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ドラゴン・タトゥーの女(2枚組) [Blu-ray]

『ドラゴン・タトゥーの女(2枚組) [Blu-ray]』を価格比較。★★★★(77点)『ドラゴン・タトゥーの女 』に対するみんなのクチコミ情報などもあります。

ドラゴン・タトゥーの女(2枚組) [Blu-ray]
76点
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ダニエル・クレイグ,ルーニー・マーラ,クリストファー・プラマー,スティーヴン・バーコフ
発売日 2012年6月13日
定価 5,122円(税込)

 

価格比較

ドラゴン・タトゥーの女(2枚組) [Blu-ray] 3,050円 (税込)
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商品詳細情報

販売元 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日 2012年6月13日
ディスク枚数 1
形式 Blu-ray


ぴあ映画生活ユーザーによる「ドラゴン・タトゥーの女 」のレビュー

  • 90点 上質なサスペンス

    2012-02-08  by okv1990

    スウェーデン版を鑑賞済みでの試写会でしたが、さすがはデヴィット・フィンチャー。
    小切れよいカット割りや早めの台詞回しなど、テンポの良さは「ソーシャル・ネットワーク」以降のスタンスとなったんでしょうか。

    主演のダニエル・クレイグの貫禄もさることながら、新星ルーニー・マーラの存在感は出てくる度に圧倒され、「ダークナイト」のジョーカーの登場を思わせ、ビジュアルにもレイプシーンにも果敢に取り組んだ姿勢が映像から見受けられます。

    エンディングが始まるまで、何時間だろうとずっと観ていたい衝動に駆られるほど引き込まれました。
    かっこいいオープニングとトレント・レズナーの劇中音楽も深みを与えています。
    是非、劇場での鑑賞をお勧めします。

  • 70点 オリジナル版に軍配(12.2/16)

    2012-02-16  by HALU

    この度、<ぴあ関西WEB>の劇場鑑賞券に当選し、父親と共に、京都市内のシネコンにて鑑賞。

    率直な感想と致しましては、
    スウェーデン版のオリジナル版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年)を鑑賞済みで、故・スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作の原作小説は全くの未読ではありましたが、今回のハリウッド版のリメイク作品では、レッド・ツェッペリンの『移民の歌』のBGMに乗せた、凝った作りのオープニング映像から、その期待値のハードルを随分とグッと上げてくれる映画でしたね。

    ですが、いざ映画が始まりますと、ストーリーの展開があまりにも早過ぎて、ミステリー的な要素については、探偵モノ映画にしては、観客に思案する暇さえ与えないテンポの速さは、デヴィッド・フィンチャー監督作品ならではのスピード感なのかもしれないですが、その点では、むしろ、オリジナル版のスウェーデン版の方が親切な作りで、今振り返っても、謎解きの面白味のあるミステリー性に富んだ映画だったと思いましたね。

    但しながらも、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド(ルーニー・マーラ)と名探偵こと『ミレニアム』誌のジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)の人物造形の描写には、丁寧に時間を割いていたので、その点においては、今作の方が良かったのかもしれないですね。

    また、真犯人とミカエル(ダニエル・クレイグ)とが1対1で対峙するシーンは、今作品の方が、むしろ、心理的な恐怖感はありましたね。

    そして、また、オリジナル版の153分に比べて、158分という今作の方が、やや長尺な映画だったにも拘わらず、オリジナル版よりも、むしろ、アッという間に観終わってしまう感もあったのは、やはり編集力に長けた巧さかも知れないですね。

    ですが、その編集力の巧さがアダになったのか、ミステリー的な要素である、暗号的な謎の数字の羅列と旧約聖書を結びつける辺りのくだりなど、描写のテンポが速過ぎて、観客に思案する暇さえ与えない感も多々あり、不親切に過ぎる感がありましたね。

    また、そのために、<4つの猟奇殺人の謎>も、何だか後付けみたいな謎になってしまい、上手くストーリーに溶け込んでこない状態を生んでいましたね。

    そして、肝心の毎年郵送されてくる<押し花の謎>が全くもって活かされていないのも勿体無かったでしたね。

    それに、何よりも、リスペッドの天才ハッカーぶりの描写が一切発揮されていない点が非常に惜しいですね。

    正直なところ、私の場合には、スウェーデン版のオリジナル版を先に鑑賞していましたので、この映画ストーリーの内容のテンポにも着いて行けましたが、オリジナル版を未鑑賞の私の父親の場合には、「アッという間に犯人に辿り着いてしまって、探偵映画の割りに面白くないなぁ〜。」という始末で、実にミステリー的な要素としては面白味に欠ける映画に思えましたね。

    ただ、探偵のミカエル役のダニエル・クレイグを喰ってしまうほどに、天才ハッカーの女性調査員のリスペッド役のルーニー・マーラの、まさに身体を張った演技には一定の及第点を与えてあげても良いほどの好演ではありましたね。

    でも、私個人的には、筋肉質で痩せっぽっちの拒食症気味のボーイッシュな出で立ちのスウェーデン版のオリジナル版のリスペッド役のノオミ・ラパスの方が、リスペッド像としては、好みではありましたね。

    私の『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年)のレビュー投稿の方にも書き記しておりますように、この故・スティーグ・ラーソンの処女作にして、彗星の様に現れて、出版前に急逝した巨星の原作者からは既に故人のために、映画化については注文の付けようがないので、この映画も、2009年に、スウェーデン版のオリジナル版の製作以来、当初は、あのクエンティン・タランティーノ監督が、ブラッド・ピット主演にて、早くもハリウッド版のリメイクを熱望してやまない作品とのことでしたが、今回、デヴィッド・フィンチャー監督が手掛けた事で<吉>と出たか<凶>と出たかどうかが、かなり微妙なハリウッド版のリメイク映画でしたね。

    私的な評価と致しましては、主人公のミカエルとリスペッドの二人の人物造形の描写には、丁寧な作りの映画ではあったモノの、編集力に長けた巧さがアダとなってしまい、ミステリー的な謎解きの面白味の要素においては、スウェーデン版のオリジナル版を越えられなかった感のあるハリウッド版のリメイク映画でしたので、リスペッド役のルーニー・マーラの身体を張った演技に一定の評価を致しましても、オリジナル版とを比較して観ますと、やはり、私の場合には、スウェーデン版のオリジナル版に軍配を上げますので、やや辛口評価になるかもしれないですが、★★★☆(70点)の評価止まりの映画でした。

  • 40点 移民の歌、は良かったけどね。

    2012-02-12  by ゆうざぶろう

    TOHOシネマズ宇都宮で。
    原作は未読。2009年の地元スウェーデン版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」は
    鑑賞済み。今回、1週間前にもう一度レンタルで借りて復習してからこれに臨んだ。
    フィンチャーが監督だからね。

    で、フィンチャー版が良かったのは、犯人との対峙シーン。これは怖かった。
    元々、この映画は全編登場人物が表情を崩さない。ほとんど感情を露わにしない。
    それをずっと引っ張っていって、このシーンだ。「何故本能に逆らうんだ?」
    という犯人の問いかけが、この無感情で覆われた映画のトーンに実にマッチして、
    背筋が凍ってしまった。

    でも、それ以外は地元版「ミレニアム…」が優れていると感じる。
    フィンチャーは、あえてかもしれないが謎解きの描写が不親切だ。ミカエルが謎の電話番号と
    旧約聖書を何故結びつけたのか、その推論過程が速すぎて観客がついていけない。
    パレードの写真で他のアングルを探すときもそう。客側の納得するテンポを無視している。

    別に、映画はわかりやすいことが大事というわけではない。けど、この映画2時間半以上
    あるんだよ。そんなに時間を使うなら、もうちょっと親切に丁寧に謎解きしてくれよ、
    って思うでしょ普通。「ソーシャル・ネットワーク」もそうだけど、頭の良い観客にしか
    わからないような映画作ってそういうたぐいの評論家から賛辞を得たいのか?って邪推
    してしまうなあ。

    そして、私としては主人公であるリスベット役が残念だった。
    「ミレニアム…」でのNoomi Rapaceの極端に痩せているけど発達した胸筋は、
    何よりも説得力があるキャラクター設定になっていたから。それと比べると...


    あと、どうしても違和感を感じてしまうのはスウェーデンが舞台なのに皆英語で会話すること。
    設定が無理で入り込めないよ。

  • 80点 これはこれでOK

    2012-08-17  by EGライダー

    どうしてもオリジナル版と比較されてしまいますが、これはこれでOK。
    OPのセンス、風景の美しさ、真犯人の怖さ、ルーニー・マーラの健気な女らしさ等はリメイク版が優れています。

    ただ、丁寧にキャベツを一枚一枚剥がして芯(真)に近づいていくサスペンス本来の面白さはオリジナル版が上。

    ノオミ・ラバス版の強烈さが印象に残るリスベット役
    でも、ルーニーの個性を出していけばいいのでは?
    哀愁あるラストシーンが良かったですね。
    ルーニー版リスベットの味が出ていたと思います。

  • 100点 ルーニー・マーラがかわいくてかっこいい

    2012-06-02  by sady_style

    主演のダニエル・クレイグ(ミカエル)の渋さ、
    それを凌駕するルーニー・マーラ(リスベット)の存在感は抜きに出ている。

    とにかく、ルーニー・マーラ(リスベット)が
    キレててかっこいいのだ。
    (ミカエルへの淡い恋心もかわいらしい)

    羊たちの沈黙のレクター博士に並ぶ
    ダークヒロインの誕生だろう。

    続編が早く見たい。

    見ていない人は一見の価値ありです。

  • 80点 初恋は成就しない

    2012-03-21  by 未登録ユーザデニロ

    原作が壮大だったので、どう処理するかと思いましたが。うまくまとめてありました。

    リスベットをいかに描くか。

    告白しているリスベットを見つめるパルムグレンの表情からラストまでの数分間は胸に沁みる。

  • 90点 Ledではなく、

    2012-02-23  by HJ

    Lez Zeppelinのカバーかと思ったらカレン・O。
    「かいじゅうたちのいるところ」の愛らしいボーカルとは別人のようで驚いた。
    このタイトルバックが出来過ぎで、本編を見終えた後では違和感を残すものに。
    このタイトルでリスベットの生い立ちを表現していたようだが、映画では彼女の素性はほとんど語られず。
    オリジナルのジャケットのパンクな顔を見せられ、この映画を見ようとは思えずに原作もオリジナルも知らずに鑑賞。
    異様な姿のヒロインが、どうしてそうなったかがわかるに連れて映画に引き込まれてしまった。
    オリジナルを先に見ていたら必ず比較してしまうのだろうけど、
    フィンチャー版が面白かったので、続編もフィンチャー版を見ようかと思う。
    その後でオリジナルを見ようかと思うが、それまで興味が続いているかどうか?
    ノオミ・ラパスはリドリー・スコットの「プロメテウス」に抜擢されているようで、
    この映画を見たら「ミレニアム」の方も見るかもしれない。

    もうひとつ違和感を感じたのはベッドシーンのモザイク処理で、
    審査委員はAV担当出身者かと思うほどに下劣な品性の持ち主だなと笑う。
    どう見たってまずいものが写っているとは思えないアングルだが、
    ようするに腰が動いたらダメという、それだけの理由じゃないかと思う。
    ガラス扉越しのカットにまでモザイクだもの、映画を審査する器量などまったく持ちえない素人レベル。
    映画に傷を付けているのと同等ということを勉強するべき。

  • 70点 鎧を纏った乙女心

    2012-02-12  by 玉川上水の亀

    この作品は、「強者」の「弱者」に対する「暴力」をテーマに描いている。
    ここで「強者」とは、「力」を持つ男性であり、「弱者」とは女性を意味している。
    そして「暴力」とは「レイプ」を主とした性的虐待を意味している。
    二人の主人公が登場する。
    一人は、雑誌「ミレニアム」の記者で、スウェーデン財閥の汚職事件の告発記事を書き、名誉棄損裁判で敗訴したミカエル。
    もう一人は、顔中にピアスを施し、背中に大きなドラゴン・タトゥーがある調査会社のリスベット。
    物語は、裁判に負け、息消沈のミカエルのもとに、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長・ヘンリック・ヴァンゲルから仕事の依頼が来てから、本格的に幕を開ける。
    その仕事とは、40年前に起きた親族の娘・ハリエット失踪事件の真相究明。
    40年前に発生した事件であり、事件発生時に居合わせた親族達にヒアリングしても、なかなか埒が明かず、ミカエルは、一族の弁護士から抜群の調査能力を持つリスベットを紹介される。
    ミカエルも取材で培った高いリサーチ力を持っているが、リスベットのハッカー能力、それから導き出された事柄からの洞察力は桁外れだ。
    ハリエットが失踪する前に発生した連続猟奇殺人事件や、失踪当日に撮影された数々の写真、ヴァンゲル一族のプロフィールを精査していくうち、段々核心や犯人に迫っていく二人。
    この犯人に辿り着くまでの展開が、「セブン」を監督したデヴィッド・フィンテャーの面目躍如といったところで、ピリピリとした緊張感が続く。
    冬の凍てつく寒さ、島という閉ざされた空間、原作舞台であるスウェーデンで撮影したことが、この作品に充分に発揮されていると思う。
    また、「ソーシャル・ネットワーク」での出演しか印象に残っていないルーニー・マーラーの「身体を張った演技」を、監督は充分に引き出していると思う。
    このヒロインの過去は、本作品では殆ど触れていないが、凡その想像はつく。
    リスべットも、ハリエットや連続猟奇殺人事件の被害者達同様、今までずっと「暴力」に晒されていたのだと思う。
    だから、表情の無い、能面のような顔にピアスを幾つもつけ、背中にドラゴン・タトッーを背負い、ヘアスタイルまで含めパンクな格好で「武装」しているのだと思う。
    そして外見だけでなく、ハッカー能力やバイクの運転、様々な電子機器に精通するという「武器」も持っているのだ。
    この「依頼」が完了した後、アフターエピソード的な展開が有る。
    それまでの展開がハイテンションだっただけに、「おまけ」感を、私は禁じえなかったが、映画ストーリーの完結や、リスベットの内側に潜む「乙女」な部分を描きたかったんだと思う。
    この「ミレニアム」は、全三部作。
    今後、第二部、第三部がどう映画化されるのか、期待したい。

  • 90点 速い展開ですが、上等な作品です!

    2012-02-13  by yousan

    前半はミカエルとリスベットの話が交互に
    展開されているのだが、これが状況を
    理解するには登場人物と大筋を理解していないと
    かなり辛いと思います。
    後半は、親族の多さにビックリだが、
    2人が別々に調査しているので、よく見ていないと
    追いつけなくなってしまう。
    かなり展開が速いので、見ているほうの理解が
    乏しいと置いてかれてしまいますが、
    理解すれば全てが綺麗に繋がっていますので、
    とても楽しめる映画です。

    原作かoriginal未見者は、2回見ることをお勧めします。
    (私も未見でしたので、2回見て理解できました。)

  • 90点 悲しきヒロイン、リスベットの物語

    2012-02-12  by ほっけみりん

    大抵の映画はオープニングというのは、流れる風景をバックに、粛々と音楽が流れ、スタッフ&キャストの名前が点々と出てくるもの...観客がゆるやかにその映画の中に入っていくようなものが多いと思うんですが、この作品のオープニングは凄いですね!

    オープニングとして完全に独立しているというか、良い表現が思いつかないんですけど、TVドラマとかのオープニングみたいです。おどろおどろしいイメージ映像ですが曲が素晴らしく、これは文句なしにかっこいいと思います。
    このオープニングによって、観客の期待感の増大&作品に引き込むという目論み(?)はほぼ成功と言えるでしょう。

    私は、原作本&スウェーデン版映画は見たことがありません。

    昔(40年前)、或る富豪一家に関係する「ハリエットの失踪」という未解決事件があり、その真相を解明しようとするサスペンスストーリーです。
    感想としては、事件の真相については、それほどでもなかったかなぁという印象です。「誰も予想できないような驚きの結末」とか「とてつもない傑作ミステリー」のようなものは無かったと思います。
    そこのところはドラマ「相棒」の2時間スペシャルとかの方が、勝ってるかも。

    事件に関わっている「ヴァンゲル家」の面々が○○の父○○、○○の叔父○○、○○の妹○○、○○の兄○○...だのと、人数が多くてなかなか覚えられず、これを理解するにはもう何度か見てみる必要がありそうです。事前予習をしてから見ることをお勧めします。

    ストーリーが進むにつれ、40年前のハリエット失踪事件の謎を追いかけていたのが、途中でとんでもない猟奇的連続殺人事件の真相に近づいていきます。

    それでもって、その連続殺人事件の犯人との対決の一部始終は、悪くはなかったんですけど、決着のつき方が少々あっけなかった、という感じがしました。もう少しいろいろあればなぁ…と(^ ^;)。

    サスペンス映画なのにミステリー要素は普通レベル...ではこの作品の魅力って何なのでしょう?

    それは、やっぱり主演の2人、とりわけヒロインの方にその要因があると思います。

    だいたい、映画のポスターからして、ダニエル・クレイグの正面写真と、やけに浮世離れして見えるモヒカン頭の美女。至ってシンプルな構成&モノクロ写真なのに、インパクトは大きい。

    ヒロインのリスベット・サランデルは、序盤は「他人と関わる事を極力避け、孤独を飼い慣らしている孤高の天才」といった感じです。
    彼女は美人なのですが、わざと近寄りがたい異様な容姿を作り上げ、他人を警戒し、「敵」と見なした者には、肉体的&精神的に容赦なく痛めつけます。

    途中でリスベットの後見人になる肥満体の弁護士は、彼女を「一般社会に溶け込めない精神障害者」と見下して、強引に猥褻行為を行います。それによって彼女の逆鱗に触れてしまい、3倍・・・いや5倍返しとも言えるような地獄の苦しみを味わう事になります・・・。
    (序盤にその強烈な痛いシーンがあるので、そのインパクトが強すぎて、そのあとの事件の謎解きの緊張感とかの印象が薄くなってしまったのかも知れません)

    しかし、そんなリスベットがミカエルと事件の捜査に乗り出し、時には一緒に、時には別行動を取りながら、事件の謎を追う過程で、徐々に彼女はミカエルに対して心を開き、信頼を置き、仕事のパートナー以上に親密な間柄になります。

    そして終盤では、完全に「恋する女」になっているのがよく分かります。

    捜査が終了し、彼女の態度は明らかに最初とは変わっています。
    もともとの後見人だった弁護士さん。
    途中で脳出血で倒れ、その後遺症でろくに会話もできない状態になってしまいますが、この弁護士さんとリスベットは強い信頼関係を築いていた事が窺い知れます。
    チェス盤を挟んで、彼女はその弁護士さんに「今まで迷惑ばかりかけてごめん。私、友達ができた」と話しかけます。和やかに、どこか嬉しそうな表情で。
    おそらく彼女にとっては数少ない、完全に打ち解けた間柄の、全面的信頼を寄せる人物であったと思います。
    そんな人が、会話もできず意思の疎通もままならない状態になってしまった事を考えると、ひどく彼女が可哀想に思えて仕方ありません。

    そして決定打になるのはラストシーン。ミカエルに思いを寄せつつも、その気持ちが報われない事を思い知らされる。
    ミカエルは自分の居場所(家族のもと)へと戻って行き、リスベットは一人取り残され、結局また、孤独な日常に引き戻される。

    彼女もきっと心のどこかでは、そうなる事を予想していたと思います。でもそれと同時に、ミカエル同様、自分にも居場所を持ち、孤独から抜け出したいと、もしかしたら思っているのかも知れません。

    少々飛躍しすぎかも知れませんが、映画を見終わってからそう考え、とても悲しくなりました。
    ・・・なんとも、切ないではありませんか。

    徹底して凶暴な一面と、卓越したスキルを持ち、そして頭脳明晰な切れ者。
    単に反社会的なアウトローではないし、好きこのんで孤独な環境に身を置いている訳でもない。
    かなり斬新なヒロイン像。リスベットが主人公と言っても過言ではないと思います。
    ミステリー云々より、このヒロインを見るだけでも、価値がある、と思う次第です。

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