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『追想』の映画論評・批評


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大切に育んだ愛が消えそうな瞬間
人生が見えてくる

written by:斉藤博昭
(2018/08/10更新)

ジャンル ラブ・ストーリー
気分 しみじみと感動できます
原題 ON CHESIL BEACH
製作年/国 2017年/英
配給 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
ヘッド館 TOHOシネマズ シャンテ
時間 110
公開日
監督

 


『追想』


“あのとき、こうしていたら……”。そんな後悔が繰り返されるのも、人生である。邦題の『追想』は、まさに“追いかけて想う”という今作のテーマに文学的香りをまとわせるが、原作のタイトルが『初夜』であるように、ハネムーン先での、主人公たちの生々しい肉体関係描写まで交え、観る者の心をざわつかせ続ける。

舞台が1962年ということで、マニュアル本に頼って初夜に相手を導くヒロインの健気さ。対して、うまく“こと”を運べない男の歯がゆさ。両者の心情が痛いほど伝わり、特に、オスカー常連となったシアーシャ・ローナンの“余裕”の熱演が圧巻だ。ドレスのジッパーを外してもらう恥じらいから、ベッドで相手をリードする覚悟、さらに、実は男性恐怖症的な繊細さまでを、演技の流れの中で巧みに表現する。感情だけではなく、テクニックとしての演技も『レディ・バード』などから進化したと感じる。合間に挿入される、結婚に至るエピソードが安らぎを与えるが、この作品は“初夜”のその先も見つめ、そこで多くの観客は、“もしも、あのとき”と、自身の後悔を重ねてしまうはず。そして過去は変えられない現実に、激しく胸が締めつけられることになる。

 

1
【関連作品】
追想

(C)British Broadcasting Corporation/ Number 9 Films (Chesil) Limited 2017

 

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