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『ナチュラルウーマン』の映画論評・批評


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トランスジェンダーのヒロインが教えてくれる
“私らしい”生き方

written by:細谷美香
(2018/02/09更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 しみじみと感動できます
原題 UNA MUJER FANTASTICA
製作年/国 2017年/チリ=米=独=スペイン
配給 アルバトロス・フィルム
ヘッド館 シネスイッチ銀座
時間 104
公開日
監督

 


『ナチュラルウーマン』


チリからハリウッドへの進出も果たすセバスティアン・レリオ監督が、前作『グロリアの青春』に続いて、生きづらさを感じざるを得ない社会の中で、決して“私らしさ”を手放さない女を描き出した。ヒロインは年の離れた恋人と暮らすトランスジェンダーのマリーナ。ベッドの中で恋人の体調が急変して亡くなったことで、彼女はさまざまなトラブルに巻き込まれていくことになる。死についての関与を疑う刑事、葬儀への出席を禁じる恋人の元妻。偏見を持たずに手を差し伸べてくれる人の存在も描かれるが、法で守られていないパートナーとの関係を突然失った彼女に、世間の風当たりは強い。

マリーナを演じるのは、自身もトランスジェンダーであるダニエラ・ベガ。ままならない思いはパンチングボールにぶつけ(猫パンチ風の動きが愛らしい!)、背筋をすっと伸ばして歩く姿が、彼女の闘い方を象徴している。劇中で流れる『A NaturalWoman』の歌詞のごとく“ありのままの女”として自分を受け入れてくれた人にちゃんと別れを告げ、未来に1歩を踏み出すために。孤独も痛みも引き受けて、激し過ぎる“逆風”の中を進むシーンが、忘れがたい余韻を残す。

 

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【関連作品】
ナチュラルウーマン

(C)2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

 

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