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BOX〜袴田事件 命とは〜 [DVD]

『BOX〜袴田事件 命とは〜 [DVD]』を価格比較。★★★☆(66点)『BOX 袴田事件 命とは』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

BOX〜袴田事件 命とは〜 [DVD]
66点
監督 高橋伴明
出演 萩原聖人,新井浩文,國村準,志村東吾,吉村実子
発売日 2010年11月19日
定価 4,104円(税込)

 

価格比較

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商品詳細情報

販売元 GPミュージアム
発売日 2010年11月19日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD


ぴあ映画生活ユーザーによる「BOX 袴田事件 命とは」のレビュー

  • 90点 今私は別の答えを用意している

    2010-08-01  by 出木杉のびた

    映画は、完全に冤罪であるという視点から描かれている。その映画を観て、客観的に判断することは難しいとは思うが、描かれていることが事実なら、袴田さんは、完全に無罪だ。物的証拠などほとんどないに等しく、あるのは袴田さんの自供だけだ。それも連日、長時間に亘る、暴力を伴う取り調べの結果である。この苦痛から逃れられる位なら、いっそ罪を認めてしまった方が楽だ、と思っても無理もない。

    実に恐ろしいことだ。この密室の出来事の真実を証言しても、誰も信じてくれない。もし自分が袴田さんの立場に追いやられたら、きっとやってもいない殺人事件の犯人だと自供してしまうことだろう。

    更に怖いのは、嘘を真実に仕立て上げる為に、一年たってようやく新証拠が現れてしまう理不尽。これは後に熊本元裁判官が、この証拠の不当さを実験によって証明するのだが、それさえも認められない。当時犯人が身につけていた衣服なのだが、その血液の付着の仕方が出鱈目で、しかも服が小さ過ぎて、袴田さんはそれを着ることさえできなかったのだ。

    これだけニセ証拠のインチキがばれても、どうして袴田さんは釈放されないのだろう。一度裁判で刑が確定すると、それを覆すことは不可能なのか。しかし、それで無実の人を死刑にしてしまうのは、それこそ殺人罪ではなかろうか。

    そして、真犯人は、のうのうとどこかで生きている。いや、現在では、もう既に死んでいるかも知れないが…。

    警察も検察も裁判官も、取り返しのつかない過ちを犯してしまった。人間である以上、絶対はない。どんなに立派な人間でも、間違いはしてしまう。袴田さんを死刑判決に追いやった、人間たちに正義はないのか。過ちを認める勇気はないのか。

    こんな事件が起きてしまうのは、その時代性もあるのかも知れない。科学捜査が進んでいる現代では、こんなことは起きないと信じたい。

    袴田さんは、何故、犯人に仕立てられてしまったのか。キーワードがいくつか挙げられている。映画の中でははっきり語られていなかったが、「生まれが違う」とは、例の差別のことだろう。こういう差別意識が、まだまだ多く残されていた時代だったのであろう。

    死刑執行の日には、刑務官は三人でやってくるらしい。鉄格子の内側で、その足音に打ち震える袴田さん役の新井浩文の怯える迫真の演技。その途轍もない恐怖が観客にも襲いかかる。

    一方、袴田さんの冤罪を信じながらも、他の二人の裁判官に多数決で負けてしまった熊本さん。演じるのは萩原聖人。彼は、無実の人間に死刑宣告しなければならない、その罪の重さに耐えかね、精神的に追い詰められてしまう。

    「常に法廷では裁判官も裁かれているんです」
    熊本さんのこの言葉は、全ての裁判官に届いているだろうか。

  • 70点 「冤罪」は個人の罪か?、権力の罪か?

    2010-07-02  by クリス・トフォルー

    警察の見込み捜査や自白偏重が、過去にいくつもの『冤罪』を生み出してきたことは、例えば熊井啓監督の「帝銀事件 死刑囚」や「日本の黒い夏 冤罪」などで執拗に描かれてきたし、個人が冤罪を晴らすことの困難さは、周防正行監督の「それでも僕はやってない」に見てとれる。

    本作品が、過去のそれらの映画を一歩凌いでいるのは、実際に有罪無罪を判断し量刑を下す『裁判官』の実態を織り込んでいるところだろうか。
    自らの過ちと向き合い、世間に公表した熊本元裁判官は、日本の法曹界ではまれな存在なのだろう。
    彼個人の苦悩は、ここに描かれたもの以上かもしれない、がしかし・・・痛みを感じるべきは個人に留まるべきではない。

    『裁判官も人の子、間違いも犯す』が冗談にでも許されないのは、(警察官、検察官も含め)かれらが権力の代行者だからだ。その権力の付託者こそ私たち国民のはずだが、私たちはその権力の暴走を抑えるすべを今もって持てずにいる。

    裁判員制度と取調べの可視化はそのための第一歩のように思っていたが、この映画を観て、実は過去の冤罪事件の清算こそが、国民が司法を信頼し、裁判員制度に安心して参加するための絶対条件だと思い直した。

    冤罪を生み出した側の罪は、かれらが自分をただの小さな一個人だと思い込んだことにある
    ひとたび権力を付与された者は、その責任において他のものに代えることはできない。
    だからといって、市井の一個人が急に万能の哲人になれるはずもない。
    だからこそ、過ちを遠ざけ、改めることも容易なシステムが必要なはずなんだが・・・私たちはまだそこに到ってはいない。

    この作品が担っているものは、存外大きいもののようだ。できるかぎり多くの人が鑑賞されることを望みます。

  • 100点 観る事が社会を変える。

    2010-06-02  by 未登録ユーザわらく

    この映画には、現実を考え直し、そして動かす力がある。観て下さい。

  • 60点 判決と冤罪

    2010-05-22  by 未登録ユーザヒロ横浜

    裁判官も人間!
    人を裁くことは難しい。
    冤罪で泣いた人が、今まで何人いたことか?

  • 80点 真実とは。

    2010-05-19  by chobi

    自分が真実だと思うことを「真実だ」と、信じて貫いていくことは、辛く難しい。

    きっと、一人ひとりに、その人の真実がある。

    人を裁くということの重さと辛さ。
    もし、自分がその立場に立ったら、どうするか。
    真剣に考えなければならない、と思う映画でした。

  • 80点 何を採用し、何を信じるか。

    2010-05-18  by D-NON

    「真実」はどの視点から見ればよいのか。
    そこには意識的にも無意識的にも
    いろいろなものに影響されていることを
    理解しなければならない。

    何を採用し、何を信じるか。
    それぞれの立場の「良心」が前提であることの
    危うさ、怖さを痛感。

    可視化すれば済むのか。
    科学が進歩すれば解決するのか。

    人が人を裁くこと。
    裁判員裁判が進んでいる今、
    立ち止まって考えてみるきっかけになった。

  • 60点 見っぱな雑記-515

    2018-03-25  by アキラ

    判明さんまでもがポスト熊井啓を狙っているのか今更ながらに昭和のミステリーを語った社会派。熊井啓は事件の経過や社会的意味って所を中心に追うスタイルであるのに対し判明さんの作品はもう少し個人的な肉体に近い視点を持っている。『Door』って代表的ホラー作品でも強引な営業マンに追い詰められたヒステリックな主婦の極限の心理状態を描いているが、この作品でも犯人の極限の心理状態をインパクトある見せ方で描写。誰もが知る所だろうが袴田事件とは金銭目的の強盗殺人で死刑が確定しながらも冤罪の疑いのある一例。実際の所は白か黒かは分らないが冤罪の疑いを見せる事で裁判員制度という高い弁護士を雇って裁判員を騙した者勝ちのブルジョワ優遇制度についてどう考えるかが問われる。ポルノ時代はSMモノを扱う事が多かった判明さんらしい自慰シーンが妙に印象に残った。

  • 30点 この映画でなんとか踏みとどまれた

    2015-02-18  by カメラマンのあっきー

    映画で描かれたことがすべて真実だと思うほど稚拙ではない。
    本作にも多くの疑問点があった。
    どこまでが真実の取材によるものでどれが創作なのか?
    まず第一に警察官による激しい暴行を伴った自白の強要。
    次に検察官によるこの場だけだから、裁判では違うことを言えばいいからとの調書誘導。
    そして裁判官の偏った判断と多数決による判決。
    いずれもあってはならない事象でありはたして映像として示すことの正義があるのか。
    観客は映画を見て感化されてしまう。そしてあたかもそれが唯一の真実であると信じてしまう。
    映画は冒頭袴田巌が犯人であるかのごとく描いている。そして中盤から警察官が悪として描かれ、続いて検察官が、そして裁判官が悪者として描かれていく。
    これでは熊本裁判官以外の登場人物全員が悪人扱いではないか。
    袴田さん以外にも警察官にも検察官にも判事にも人格があり家族がある。こんな描き方をされたのでは皆‘冤罪’にされていることと同じではないか。
    血のついた服が一年後に見つかった証拠ねつ造の疑念も確かにこの服が有罪となる決定的な証拠であるがこれがなかったとしても袴田さんが犯人ではないことの証明にはならない。つまり証拠不十分で不起訴というのが妥当なところだろう。
    袴田巌氏一人の冤罪を主張するのにあまりに多くの人々を悪人としている事に嫌悪感を抱くのだ。
    このような多くの人を罪人とするような構図の映画は支持できない。

    ユーロスペースで上映中の「人は人を裁けるのか」にて観賞。

  • 40点 テーマは一級、つくりはB級Vシネ

    2012-07-27  by 未登録ユーザ光彦

    人が人を裁くことができるのかという問題、警察・検察・裁判所が冤罪をつくりだすことの問題、「死刑」が受刑者の心身に与える影響の問題(とりわけ冤罪事件の場合、受刑者の苦痛はいかばかりか)などテーマはわりと面白いと思う。

    ただ、映画としてはどうしてもB級Vシネっぽいつくりになっていて、残念。
    冒頭、熊木が司法試験に合格したことを教授に報告するときの(教授)「君は何を目指すのかね」、(熊木)「裁判官です。」という変なやりとりでダメ映画かもと思ったけど、やはりダメだった。教授なら司法試験を目指す教え子が何を目指してるか位はとっくに知ってなきゃおかしいし、そうじゃなくてもかなり下手な説明セリフです。
    また石橋凌の警察官とか大杉簾の検察官とか保坂尚希の裁判官は非常にステレオタイプな人物描写で演技もくさい。
    袴田役の新井浩文もとてもじゃないけどボクサーの体に見えずフリーターのだらしない体だし、終始辛気臭いワンパターンな表情(死刑判決が出てからの演技としてはわかるけど、最初からそうなのは違和感)で演技もだめ。
    供述調書の再現のときで、袴田が家人が寝静まった深夜にパジャマ姿で工場に侵入して家人を殺害するシーンがありましたが、家人が寝静まった深夜なのに、その家人がセーラー服やら学生服やら昼間の服装をしてるとか…出来の悪いコメディかと。
    とにかく終始そんなかんじで、題材を描く力量が圧倒的に不足していると思いました。

    この監督の作品は、たぶんもう観ません。
    葉月里緒奈がでているなど、キャストは妙に豪華なんだか懐かしいんだかという感じです。

  • 10点 何を取り上げたかったのか

    2011-07-18  by にしやん

    スクープで何回も取り上げられた事件、顔出しで真相告白は社会的意味は大きかったけど、この映画は何が言いたいのかわからないねぇ、もう十分スクープで知ってる内容を浅く映像にしましたみたいな、切り口が甘いんだな、もっと真意に迫って裁判官の心情とか表してると思ったら、スクープ見てない人はそれなりに意味はあるのかも知れない

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