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『エル ELLE』の映画論評・批評


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レイプ犯を自ら探す女
そんな主人公を取り囲む弱々しく卑怯な男たち

written by:清藤秀人
(2017/08/02更新)

ジャンル サスペンス
気分 ハラハラドキドキ興奮します
原題 ELLE
製作年/国 2016年/仏
配給 ギャガ
ヘッド館 TOHOシネマズ シャンテ
時間 131
公開日
監督
PG12

 


『エル ELLE』


家に乱入してきた黒マスクの男に犯された後も、何もなかったかのように散らかった部屋を片づけ、風呂に入り、男の汗や体液を洗い流した後、警察に通報せず、CEOを務めるゲーム会社に出勤し、若い部下に日々エロチックで暴力的なゲーム制作の指示を出しつつ、自ら真犯人を特定しようとする主人公がいる。

なぜ、彼女、ミシェルはレイプ事件の被害者然としていないのか? 物語が進むにつれて理由が明らかになっていく。ミシェルの周囲を取り囲む、妻の親友と肉体関係を持ち続けるロベールも、同棲中の恋人に振り回され、揚げ句、妊娠→出産させてしまう息子のヴァンサンも、そして、己の欲求に屈して2度もミシェルに襲いかかるレイプ犯も、皆、正常なマスクを被った弱々しく卑怯な男たち。彼らに比べたら自分が何をすべきかを心得ているミシェルの方が、余程正常ではないのか!? 自ずとそう思えてくるのだ。

異常なのは男たちばかりではない。そんな理不尽をしたり顔で放置する社会自体も、結構病んでいる。手段が過激だったせいでハリウッドから嫌がられたヴァーホーヴェン×ユペール、渾身の一打には、そんな真っ当な目的が潜んでいる。

 

1
【関連作品】
エル ELLE

(C)2015 SBS PRODUCTIONS - SBS FILMS- TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION - FRANCE 2 CINEMA - ENTRE CHIEN ET LOUP

 

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