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ロープ 戦場の生命線 [DVD]

『ロープ 戦場の生命線 [DVD]』を価格比較。★★★★(76点)『ロープ/戦場の生命線』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

ロープ 戦場の生命線 [DVD]
75点
監督 フェルナンド・レオン・デ・アラノア
出演 ベニチオ・デル・トロ,ティム・ロビンス,オルガ・キュリレンコ,メラニー・ティエリー
発売日 2018年12月4日
定価 4,104円(税込)

 

価格比較

ロープ 戦場の生命線 [DVD] 3,631円 (税込)
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商品詳細情報

販売元 オデッサ・エンタテインメント
発売日 2018年12月4日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD


ぴあ映画生活ユーザーによる「ロープ/戦場の生命線」のレビュー

  • 70点 ロープと死体は使いよう

    2018-03-08  by ハナミズ

    『ノー・マンズ・ランド』やタイプこそ違うが舞台がバルカン半島ということでクストリッツァ作品を思わせる。

    1995年、停戦直後のバルカン半島のどこか。
    一本ロープを巡っての様々な人間模様と戦争の不条理さが寓話的に描かれる。
    人を生かすも殺すもロープ次第と言ってはオーバーに思えるが、それも一つの現実だろう。

    冒頭から象徴的なシーンで始まる。
    井戸に投げ込まれた死体を引き上げようとする国際救助活動家のチーム。
    どれほど平和的な解決を図ろうと彼らが身を粉にしても徒労に終わる展開に心底へとへとになる。
    それと同時になんでも利用しようとする強かさもこの半島を仕切る難しさを物語るようだ。
    ジョークなのか、真面目な話なのか分からない表現もこの地の特質なんだろう。
    ロープを巡って、現地の少年の水先案内で知る衝撃の事実は何よりも強烈。
    国境なき医師団としても活動したという原作者ならではの経験だろうか。

    小道具としてのロープが全編に効いてくるので、むしろ邦題は分かりやすいと思う。(まぁ、あちらの人のひねった表現としては原題“A Perfect Day”の方がピンとくるのかも…。)

    フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督は脚本家出身というのがまとめ方に表れているようだ。またドキュメンタリーの経験も生きているように思う。

    悲惨な状況だが、ウェットにならず乾いた硬質さもまた特徴の一つか。
    この手の映画ではハマリ役のベニチオ・デル・トロは納得として、ティム・ロビンスの老け具合がよい。

    これほど多くの問題を抱えているにも関わらず、住民の活気あふれる姿にささやかな希望を見出す。
    (一つ気になったのは、犬の世話は誰が?)

  • 80点 ユーモアたっぷりだけど深い

    2018-02-22  by ぶんず

    紛争地帯での支援活動をユーモアたっぷりの会話を交えながら描かれていてかなり面白い。
    また逆にそれが悲惨な紛争地帯の現状の残酷さ、理不尽さを強調され深く考えさせられる。
    エンディング曲も胸に刺さります。

    ロープ一本探すだけで紛争の内情がこんなにも写し出される。とても興味深い作品でした。

    現地の人達のたくましさも随所に描かれていて胸を打つ。政府も国連も見当違いというか所詮他人事な机上の空論な言動にイライラしながら、地元民族の亀裂はこうした些細なことの積み重ねで亀裂がまして争いが起こるのかと…。

    民族間亀裂の奥深さなど事前にちょっとだけ紛争関連の資料を予習して鑑賞するともっと面白く観れるかも。

    物語最後の伏線回収もお見事でした!

  • 60点 どことなくだるい

    2019-01-09  by よっしぃー

    豪華キャスト、スペイン映画?の独特のリズム感など、ひきつけられる要素はいっぱいあるものの、イマイチな印象を受けた。何だろうなあ。ロープという、日常ありふれたものから、戦場のある意味の異常さを描きたかったのだろうけど、リズムの悪さ、俳優の色の濃さから、なかなか感情移入できなかった。残念。

  • 80点 たかが水、されど水

    2019-01-08  by バナバナ2

    ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の1995年の停戦直後が舞台になっている。原作は“国境なき医師団”の医師だった人が書いているそうだが、映画の中での主人公たちは、“国境なき水と衛生管理団”という国際援助活動家たちになっている。

    映画の中では、村の井戸に地雷が投げ込まれたり、人間の死体が投げ込まれたり、また、村々を回る道には殺した牛を配した地雷がセットされていたりする。もう、悪意の塊の世界である。
    きっと原作者もこういう光景を日常茶飯事に観ていたのだろうな。

    某サイトを読むと1990年代の虐殺は、セルビアがクロアチア、ボスニア人を殺したみたいだけれど、第一次世界大戦や第二次世界大戦では、外国の力を借りて、クロアチア人とボスニア人が、ホロコーストも真っ青な大量虐殺をセルビア人にしていたらしい。
    しかし、まだ90年代なら、国として大量虐殺の記憶が残っていただろうに、また同じ事をやってしまえる人間ってものが、心底恐ろしいと思いました。

    まあ、この作品では虐殺事件そのものは、ほんの薄っすらとしか出てこないんだけど、“国境なき水と衛生管理団”の人たちは所詮外国人で通りすがりの人たちだから、その人達から見た虐殺とは、これくらいになっちゃうんだろうね。
    何も知らないニコラ少年が健気でかわいそう。

    そして、せっかく井戸を浄化をしようとしているのに、立ちはだかる官僚主義。
    水なんて一番大事なのに、あんなのある?
    ラストはああいう風になってたけど、土地が山の上だし、近くに川も全然なかったし、絶対自然にはああいう風にはならないよね。
    国際援助活動家の方たちも、振り回される事がたくさんあったんだろうな…と、お察しします。

  • 80点 人間の善意は通じない

    2018-03-21  by odyss

    1995年のバルカン半島が舞台。
    NGO「国境なき水と衛生管理団」が活動している。

    ある村で、井戸に死体が投げ込まれているのを発見。井戸水の汚染を防ぎ、村の住民に清潔な水を確保しようと、死体を井戸から引き上げる作業に入る。しかし最初使ったロープが切れてしまう。井戸は深いので、死体を引き上げるには長いロープが要る。このロープを手に入れようと、NGOの5人は探し始める・・・

    この映画の見どころは2つあります。

    まず、ヴォランティア団体の構成員。中年男と若い女。若い女が教科書的な建前論でことに対処しようとするのを、経験を積んでいる中年男がいなしながら、作業を進めます。
    また、中年男のひとりはかつての恋人と作業の途中で再会する。
    さらに、途中で親を戦争で失った少年を拾うことに。
    そうした様々な人間模様が、たくみに描かれています。

    もう一つの見どころは、いちおう停戦が成立した95年のバルカン半島の実態です。国連が入り込んではいるのですが、場所によっては現地の軍隊が制圧していて、彼らは必ずしも国連の合意に納得しているとは限らない。また、国連の建前論が現地の人間にとって有益であるとも限らない。
    NGOのメンバーは長いロープを手に入れようと探し回るわけですけれど、簡単に思えるこの仕事が実は大変なことなのだと分かってくる。

    そう、この映画は、紛争地に介入する時には、教科書的な理解では決して物事は進まないし、また現地の複雑な実情にも対処できないという、きわめてリアルな認識のもとに作られているのです。

    未見の方には、この透徹した認識をぜひスクリーンで味わっていただきたい。

  • 70点 UN

    2018-03-01  by ぴあ高校生だった

    90年代に欧州の一角で実際に起こったボスニア紛争。
    陸続きのリゾート地ギリシャのように明るく澄み切った空のもと、余りに過酷な戦時下での人々の生活。
    そこでもやはり現場の頑張りが報われない、いわばセクショナリズムともいえるジレンマが発生している。

    UN=United Nothingと言った通訳氏の皮肉が忘れられない。

  • 80点 紛争国に対し周辺国にできることとは

    2018-02-24  by pharmacy_toe

    面白かったなぁ〜
    久しぶりに観たティム・ロビンスのボケ担が良かったなぁ
    紛争地帯だからこそ、笑いが必要なんだと思わせてくれるキャラクターだった

    1995年のバルカン半島で起きていた紛争に停戦協定が結ばれる

    そのとき、ある村の井戸に殺された男の死体が投げ込まれていて、腐敗し始めていたため
    NGO団体の「国境なき水と衛生管理団」が死体の除去に向かうが
    死体を引き上げている最中にロープが切れてしまう

    人間は水がないと生きていけない
    だから、上水道がない国々の人にとって、井戸とは「命の源」である

    その井戸の汚染を除去するということは、その地域の人々の命を救うことになる

    そのために、そのNGOでは、プエルトリコ、アメリカ、フランスなどいろんな国の技術者が集まって、試行錯誤しながら汚染を取り除こうとするのだが
    様々なところから、想定外の妨害が起きてうまく取り除くことができない

    なぜなら、この紛争の根っこにある民族間の対立は
    井戸に投げ込まれた死体のように肥大化し、腐敗しており
    他国から来た人たちが必死になって、その差別や偏見を取り除こうとしても
    上から井戸を覗き込むような
    ただの高みの見物でしかない

    それでも、様々な障害を乗り越え、人の命の犠牲の上で、ようやく手に入れた希望の命綱をたらし
    あと少しで汚染を取り除くことができると思っても
    その命綱は、彼らの目の前で無残にも切り取られてしまう
    それも、国連軍の手によって

    かと言って、周り国々の善意が紛争地帯に対して全く何もできないわけではない

    時には不当に捕虜にされた人たちを救い、詰まった下水を直す日もある
    それだけでも、彼らにとっては「素晴らしき日」なのである

    そして、奥底の深いところで腐ってしまった人種間の対立も、いつか彼ら自身が自分たちの力を合わせ、取り除くことができる日がやってる

    周りの国々は、その日が来るのを辛抱強く待つしかない

    面白かったのは、国連軍は邪魔者でしかなく、分析官は何もできない役立たずでしかなかったところ

    現地の人たちが求めているのは、軍事力よりも、技術力なのである

  • 70点 牛の死体

    2018-02-23  by エージ

    脚本とアイデアが良い。最後は意外な形で終わっていてそこも面白い。戦地の過酷さ、地雷がどう埋まっているかなどドキドキさせながらも時々冗談が入ってきたりと重たくなり過ぎないというのが特徴だった。

  • 80点 ひとびとの愛も怒りも涙も、やがて大地に呑み込ま...

    2018-02-21  by クリス・トフォルー

    たとえば、「あの日の声を探して(2015)」みたいにストレートに描くと悲劇だが、紛争地帯で日常を生きる人々の強かさや、官僚的パワーゲームに振り回されるNGO活動家たちの悲哀は喜劇にも見える。なにげに豪華キャストなのも納得。やはり「M★A★S★H マッシュ(1970)」は永遠にリスペクトされるのだ。

  • 80点 一筋縄では。。

    2018-02-18  by tomoboop

    映画観賞の度に、「この世には知らない事がまだまだあるのだなー」と感心してしまう事があります。本作でも「国境なき水と環境管理団」の活動を見て、この世にはこういう人道支援に従事している人がいるのだなと感慨深い一方、協力的ではない地元民や国連軍とのやり取りがあり、いくら立派な行いでも、何事も一筋縄ではいかないという印象がありました。ロープはその一筋縄ではいかない事柄の象徴でしょうか。。

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