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『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の映画論評・批評


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命を救う者/救われる者の境界線を乗り越える
不屈のデリカシー

written by:相田冬二
(2018/07/26更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 心から泣けます
製作年/国 2018年/日本
配給 東宝
ヘッド館 TOHOシネマズ 日比谷
時間 128
公開日
監督

 


『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』


サード・シーズンまで続くTVシリーズの劇場版だが、初めてこの世界観にふれる人にも、この映画はきっと届くはずだ。そのシンプルさ、その優しさこそが『コード・ブルー』の魅力なのだと思う。

10年継続しているシリーズだから、登場人物や状況描写に厚みがある。もちろん、その奥深さは、リアルタイムで接してきた視聴者であれば、より強い共感と手ごたえで享受することができるだろう。だが、本作で初遭遇した“映画だけの観客”にも、レギュラーメンバーたちの一言一言、一挙手一投足は、普遍的な実感を伴いながら、響くはずだ。

主軸となるのはドクターヘリに携わる4人のフライトドクターとひとりのフライトナース。悩み傷つきながら、人の生死に関わる切迫した状況下で、秒単位の研鑽を積んでいく“現在進行形”の有り様は、後輩メンバーたちが台頭してきた本作においても、依然みずみずしい。彼ら彼女らには、ベタベタした馴れ合いは皆無で、それぞれに対するリスペクトを無言のまま抱え持っている。スケールが大きな事故も映し出されるが、スペクタクルにおもねることなく、あくまでも地道で実直な人間ドラマを貫く様がまぶしい。

さわやかにして威風堂々とした筆致は、患者たちの背景にある物語をも、真心込めて紡ぎあげる。愚直なのに、決して暑苦しくならないのは、押し付けのメッセージを謳ったりはしない“不屈のデリカシー”によるところが大きい。ここでは、生命を救う者と、生命を救われる者との姿が見つめられているが、どちらが上でも下でもないと感じさせる。誰もが、もがき苦しみながら生きている。だが、それでも、この世界には生きる価値がある。『コード・ブルー』は、シンプルに、優しく、そのことを伝えている。

 

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(C)2018「劇場版コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−」製作委員会

 

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