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『gifted/ギフテッド』の映画論評・批評


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天才少女にとってもM・ウェブにとってもここが
愛される場所

written by:清藤秀人
(2017/11/16更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 しみじみと感動できます
原題 GIFTED
製作年/国 2017年/米
配給 20世紀フォックス映画
ヘッド館 TOHOシネマズ シャンテ
時間 102
公開日
監督

 


『gifted/ギフテッド』


ギフテッド〞には神様からの贈り物〞の他に天才児〞という意味もある。「あの子はギフテッドだから」と特別な目で見られ、英才教育の対象になる子供たちのことだ。

メアリーは7歳で複雑な数式をたちどころに解いてみせる文字どおりの天才児だが、知的レベルに準じて正義感も並外れて強く、いじめっ子を分厚い本でぶん殴って大けがを負わせてしまう。彼女のいびつな性質図式はユーモアの項目でも傑出していて、育ての親である叔父フランクのオイタ〞を目撃しても、ワケ知り顔で大人をからかう余裕すら見せる超・早熟少女である。

監督のマーク・ウェブが提案する天才の育て方〞は、そんなふうに、神様からのギフトが1品だけでなく、それに付随して副産物もあることを笑いに絡めて教えてくれる。と同時に、実は天才ファミリーの後継者だったメアリーの親権をめぐって、若くして旅立った姉からメアリーを託されたフランクと、孫娘の可能性に賭けたい祖母とが繰り広げる熾烈な法廷闘争には、子供の気持ちを無視した法律の矛盾が垣間見えたりもする。才能の分量に関わらず、子供は愛される場所で育つべきなのだ。そのことがメアリーのセリフで表現されている。フランクについてケースワーカーに聞かれた際、彼女はこう答える。「彼は良い人よ。私が天才だと分かるずっと前から、一緒にいてくれたから」。

ここ数年はハリウッドの巨大フランチャイズで才能を消費したウェブにとって、古巣のフォックス・サーチライトに戻って監督した『(500)日のサマー』以来のハートウォーミングドラマ。普通の監督は単なる脇役でスルーしそうな女性教師を、フランクにとってのキーパーソンに据えるなど、地味な人物に光を当てる優しい視線は、古巣でこそ生かせたもの。彼にとってはここが愛される場所なのかも知れない。

 

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【関連作品】
gifted/ギフテッド

(C)2017 Twentieth Century Fox

 

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