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凶悪 [Blu-ray]

『凶悪 [Blu-ray]』を価格比較。★★★☆(72点)『凶悪』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

凶悪 [Blu-ray]
71点
監督 白石和彌
出演 山田孝之,ピエール瀧,リリー・フランキー,池脇千鶴,白川和子
発売日 2014年4月2日
定価 5,184円(税込)

 

価格比較

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商品詳細情報

販売元 Happinet(SB)(D)
発売日 2014年4月2日
ディスク枚数 1
形式 Blu-ray


ぴあ映画生活ユーザーによる「凶悪」のレビュー

  • 90点 いつまで生きているんだよ!

    2013-10-20  by 出木杉のびた

    心胆を寒からしめる、恐ろしい映画であった。人はどうしてここまで残酷になれるのだろうか。これが実話を元にしているだけに、更に怖さはいや増す。普段は優しい顔をして、物腰柔らかに接する紳士だと思っていた人物が、裏では金の為なら人殺しを厭わない、狂気の鬼となる。この映画で描かれる“先生”こと、木村文雄(リリー・フランキー)は、正にそんな人間の秘めたる残酷さを体現する人物である。

    一方、木村を先生と慕って、黙々と、いや嬉々として殺人の指示に従う須藤順次(ピエール瀧)は、目的が金というより、信頼関係を失った相手を懲らしめる意味合いが強いように思える。恩義を感じる木村の手助けで殺し、自分を裏切った仲間、子分を殺す。だから、自分だけ牢獄に入れられているのに、一人のうのうとシャバで暮らしている木村を恨み、告発しようとするのは、須藤の行動としては筋が通っていると言えるだろう。

    事件の取材を始めるのは、雑誌ジャーナリストの藤井修一(山田孝之)。最初は気乗りしなかったこの仕事も、須藤と話をして、その犯罪の裏が取れてくるに従い、徐々にこの事件にのめりこんでいく。家庭では認知症の母の面倒を妻・洋子(池脇千鶴)に押し付け、家族を顧みようとはしない。この件に没入することは、当初は家庭からの逃避だったのかも知れない。無気力な藤井を、これほどまでに変えていったものは、何だったのか。

    洋子と呆けてしまった義母・和子(吉村実子)とのやりとりに、必要性があるだろうかと当初は思ったが、洋子が和子に対して抱いてしまった感情を知るにつけ、木村達の老人殺害の事件と心情的にリンクしてくる仕掛けに驚かされた。もしかしたら、殺意を抱いていたかも知れない。木村の餌食になった老人たちは多額の保険金をかけられ、死んでいくことによって利益に変えられる。生きていても値打ちのない、死んでこそ価値ある人間だという理由で、殺されたのだ。歳をとるということが、俄かに恐ろしくなってきた。自分も惚けて、家族に迷惑をかけてしまうのだろうか。死んでしまえばいいなどと、決して思われたくはない。

    電気屋の父親がいたぶられ続けて殺されていく描写は、観ていて本当に苦しくなってくる。家族に見捨てられた老人としての存在が、あまりにも哀れでならない。挙句の果てに「いつまで生きてるんだよ!」という木村の本性を露わにしたセリフの恐ろしさ。木村はまるで楽しむように、自分にもやらせて、と言っては痛めつけて喜んでいる。木村、須藤の他に、舎弟が二人。誰もその行為を止めることもできず、集団心理の怖さを見せつけられる。舎弟たちも言うことをきかなければ、明日は我が身という恐怖に支配されている。

    演技陣が素晴らしい。リリー・フランキーも、ピエール瀧も迫真の演技で魅了する。ピエールは冒頭で散々狂気を見せつけた後、拘置所の藤井との面会では、毒気が抜けたかのように、慎ましやかに見えたが、瞬発的に怒鳴り散らして殺人者の本性を見せつける。そして山田孝之は、微妙に移り変わる心の動きを表現する演技に挑み、成功している。

    長編二作目の白石和彌監督の演出は堅実で、見事に人間の闇の部分が暴き出されていく。ラスト、木村が藤井に突き付けた言葉は、殺人者に死刑を望む我々にも、向けられているように感じられた。こういう恐ろしい残忍な事件ほど、ワイドショーでは注目され、また視聴者も興味本位でその真相を知りたがる。そして、人殺しには死をもって償えと訴える。僕もまた同じであった。人の死を願った自分自身に気づき、愕然とさせられてしまった。

  • 90点 社会派で真面目な『冷たい熱帯魚』

    2014-03-10  by lp

    山田孝之、リリー・フランキー、ピエール瀧出演、白石和彌監督による、実際の事件をベースにしたサスペンス。

    劇場公開時には見逃していましたが、昨日品川プリンスシネマで実施されていた「日本アカデミー賞」の特集上映企画にてキャッチアップ。期待以上の映画でした。

    まず何と言っても、リリー・フランキーとピエール瀧の演技が良い。2人とも本当に楽しそうにジジ・ぶぅ演じる老人を殺害していて、心底ビックリしました。
    そして、2人とも適度に胡散臭いのがまた良い。それでいてリリー・フランキーには不気味さが。ピエール瀧には純朴さがあり、それぞれの役にピッタリ嵌まっていました。演技力云々ではなく、2人の素の姿の中に、今回の役柄に近いものが潜んでいるように感じました。

    ストーリーには思わず笑えるところもありましたが、基本的に重たいタッチで描かれ、事件を追う過程で高齢化社会の問題点が浮き彫りになるなど、社会派の要素が強い犯罪ドラマでした。実際の事件をテーマにしているところや、ピエール瀧とリリー・フランキーによる殺人や死体処理の描写などは、『冷たい熱帯魚』を彷彿とさせます。
    ラストのオチは映画ならではの面白さが感じられる見せ方で、最後まで見応えがありました。

    映像は舞台となる北関東地方の荒涼とした風景が、韓国映画のような世界観を醸し出していて良かったです。

    殺人シーンなどかなり衝撃的なので、人によっては嫌悪感を抱くと思いますが、個人的には好きな映画です。

  • 80点 誰もが凶悪を持ちうる

    2013-09-28  by ハナミズ

    実際に起きた事件を取材した新潮45編集部編『凶悪 -ある死刑囚の告発-』を基にした社会派サスペンス映画。
    冒頭から硬派な匂いがプンプン伝わり、じんわりアドレナリンが出始める。

    まずは主演3人のキャスティングが良い。
    怪物を思わせる暴力団組長<須藤>にピエール瀧、先生と呼ばれる妖怪のような不動産ブローカー<木村>にリリー・フランキー、真実を追求するジャーナリスト<藤井>に山田孝之。
    それぞれ特長を生かした三者三様の顔つきが良い。

    誰もが主役になりうる立場だが、素直に記者目線で語られたのは納得するところ。
    事件の全容を手繰り寄せるように須藤の手記が丁寧に再現されてゆくドラマに引き込まれてゆく。
    実話がベースとはいえ、表現は映画のものだろう。
    その意味で滑稽とも思える殺人風景は逆に背筋が凍りつくようでもある。

    また、原作にはなかったであろう藤井の家庭の問題を盛り込むことで深みと面白みがグンと増している。仕事バカとなり家庭を顧みず事件にのめりこむ藤井の後姿を妻(池脇千鶴)が的確に表現したセリフにドキリとする。
    須藤、木村という犯罪者と比べ、正義を振りかざす藤井の闇こそ人間の持つ普遍的なもので、共感ポイントとして落とし込まれたいるのではないか。
    刑法に触れないまでも<身勝手な振る舞い>という意味では、誰しもが<凶悪>になりうる素地を持っていると気づかされゾッとする。

    自分には絶対ないと完全否定できる人はいるのだろうか?
    長編二本目という白石和彌監督の今後には注目しないとならないようだ。

  • 80点 笑顔が怖すぎっ

    2013-10-05  by 猫ぴょん

    た・・・楽しそうに・・・
    そんな事を・・・・・・
    \(゜ロ\)(/ロ゜)/
    いや・・・心底楽しいんだろうなぁ・・・
    こうゆう人間は。

    笑顔も怖いけど能面のような表情になった瞬間!!!
    怖すぎる〜〜〜〜〜〜〜
    リリー・フランキー恐るべし!!!

    感覚の麻痺

    いや・・
    こうゆう人間の一連の行動よりも
    ごくフツーの電気店の一家の方がより怖いかも。

    追い詰められたらなんでもありなのか?

    あ〜ダメだダメだダメだ

    ダークサイドには落ちないぞっ^_^;

  • 80点 こ、怖いよ〜

    2015-04-19  by Blue Rose

    とにかく怖かったです。作品としては、もしくはもっとはっきり書きますとラストについてはいろいろと思うところもあるのですが、お話どうこうという以前に、ピエール瀧さん・リリー・フランキーさんが本当に怖い。瀧さんなんか「これがあのオラフ(byアナ雪)か!?」と思うぐらい(笑)。

    人間、やっぱり「関わってはいけない人」とは関わってはいけないんですよね。これが「事実を元にしている」というから本当に怖い。世の中には本当にこういう「他の人の気持ちを考えることができない」「平気で人を殺すことができる」「人でなし」いるんですよね。ああ、怖ろしい。私自身はそういう人と関わらずに生きてくることができましたが、これから先のことはわかりません。できる限り関わらないようにして生きていきたいです。

    もう最初から最後まで「怖い怖い」としか書きませんでしたが、本当に怖い映画でした。人間というものの怖ろしさを抑えたトーンで描いた「名作」でありました。怖さはもう☆5つ以上なのですけれど、お話の面を考えると満点というわけにもいきませんので、☆4つにさせていただきます。でも、ピエール瀧さん、リリー・フランキーさん、そして山田孝之さん、本当に熱演でした。

  • 70点 さっさと死刑にしろ

    2014-09-14  by EGライダー

    これ週刊誌の記者が明らかにしなかったら、真相が闇になっていた事件なんですね。

    カネ目当ての虐待、強姦、殺人が酷い。
    ムカムカするので、もう再見したくない。
    人を虫けらのように殺しておきながら「死にたくない」
    ・・まさに虫のいい話
    記者が最後に裁判所で言ったセリフがいい。
    私も同感です。
    「神さまもホンネでは死ねと思ってるぞ」
    と付け加えたい。

  • 80点 演技じゃない

    2014-04-23  by Yosu

    リリーさん、ピエールさん、
    本人たちじゃないですか?
    家庭を顧みない山田さんも!
    キャプテンフィリップスのソマリア海賊も本人達?と思いましたが、それ以上かも!
    最後も若干のスパイスが効いて、全編に緩みがなく
    人それぞれの内面が見え隠れした怖い映画でした。

  • 80点 九十九一とは、また懐かしい。

    2013-10-10  by クリス・トフォルー

    『そして父になる』にも出ているリリー・フランキーとピエール瀧の熱演が、ひとまず注目を惹く映画だが、山田孝之と池脇千鶴(『指輪をはめたい』)はじめ、地味だが実在感の出せるキャスティングが活きた力作。

    『日本の悲劇』や『共喰い』もそうだが、メジャーが手を出しづらい題材を、メジャーな俳優を含めたキャストでしっかり見せるような日本映画が、年に数本でも見られることは、映画好きとしては悦ばしいことですワ。

  • 100点 観る側に突きつける問いかけ

    2013-10-09  by ローラ

    山田孝之さん、ピエール瀧さん、リリー・フランキーさん
    ときたら、もうそれだけで楽しみでたまりませんでした。

    期待を裏切らない作品でした。
    これ、今年観た中で最大の問題作と言ってもいいです。
    観た方がいいです。
    好きじゃないけど、凄いです。

    勧善懲悪やハッピーエンドのように
    見終わってスッキリして帰れる映画作品もいいんですが、
    この作品は違います。

    見終わっても全然スッキリしないけれども
    見る側にいろいろなものを投げかけて
    解釈を見る側に委ねるというのこそ、
    映画の醍醐味ですからね。

    須藤(ピエール瀧さん)の悪行の数々、
    先生こと木村(リリー・フランキーさん)が陰の指南役
    という犯罪の輪郭しか見えなかったものが、
    雑誌記者、藤井(山田孝之さん)が取材にのめり込むうちに、
    自分でも気づかないうちに、
    木村を死刑に追い込むことが
    自分にとっての正義になってしまう。
    その過程の描き方が絶妙でした。

    藤井が取材に深入りすればするほど
    藤井の家庭内の状況が悪化していく様子を
    犯罪の詳細が暴かれる過程と並行して描かれたことで、
    作品の深みが増したと思います。

    最後に木村が発したセリフと
    藤井を指差したその指は、
    まさに我々、観客をも指していました。

    日頃、犯罪のマスコミ報道を鵜呑みにしてしまう我々ですが、
    実際は犯罪の被害者加害者、当事者同士にしかわからない事実は複雑で、
    白と黒に分けられるものではなく、
    限りなくグレーなことだらけなのかも知れません。

    ある人から見れば悪であっても、
    他の人から見れば善だとも言えるでしょう。
    善と悪は、表裏一体なのかも知れません。

    山田孝之さんは、
    どんな極端な役でも何でもこなす
    素晴らしい役者さんですが、
    この苦しい役も今まで彼が演じてきた役に比べれば
    わりと普通の社会人(?)のような気がしました。
    寡黙な役でしたが、表情の変化で心情を雄弁に語っていました。

    リリーさんと瀧さん、
    この二人は本当にすごかったです。
    もう狂気としか言えないような悪の所業を、
    日常生活のひとコマのように自然に演じていました。
    普通なだけに、よけい恐ろしかったです。
    お二人の優しく穏やかな役もいろいろ観てきているだけに、
    その、役者魂に感服しました。

  • 20点 非常に物足りない。

    2013-09-24  by アームピット

    見ながら、やっぱり園子温や北野武は才能があったんだ、と思わざる得なかった。
    何を楽しみに観に行ったかと思えば、やっぱり恐怖とそれを超えた笑い、どっちにしろ強い刺激が欲しかったんだけど、初めて見た白石監督は真面目でいい人なんだろうな、と思った。
    極悪非道過ぎて笑えてくるようなニュアンスの狙いは外していた。だけでなく、恐怖も感じなかった。記者の背後のドラマは凡庸過ぎて更に不発。狙って成功してないのはなんでだろう。
    その前に、雑誌記者が死刑囚と会って回想における事件に突入していくまでが既に退屈。記者の背後としての“家庭の事情”もたいした同情を感じない。事実がどうかはしらないけど、描写が凡庸で緊張感がない。“事実”というのが枷になってるのか、フィクションとしては突き抜けてないし、リアリティドラマとしては装置も見せ方も芝居も驚きがない。ドラマとしては巻き込まれた記者視点で、それこそ「ほんとにあった呪いのビデオ」みたいに見せていったほうが、「怖く」はなったと思うけど、商業映画としてこういったキャストを配しているのなら、やはりフィクションとして突き抜けたかった。いいキャスティングがもったいない。

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