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『レディ・バード』の映画論評・批評


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等身大の青春を徹底的に描き込むことで
広い共感の回路を敷く

written by:森直人
(2018/06/01更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 しみじみと感動できます
原題 LADY BIRD
製作年/国 2017年/米
配給 東宝東和
ヘッド館 TOHOシネマズ シャンテ
時間 94
公開日
監督
PG12

 


『レディ・バード』


今年のアカデミー賞では女性で唯一監督賞ノミネートを果たし、今や時代の寵児となったグレタ・ガーウィグ。本作は彼女の故郷サクラメントを舞台にした傑作青春映画だ。同地はカリフォルニア州都ながら、開放的な西海岸のイメージとは異なり、キリスト教の支配が強い保守的な町。ごりごりのカトリック系高校に通う自称“レディ・バード”ことクリスティンにとっては鬱屈の温床であり、青い自意識を屈折させる退屈な片田舎だ。彼女は叫ぶ。「文化のあるニューヨークやニューハンプシャーに行きたいの!」。

2012年にガーウィグが主演と共同脚本を務めた『フランシス・ハ』ではブルックリン在住の27歳のモラトリアムな日々を描いていた。今回はその前日談に当たるもの。要は“自分ネタ”がベースなのだが、等身大のパーソナルな世界を徹底的に描き込むことで、普遍の精度へと昇華させる。地元への愛憎やしょっぱい恋愛など、日本でも多くの観客に「これは私の物語だ」と共感させる力に満ちた珠玉の1本だ。トリュフォーにとってのジャン=ピエール・レオ的な監督の分身を担う主演のシアーシャ・ローナンをはじめ、役者陣もみんな素晴らしい!

 

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【関連作品】
レディ・バード

(C)2017 InterActiveCorp Films, LLC./Merie Wallace, courtesy of A24

 

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