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15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]

『15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]』を価格比較。★★★☆(68点)『15時17分、パリ行き』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
68点
監督 クリント・イーストウッド
出演 アンソニー・サドラー,アレク・スカラトス,スペンサー・ストーン
発売日 2018年7月4日
定価 4,309円(税込)

 

価格比較

15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] 3,145円 (税込)
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15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] 売り切れ  

 

商品詳細情報

販売元 ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
発売日 2018年7月4日
ディスク枚数 2
形式 Blu-ray


ぴあ映画生活ユーザーによる「15時17分、パリ行き」のレビュー

  • 80点 平和の道具にしてください

    2018-03-04  by 出木杉のびた

    スペンサーは、昔から誰かの役に立ちたい、人を救いたいという思いが強かった。しかし、彼の人生は挫折の連続で、軍に入隊できても希望の職種には就くことができない。救命の訓練でも落第点。こんな彼とその友人たちをタリス銃乱射事件の現場まで導いたのは、偶然か、それとも運命だったのか…。

    観客の多くは、物語展開に裏切られたと感じただろう。事件の描写は終盤の僅かな時間のみ。スペンサー、アンソニー、アレクの少年時代、三人の友情の始まりから描かれるので、僕も意表を突かれた。演じているのが当事者本人たちだと知って驚き、演技は大丈夫かと心配したが、少年時代は子役が演じるので本人たちの出番は減る。それでも中盤からはスペンサーの挫折、そして15時17分パリ行きの高速鉄道タリスに乗るまでの旅行の過程が延々と描かれるので、本人たちの出番は少なくない。英語なのでセリフ回しが巧いのか下手なのか分からないが、それでも言われなければこの三人は、無名の役者なのではないかと思えるほど、それらしい雰囲気を持っている。イーストウッド監督は、当初は役者のオーディションもやったというが、結局本人たちを使うという大英断に踏み切る。この描き方なら、そしてこの演出なら、成功といっていいだろう。

    この三人ばかりではなく、乗客も事件に遭遇した人たちを集めたというから更に驚かされる。トラウマになりかねない現場で、また悪夢を甦えさせられるというのは、どんな気分だろう。更に撮影は実際に走っている列車を使うほど、イーストウッドはリアリティに拘っている。この時撃たれた人はどうなったのか気になったが、それさえも撃たれた本人が演じているのだから、その心配は杞憂であった。

    三人は葛藤もなく、速攻で行動を起こす。その描写は時間にすれば短い。むしろその後の救急活動の方が長く感じられた。犯人の経歴に触れることもなく、テロ自体を描こうとしているのではない。イーストウッド監督が、何を目的に本作を撮ろうとしているかがよく分かる。スペンサーは救命訓練でも失敗の過去を持つ。それでも命を救いたい、人の役に立ちたいという思いは人一倍強い。「私を平和の道具にして下さい」とのスペンサーの祈りが印象に残る。

    三人は、一度はパリ行きを諦めている。そして列車に乗ってから、車両を移動している。彼らがその現場に居合わなければ、大惨事になっていたかも知れないことを思うと、これが偶然なのか運命なのか、人生の巡り合わせの不思議さを思わずにはいられない。少年時代から続く友情、そして阿吽の呼吸がなければ、こんな行動はできなかっただろう。挫折続きの人生であっても、それは意味のある挫折であったと、思い知らされた作品だった。

    PS
    最後に実話映画にお決まりの、本人登場の実際の映像があるが、映画で演じていた同一人物なのがまた一興であった。




  • 80点 究極のリアリズムに挑んだ野心作

    2018-03-03  by みかずき

    2015年に発生した列車テロ事件の顛末を超リアルに描いた作品だと思っていたが、見事に裏切られた。シンプル、ナチュラル、リアルという言葉がピッタリ当てはまる面白い作品であり、観終わって清々しい余韻が残った。本作は、列車テロ事件の当事者を演者にして、究極のリアリズムに挑んだ名匠クリント・イーストウッド監督の野心作である。

    意外だったが、本作は、物語の殆どをテロ事件に遭遇した主人公である3人のアメリカ青年達の過去を描くことに費やしている。更に、事件直前にヨーロッパ旅行をしていた彼らの行動を丁寧に追うことで、事件直前の彼らの心情に迫り、彼らの目線でテロ事件を描いている。主人公達を演じる3人の演者達のナチュラルで素朴な演技が奏功してドキュメンタリーを観ているような感覚になる。

    テロ事件の背景が全く描かれないのは、主人公達もそうだったからである。主人公達も何も知らされず、突然、事件に遭遇したからでる。多くを語らず、あくまで、シンプルに、主人公達の目線でテロ事件を捉えることに徹している。

    主人公達は、決して正義感溢れる品行方正な好青年ではない。幼少期から問題児ではあったが、挫折を繰り返しながら成長した、ごく有り触れた青年達である。そんな青年達が列車テロ事件に遭遇してどういう行動を取ったかがクライマックスであるが、当事者を演者にした効果で、ニュース映像を観ているような臨場感が際立っている。主人公達の行動は、カッコ良いというよりは泥臭く一生懸命であり、実話らしい生々しさが伝わってくる。過去から主人公達を描いているので、彼らに感情移入し易く、彼らの行動には胸が熱くなる。

    彼らの事件後は簡単に触れられるだけで、あっさり終わってしまう。もっと盛り上げることはいくらでも出来たはずであるが、それをしないことに本作の真髄がある。あくまで、イーストウッド監督が我々観客に提示したかったのは、名も無い、普通の若者達がテロ事件でどういう行動を取ったかである。テロは特別な事件ではなく、世界中のどこでも起き、誰でも遭遇する可能性があるということが強調されている。テロの日常性が強調されている。

    最近、極限状態の人間達をリアルに描いてきたイーストウッド監督の次回作はどうなるのだろうか気になる。更にリアリズムに踏み込んでいくのか、軌道修正をするのか、名匠が次に何に挑んでいくのか楽しみにしたい。

  • 70点 「役に立ちたい」

    2018-03-02  by ありりん

    実際に起きた事件だという。
    アムステルダムからパリへと向かう列車のなかで起きたテロ事件。犯人の所持する武器は乗客全員を殺せるほどの量。これを最小限に抑えたのが幼馴染の3人の若者。
    主役3人を本人が演じるという前代未聞のこの映画、監督がクリント・イーストウッドときたらいやが上にも期待は高まるよね。

    でもね、これ、そんな、緊迫した場面ばかりではないのね。彼ら3人の中学時代の話から家族の話、3人のうちの1人が軍人を目指すエピソードを、織り交ぜながら、というかメインがそっちに傾いている感じ?
    テロの緊迫した場面はさすがに息ができないほどだが、意外にあっさり。でも、そうだよね、現実がいつもいつもハリウッド映画みたいな派手なアクション満載のわけがない。
    本人役で演じた3人のほかにも、乗客を演じた方々のなかにも実際に居合わせた人たちを配してると聞いたからか、どっちかというとドキュメントを観るような、だからこそクライマックスではある種凄みのあるリアリティを味わえた。後味は意外にも爽やか。あの男の子の願いは叶ったのかな。

  • 80点 「必然」に支えられた運命

    2018-03-17  by 悶mon

    本作品は、2015年にアムステルダム発パリ行きの列車内で起こったテロ事件から乗客を救った3人のアメリカの若者の物語であり、事件自体が実話なだけでなく、ヒーローとなった3人も現実にテロから乗客を救った若者が演じるという、ある種の異色作と言えるでしょう。

    このサイトでは、割合評価は高いのですが、あまり評価しないというレビューも散見され、実際のところ自分がどう感じるか、期待半分で鑑賞してきました。

    物語の冒頭で、ホームに入ってきた列車に怪しげな人物が乗り込むところが描写され、通常ですと、それほどの時間をかけずに、テロリズムが勃発、偶然乗り合わせた3人が、テロリストに立ち向かう…といった展開となるでしょう。

    しかし、本作品では、すぐに場面が十数年前の3人が少年の頃の描写に移り、彼らが出会い、成長していくという過去の時間軸が描かれます。
    このシーンの合間に、列車内でテロリストが活動を始める現在形の物語が、差し込まれる形で、作品は構成されています。

    実際、作品の多くの部分が、3人の成長物語で占められ、この過去の時間軸が、現在とクロスし、テロリストに3人が立ち向かう姿は、物語の後半になっています。

    ここが評価の分かれるところで、テロリストと勇敢な青年たちとの戦いというサスペンス的な要素を期待していると、がっかりということにもなるのでしょう。

    しかし、私は、「偶然」と「必然」という相反する言葉を考えた時、本作品の構成は成功していると感じました。

    彼らは、「偶然」にヒーローになったのでしょうか?
    確かに、3人が出会って、共に成長し、一緒にパリ行くこととなったこと、そしてその乗り込んだ列車に、テロリストが乗っていたことは、「偶然」の積み重ねです。

    では、実際にテロが勃発した時、3人が迅速に乗客を救う行為に出たのは「偶然」でしょうか?
    そこがこの作品の肝だと思います。
    それまで時間をかけて作品で描かれてきた成長物語を知っていると、それが、「必然」であったことに気づかされます。

    監督は、この「必然」という、その人の運命を切り開いていく偉大な力を表現したかったのだと思います。
    運命とは、「偶然」ではなく、「必然」によりその人をプラスに導くものなのだ、と。

    ちなみにテロとの対決シーンは、実際に走行している列車内で撮影されていることもあり、迫真の演技で、圧倒されました。

    監督の年齢からすると、現役を引退してもおかしくありませんが、まだまだ優秀な作品を創造する力があるのだ、ということを実感させられた佳作でした。



  • 100点 私の運命

    2018-03-12  by えんぞ

    人生とは何か
    永遠の一瞬を優しく見つめる
    イーストウッド監督の映画が好きだ

    運命とは何か
    抗うことができるか否か
    静かに語りかける映画である

    これから先
    テロに遭遇するかもしれないし
    災害や事故に巻き込まれるかもしれない
    重い病気を患うかもしれない・・・

    いや
    悪いことは起こらないはずだ
    いいことばかりだと思う
    ゴルフでホールインワンするかもしれないし
    宝くじで2億円当たるかもしれない
    パリのレストランでマリオン・コティヤールと出会って恋に落ちるかもしれない

    自分が主人公の人生は
    満足度 星4つぐらいの映画であって欲しい

    イーストウッド監督の映画は全て見届けたいので
    監督よりは長生きしたい

    一人残されると寂しいので
    ウチのジャバ・ザ・ハットよりは長生きしたくない

    エンドロールのあまりにも静かで優しいメロディーを聴きながら
    そんなこと考えていた

  • 70点 目を離せない監督

    2018-03-12  by まりん♪

    本人を本人役にキャスティング・・って言う所が凄い。
    そして、彼らがちゃんと演技で来ている。結構難しい演技だと思うけど。

    これは、ヒーローがいる、起承転結がしっかりしたアクション映画ではない。
    だから、そう言う娯楽大作を期待している人には向かないかも知れない。

    正しい事をしたい。人の役に立ちたいと願いながら、上手く立ち回れず教育現場では問題児になる三人の少年たち。
    それぞれの道を行き、ヨーロッパ旅行を計画して再会した青年になった三人。
    劣等感を持っていたり、退屈していたり、日々に流されていたり。
    彼らは再会し、旅行を楽しむただの若者。決して清く正しい訳じゃない。
    魅力的ではあるけどね。

    大きな運命の流れに動かされている・・と呟くスペンサーは、思いがけない身体的欠陥で夢見た道へ進む事が出来ず、それでも日々前向きに取り組んで来たからこそ、そう言う発想になったのだと思う。
    他の選択肢もあった。だけど、彼らはその電車に乗った。そこは凄く強調されている。
    まるで運命のように。

    そして事件が起きる。
    そこに彼らは居合わせた。まるで天命のように。
    そこまで来て、しり込みするかもしれない。保身に走ったかもしれない。
    だけど、彼らは三人三様の人間なのににもかかわらず、それぞれが、自分たちの出来得る行動をした。
    そこが凄い。
    そして彼らだけじゃ無く、もう一人の勇敢な民間人の行動も。

    そのシーンは、決してスマートで洗練された物じゃない。きっと血と涙でドロドロだったと思う。
    ヒーロー物じゃないの。襲われるのは大統領でも大富豪でも無い。
    ただの居合わせた人達が、思わず飛び出し、戦い、事件を未然に防ぎ、恐れ、逃げた人々が、救われた。

    その事のリアルな恐怖、リアルな勇気が称えられている。

    Clint Eastwoodは本当に目を離せない監督だ。


  • 70点 本物の勇気

    2018-03-11  by tabula_rasa

    10年以上昔のことですが、滋賀県内で若い女性が強姦されるという事件が起き、すごく衝撃を受けたことがあります。起きたのが日中で、しかも場所がJRの特急列車内。しかも車内には大勢乗客が乗っていたのに、だれひとり車掌に通報しなかった……というのに、たいへん驚かされました。
    当時、私は「もし、その場に居合わせたら、ぜったい見て見ぬ振りなんてしないのに!」と強く思ったものです。しかし、実際にそんな事件に遭遇したら、思い通りの行動がとれるかどうかはわかりません。頭のなかで想像するのと、現実はちがうのです。

    本作は、私が頭のなかで考える「理想的な行動」を実際に取った英雄たちを描いた作品です。特徴的なのは有名な俳優を使わず、事件に関わった当人が出演している点。それを知らずに映画を観てあとから知ったので、なおさら驚かされました。さらに実際の事件についても、立ち向かったのが軍人だったとはいえ、外国を旅行中で武器を持っておらず、相手が銃を持ったテロリストだということを考えると、民間人が強姦魔に立ち向かう以上の勇気がいるのではないでしょうか。それだけに感動も大きかった。
    メル・ギブソンが『ハクソー・リッジ』を作ったとき、「我々はずっと架空のヒーローを描きつづけてきたが、そろそろ本物のヒーローにスポットライトを当てなければならないのではないか?」と疑問を呈していましたが、クリント・イーストウッドは完全にその路線を歩んでいますね。

    ところで鑑賞中、事件のシーンで乗務員が出てこないのを不思議に思っていたんですが、あとで調べたところ、彼らは乗客を放置して乗務員室に閉じこもっていたとのこと。
    どこの国でも、見て見ぬふりをしてしまうひとがいるのは、無理からぬことなのでしょうか?

    2018/03/02 TOHOシネマズ西宮OS(8)

  • 30点 うーーん……

    2018-02-13  by kaokaorunrunrun

    予告編と本編の雰囲気が全然違う
    まずテロに立ち向かう部分は15分くらいで終わってしまった気がした
    その前は主人子の若者たちの半生が描かれる

    高尚な考えとかよくわからない一般人から観た感想として……つまらなくはないけれど、拍子抜けした。

  • 70点 へーと言うしか。

    2018-12-20  by ゼーン

    スペンサー、アレク、アンソニーが役名であり本名です。

    いやー、感動したとかはないです。こういう人たちがこうしてきて、こうなって、こうしました、というのが観れます。

    リアルといえばリアルなんですけど、ここまでリアルだと目の当たりにしたと脳が勘違いしたのか、へーとかふーんとかいう感想になってしまいました。

    でも、偉いと思います。

  • 70点 本物のヒーロー

    2018-12-12  by ララサラ

    偶然が重なった事も凄いけど、何よりスペンサーさんがヒーローすぎますね。
    勇気と正義感が素晴らしい。
    当事者ご本人ではなく俳優が演じていればまた違っていたでしょうね。

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