり、自分の気持ちが伝えられず、微妙な距離感を保つ2人は、まさに表裏一体。

    映画のタイトルにもなっている劇中のセリフ「君の名前で僕を呼んで。僕の名前で君を呼ぶから」は、同じ想いを経験し、分かち合ったからこそ、二人の間に芽生えた、特別な絆を意味する。

    ティモシー・シャルメくんがかっこいい、可愛いとか、ホモセクシャルな描写が多いといった内容は、外部的な要因であり、この作品の軸ではない。

    互いが互いを想い合う、性別を超えた淡く繊細な恋心に注目して欲しい。

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