ただいまの掲載件数は タイトル64698件 口コミ 1175650件 劇場 588件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > ボーダーライン〈2015年〉 > ボーダーライン [Blu-ray]

ボーダーライン [Blu-ray]

『ボーダーライン [Blu-ray]』を価格比較。★★★★(76点)『ボーダーライン〈2015年〉』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

ボーダーライン [Blu-ray]
75点
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演 エミリー・ブラント,ベニチオ・デル・トロ,ジョシュ・ブローリン
発売日 2016年10月4日
定価 5,400円(税込)

 

価格比較

ボーダーライン [Blu-ray] 4,016円 (税込)
近日発売 予約可
Amazonで買う
ボーダーライン [Blu-ray] 売り切れ  

 

商品詳細情報

販売元 Happinet
発売日 2016年10月4日
ディスク枚数 1
形式 Blu-ray


ぴあ映画生活ユーザーによる「ボーダーライン〈2015年〉」のレビュー

  • 70点 傑作の一歩手前

    2016-04-12  by odyss

    誘拐犯担当のFBI女性捜査官が、CIAの麻薬捜査に協力することになって、というお話です。

    メキシコとの国境を通って麻薬がアメリカに流れてくるのですが、小物だけ取り締まっても、肝心要のメキシコの麻薬王を押さえないといつまでたっても事態は良くならない。そこで・・・というふうに筋書きが進みます。

    この辺の事情は、ふつうの日本人にはこの映画だけからは十分把握できるは言えません。見ていてよく分からない箇所が結構あるのです。

    たしかに、ヒロインが主張するような法に則ったやり方だけでは事態が改善されないことは分かる。ただし、この映画ではその辺の不条理が十分に展開されているとは言えないのではないでしょうか。特に、筋書きが最終的には個人の復讐心に収斂しているために、作品が小さくなってしまっているという気がします。

    別の言い方をすれば、この映画は最後に来て変に分かりやすくなり過ぎているのです。むしろ、麻薬をめぐる事情の複雑さや、FBIとCIAの組織的対立、或いは上層政治家と組織人との乖離といった問題を、もう少し可視化して深めて描いていれば、もっと全体が重層性に満ち満ちて、複雑で分かりにくくとも傑作と言える映画になったのではないか。

    迫力のあるシーンが多いし、それなりの作品ではあるのですが、なまじ復讐の筋書きにしてしまったがために、傑作の一歩手前で終わったのが惜しいと思いました。

  • 80点 ワクチンの発明

    2016-05-04  by 小波

    暗殺者を意味する原題「SICARIO」も巧いタイトルだが、邦題の「ボーダーライン」も端的に作品のテーマを表現している。思い返してみると、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は、どれも境界の曖昧さが特徴的だ。「灼熱の魂」、「プリズナーズ」、「複製された男」、いずれの作品でも、善と悪、敵と味方、日常と非日常、現実と虚構といった、何もかもの境界が曖昧となり、混沌とした世界が描かれている。

    メキシコ麻薬戦争の深い闇を、FBI捜査官である主人公の目線で描く本作品でも、観客は主人公と共にカオスに放り込まれる。作戦も、仲間の正体すらも明かされない。法の支配も及ばない。なぜ誘拐捜査班に属していた主人公がこの特殊部隊に呼ばれたのか。何を信じ、何を守るために闘えばよいのか。精神的に追い詰められていく主人公を、エミリー・ブラントが体現している。

    砂塵が舞っていそうなざらついた国境地帯の熱気が肌に伝わってくる映像。低音で響いてくる音楽と相まって、不穏な空気を高めていく。麻薬カルテルが支配しているという街の凄まじい景観に震撼した。

    麻薬戦争の激しい攻防の合間に、 メキシコ人警官の家庭の日常が映し出される。父親にサッカーをしようとねだる少年。どこにでもある光景。麻薬戦争は、市井の人々のささやかな暮らしをも暴力的に破壊していくのだ。

    主人公が謎のコンサルタントに対して抱く感情が、繊細に描写される。何者かと疑い、不信を抱き、窮地を救われて心を開き、そして裏切られる。二人の間に流れる、ヒリヒリした緊張感に痺れた。

    題材、脚本、演出、映像、音響、どれもがスリリングで硬質だ。ヴィルヌーヴ監督の手腕を堪能させられる、ずしんと腹に響く一本である。

  • 80点 毒をもって毒を制す

    2016-04-16  by レクター博士

    主演としては、線が細いエミリー・ブラント。が、これも計算の内だろう。

    彼女の矜持が、ギリギリに、この物語を支えているシナリオ術の極意。
    ラスト・シークエンスにその葛藤と諦観が現れる。
    今更、ル・カレでもないが、もはや次元の違う世界なのだろう。

    何でもあり、は映画的にスルー出来るというか、デフォルトでもあるが、現実世界では(表向きには)報道されない。

    まあ、世界各所で「戦争」は今も起きていて、マスコミがスルーしている水面下にはドロドロの戦禍が存在し、一般人には認識出来ない。
    抜き差しならない状況に陥っているのだろう。

    「目的と手段」がズルズルで混沌となり、変容する恐ろしさ。

    そんな事をつらつら、思いました。

  • 90点 悪魔を前にして声を失うアリエル

    2016-04-13  by えんぞ

    レクター博士と対峙するクラリス
    エイリアンと対決するリプリー
    ああ これがおとぎ話やSFだったら
    どんなにかよかっただろうに・・・と思った
    ノンフィクションじゃないけど
    現実を反映させたドラマが衝撃的!

    貧しい朝食と最後の晩餐
    いつものTシャツに防弾チョッキ
    サッカーに銃声
    さすがドゥニ・ヴィルヌーヴ
    エッジの効いた演出が見事

    夕映えに佇む捜査官 そして花火
    メキシコの陽光と影を捉えた撮影も素晴らしい

    「正義とは何か」を問いかけ
    観る者がガツンと打ちのめされる傑作!



  • 90点 暴力の視点

    2016-04-13  by エージ

    今、一番危険な地域であるメキシコ。実際に政府が機能しなくなり麻薬戦争で万単位の人が死んでいる。それを題材にしている作品は多いけれども、メキシコだけでなく、アメリカ、詳しく言えばアメリカ政府の暴力性についても良いのかどうかを含めて描写しているという点では優れていると思う。主人公の女性が常識的で観客の視点に近いのだが、それを飛び越えてしまうような迫力と語りの力がある。

  • 80点 一線を超える

    2016-02-09  by ハナミズ

    いつもは邦題に首をひねることも多いが、これは理解出来る。
    まさにここには様々なボーダーラインが引かれているから。

    メキシコとアメリカの国境ラインをめぐる麻薬カルテルを取り締まる映画だが、よく練られた『線引き』が話を複雑かつ面白くしている。
    緊張感でビッシリ汗をかきそうなくらいスリリングなシーン連続の映画を撮ったのは『灼熱の魂』『複製された男』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。
    作品の本当の姿を中々見せずにあっと言わせた『プリズナーズ』を想起する。
    本作のケイト(エミリー・ブラント)は振り回されっぱなしで、観客の目となり話を引っ張る役割は上手い演出。

    ポイントは、なぜ“甘っちょろいFBI捜査官”を厳しい現場に連れていくのか…だろう。
    そこに隠された現実の厳しさは理想主義者に伝わるだろうか。
    国のボーダー、権力のボーダー、さらには善悪のボーダーまで揺さぶられる。

    エミリー・ブラントとデル・トロの迫真の演技が話に力を与えている。
    当初、FBI捜査員にしては線が細いと思ったエミリーだが、進むにつれキャスティング理由には納得できた。
    食わせ物を演じるデル・トロはさすがの貫録。

    撮影は『プリズナーズ』でもコンビを組んだロジャー・ディーキンス。
    コーエン兄弟の作品でもよく知られるが、陰影の強い画面作りとドラマ性を盛り込んだ映像に魅せられる人も少なくないのではないか。
    隊員たちが夕暮れの中を進むシルエットなんかは印象深い。
    ヨハン・ヨハンソンの弦楽器を使った不穏な音楽も効果をもたらす。

  • 90点 平和という幻想

    2016-12-05  by J P

    同時期に公開された「ズートピア」と設定が似ており、あちらはかわいいウサギの警察官のジュディが奮闘して自己実現を図る作品だが、こちらはFBI捜査官のケイトがひたすらに利用され、傷つき、絶望させられ、そして誰も彼女に救いの手を差し伸べることはない。
    ズートピアは一見すると分不相応であることも向こう見ずに奮闘することで仲間の心を動かして理解を得られる・・・といったテーマがあったが、こちらにそれはない。なぜならこちらの世界は本物のこの世の地獄だからだ。理想だけでは地獄で生きていくことはできない。
    平和というものは幻想であり一定の秩序が保たれた状態が目指すべき現実であるということが理解できない者は排除される。地獄の深淵に落ちる前に地獄の門で引き返すこととなったケイトはある意味で幸せであったということか。

  • 80点 最後まで緊張感たっぷり

    2016-04-16  by ぴなうさぎ

    メキシコのカルテルは恐ろしいというのは周知の事実。とはいえ、のっけから凄惨なシーンが出てきて、強烈なスタート。
    クライムアクション映画というより人間ドラマにも近い。観客側もなにが善で悪なのかのボーダーラインがわからなくなる作りは、アメリカン・スナイパーをふと思い出した。
    そして、ベニチオの存在感たるや半端ない。
    ボーダーラインという邦題も良いと思うけど、物語の初めに原題についての説明が差し込まれるので、これは原題で上映して欲しかったかも。

  • 70点 どこだよ?奴らか?

    2016-04-13  by ジョン・ドゥ

    どっか〜ん、バキューン
    ホラーのような、ハラハラ感
    渋滞のシーンは特にね!
    どこだよ? 奴らか?って

    チェの主役の人、怖くgoodです。
    だれも信じられない。
    そして、彼女は?
    銃を構え、暗視カメラを装着しトンネルに向かう
    この地はもはや戦場?
    この国も、銃声が聞こえなくなる日が
    来るのだろうか?

  • 50点 一瞬たりとも気が抜けない

    2016-04-10  by MizuKi

    ぴあの試写会にて鑑賞。

    FBIのエリート捜査官として方やモラルに従った仕事をしてきたのに、突然無法地帯のメキシコ国境での任務に放り込まれたケイト。彼女の成長物語的な映画かと思っていましたが、いい意味で期待を裏切られた。
    登場人物の目線に沿った独特のカメラワーク、重厚で重々しい音楽、迫力のあるプロペラ音と銃声・・・笑えるシーンは一切なし、最初から最後まで一瞬たりとも気が抜けない緊張感溢れる映画でした。凄惨な殺しのシーンもリアルに描かれており、ドキュメンタリー映像を見ているような感じがしました。

    映画に描かれた、銃声が毎日響き渡るような街が、今も実際に米メキシコ国境にあるのかと思うと胸が痛みます。

    ややグロテスクな映像はありますが、ハラハラドキドキしたい人、FBIやCIA捜査官のかっこよさを堪能したいにおすすめ。

この他のレビュー閲覧やレビューの投稿は ボーダーライン〈2015年〉の作品ページ へどうぞ

Myページ

ログイン

はじめての方はこちらから

新規ユーザー登録
ぴあ映画生活 facebook公式ページ
ニコニコ生放送 週刊ぴあ映画生活

関連DVD

ボーダーライン スペシャル・プライス [DVD]

  • 定価:1296円(税込)
  • 価格:991円(税込)
  • OFF:305円(23%)

ボーダーライン スペシャル・プライス [Blu-ray]

  • 定価:1944円(税込)
  • 価格:1391円(税込)
  • OFF:553円(28%)

 

 



『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019』特集
正統派時代劇『武蔵−むさし−』が公開!
歴史に残る“クライマックス”を見逃すな!『アベンジャーズ/エンドゲーム』特集
WOWOW『連続ドラマW 悪党 〜加害者追跡調査〜』特集
映画ファンなら見逃してはいけないSFスリラー『クローバーフィールド・パラドックス』 『アナイアレイション −全滅領域−』特集
ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる春号登場!
新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ!
DCヒーローの動向をチェック!『DCコミック映画』まとめ
あの映画の“核心”に迫る!話題作のキャスト・スタッフに直撃!【インタビュー記事まとめ】
進化し続ける4DXの魅力をレポート!4DXニュースまとめ