ただいまの掲載件数は タイトル64968件 口コミ 1178412件 劇場 588件

映画情報のぴあ映画生活 > 作品 > 人間の壁 > 人間の壁 [DVD]

人間の壁 [DVD]

『人間の壁 [DVD]』を価格比較。★★★☆(67点)『人間の壁』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

人間の壁 [DVD]
66点
監督 山本薩夫
出演 香川京子,宇野重吉,高橋昌也,宇津井健,三ツ矢歌子
発売日 2005年1月28日
定価 5,076円(税込)

 

価格比較

人間の壁 [DVD] 在庫切れ  
人間の壁 [DVD] 売り切れ  

 

商品詳細情報

販売元 新日本映画社
発売日 2005年1月28日
リージョン 2
ディスク枚数 1
形式 DVD

関連商品



ぴあ映画生活ユーザーによる「人間の壁」のレビュー

  • 80点 山本薩夫監督が教育現場を描いた佳作

    2018-12-09  by jimmy09

    石川達三の同名小説を山本薩夫監督が映画化した「先生と生徒の教育現場、日教組、そして教育に対する政治のあり方」を描いた幅広い問題意識を提示する作品であった。
    この映画を観ようと思ったのは、現在読んでいる香川京子の自伝本『凛として〜女優香川京子』にこの映画の章があり、映画未見なので自伝本を先に読むよりは映画を観てから読もうと思ったから…。

    この映画、明確には何県という明示は無く、津田山という地名だけは駅名とともに出て来る。原作小説は、佐賀県の実話をベースにした物語とのこと。


    津田山市。炭鉱と漁業が行われているいるようだが寂れた雰囲気。
    山の麓の小学校の新学年から始まる。志野田先生(香川京子)は明るく一生懸命に担任を務める。夫(南原伸二)は県教組の幹部、出世第一主義のため、家庭を顧みず活動している。
    そんな折、志野田先生は同僚教師と2人呼ばれて、退職勧告を受ける。理由は、2人とも夫との共稼ぎだから。この頃、退職勧告は全国的な規模で行われており、教師に支払う予算を削るためだった。2人の退職勧告は組合決議の上で正式に拒否。

    こうした出来事の合間に、教師と生徒の関係が描かれる。そんな中で素晴らしいのは志野田先生の隣のクラスの教師=沢田先生(宇野重吉)である。彼は生徒との意志の通じ合いを重んじながら、生徒と接する素晴らしい先生であった。
    豪雨の時には、志野田先生のクラスの生徒が3円安いノートを買うために踏切を渡っていて電車との接触事故で死んでしまう。泣き崩れる志野田先生。その横で、幼い息子のためにお棺作りをする父親(東野英治郎)。この父親の存在感も寡黙であるが故の見事さ。

    また、突然画面が「忌中」の文字を映し出すので「誰の葬儀か?」と思ったら、沢田先生の奥さんの葬儀だった。そんな沢田先生は相変わらず、愛情を持って生徒に接していたが、小児麻痺で片足がきかずチ○バと同級生から虐げられている生徒を見て、いじめていた33人を叩いてしまう。(ぶん殴るほど強くはない…)それが体罰問題となり辞任問題へ発展する。沢田先生が志野田先生に言うには「闘わない者は負ける」。名言である。山本薩夫監督は、このセリフを言わせたくてこの映画を作ったのではないか、と思うほど。

    途中、国会審議での教育法案の成立を巡っては、群衆のデモするモブシーンがあるが、こういうシーンを見ると「山本薩夫監督は、本当に凄いな〜」と思う。
    山本薩夫監督が教育現場の在り方を描いた佳作であった。

  • 70点 学校に闘争を持ち込むな

    2006-02-14  by アキラ

    戦後の大量雇用で人材が溢れていた教職員。共働きの教師は首切りの対象にされる。
    不当だと訴えれば赤扱い。でも、冷静に今考えてみると共働きを認めないって方が
    資本主義の原則に反した赤いやり方に思える。頼りの組合は戦術的沈黙決込んでる。
    社会党と自民党の政治闘争の道具にされる教育現場。生まれつきびっこの男の子を
    虐める生徒たちに手を上げた教師を巡って現場を無視し無益な論争が繰り返される。
    当の生徒たちはこの教師を慕っているし、体罰で怪我をさせた訳でもないのにPTAが
    過剰に騒ぎ立て彼を辞職に追い込もうとする。ここでも組合は戦術的沈黙って訳だ。

    労働者が不当な扱いを受けない為に組織されたはずの組合は組織として腐っている。
    我々の世代では公務員ですら組合だのストだのに首を突っ込む人は少なくなってる。
    相談に乗るふりをして会費を集めて幹部が私腹を肥やすだけの営利目的の構造へと
    変貌してしまえば誰も頼りたいとは思わないだろう。そんな傾向がこの時から既に
    始まっていたようだ。内情が割れていれば誰もが個人主義に逃げるのは当然な事だ。
    当事者を無視し体裁だけを守る組織を誰が頼るだろうか。闘うべきを突き詰めれば
    個人でしかない。こういう形で首を突っ込んで闘争を持ち込む組合なんていらない。

この他のレビュー閲覧やレビューの投稿は 人間の壁の作品ページ へどうぞ

Myページ

ログイン

はじめての方はこちらから

新規ユーザー登録
ぴあ映画生活 facebook公式ページ
ニコニコ生放送 週刊ぴあ映画生活

 



進化し続ける4DXの魅力をレポート!4DXニュースまとめ
正統派時代劇『武蔵−むさし−』が公開!
映画ファンなら見逃してはいけないSFスリラー『クローバーフィールド・パラドックス』 『アナイアレイション −全滅領域−』特集
『ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019』特集
新作続々、公開中!マーベル・コミック映画ニュースまとめ
あの映画の“核心”に迫る!話題作のキャスト・スタッフに直撃!【インタビュー記事まとめ】
ぴあの映画特別号「ぴあ Movie Special」、最新号となる春号登場!
WOWOW『連続ドラマW 悪党 〜加害者追跡調査〜』特集
DCヒーローの動向をチェック!『DCコミック映画』まとめ