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『娼年』の映画論評・批評


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現在の日本映画界をひと言で言うならば
“松坂桃李の時代”だ

written by:宇野維正
(2018/04/06更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 原作が有名です
製作年/国 2017年/日本
配給 ファントム・フィルム
ヘッド館 TOHOシネマズ 新宿
時間 119
公開日
監督
R18+

 


『娼年』


日本映画の新作を追っかけている人たちにとって、「今、松坂桃李がキテる」というのは広く共有されている認識だろう。そういう状況を生み出すには、本人の役者としての開眼だけでなく、良い作品、良い仕事仲間との出会いが連続する運を手繰り寄せる必要がある。もっとも、三浦大輔演出の舞台を経て、同じタッグで映画化された本作は、監督と松坂桃李の双方が確信と共に進めていった企画に違いない。作品の冒頭からラストまで一瞬の迷いも見せない緻密な演出と、精神的にも肉体的にも高い負荷がかかった中での見事な演技。映画という表現を何かの手段として従属させるのではなく、「こういう映画を撮りたい」「こういう映画に出たい」という純粋な目的として設定し、それを驚くほど高い基準でクリアしてみせている。題材が題材だけに刺激的なシーンも多いが、それでも観た後にある種のすがすがしさが残るのは、そんな作り手側の意識の清潔さにあるのだろう。

ひとつだけ気になったのは、作品の商業的側面を松坂桃李がひとりで背負い過ぎていること。必然性のある作品ならどんな人気女優でも肌を見せるのが当たり前の、海外の映画界との距離を感じずにはいられない。

 

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【関連作品】
娼年

(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

 

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