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『T2 トレインスポッティング』の映画論評・批評


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あれから20年、多くのものが変わった今も変わらぬ彼らが選ぶ未来とは!?

written by:相馬学
(2017/04/04更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 爽やかな感動が味わえます
原題 T2 TRAINSPOTTING
製作年/国 2017年/英
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
ヘッド館 丸の内ピカデリー
時間 117
公開日
監督
R15+

 


『T2 トレインスポッティング』


アーヴィン・ウェルシュのベストセラー小説に基づく1996年の『トレインスポッティング』。ヤク中の若者たちの陽気で悲惨な青春を描き切ったこのイギリス映画は、国を問わず同世代の共感を引き寄せてマスターピースと化し、後に『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を受賞するダニー・ボイル監督の出世作にもなった。あれから約20年。ついに、その続編が公開される!

ウェルシュは02年に続編小説を発表したが、映画版の続編はそれをベースにしつつ、17年にフィットする物語にアップデート。映画は、前作のラストで仲間を裏切って大金を持ち逃げした主人公レントンが、スコットランドに20年ぶりに戻ってくるところから始まる。かつての仲間たちのその後はさまざまだ。キレ者のシック・ボーイは、表向きはパブ経営者だが、裏では恋人と組んで恐喝に精を出している。暴力的なベグビーは殺人罪で服役中の身だが、まんまと脱獄をやってのける。気弱なスパッドは相変わらずヘロイン中毒だ。皆歳を取って髪の生え際は後退したし、子持ちになった者もいる。そんな彼らの日常が、レントンの帰還に呼応するかのように、過激にうねり出し……。

少しは利口になったかと思いきや、歳を取ってもクズはクズ。事業を企てても悪事に手を染めても、思うように事は運ばない。そんなレントンたちのグタグダの日常を捉えた物語は前作がそうであったように、時代の閉塞感を鋭く切り取りつつ、それを笑い飛ばすエネルギーに満ちている。エッジの効いた映像&音楽などの、1作目のノリの踏襲もうれしい。はきだめで再びもがく彼らに、どんな未来が待っているのか? 中年トレインスポッターたちの選択に注目を。

 

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