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『ナミヤ雑貨店の奇蹟〈2017年〉』の映画論評・批評


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“最も泣ける”東野圭吾を完全映画化!
時間を越えて重なる思いに胸を打たれる

written by:イソガイマサト
(2017/09/14更新)

ジャンル 人間ドラマ
気分 原作が有名です
製作年/国 2017年/日本
配給 KADOKAWA=松竹
ヘッド館 丸の内ピカデリー
時間 129
公開日
監督

 


『ナミヤ雑貨店の奇蹟』



郵便口に入れた手紙が違う時代に届く設定を聞いて、韓国映画の『イルマーレ』を想起した人も多いだろう。だが、『イルマーレ』が特定の男女のラブストーリーに終始していたのに対し、東野圭吾の小説の中でも“最も泣ける感動作”といわれる同名ベストセラーを映画化した本作は、1980年と2012年の時空を超えてナミヤ雑貨店に投函される悩み相談の手紙の数も、投函する人たちの数も複数で、ある人の人生が手紙を介して出会ったことのない他の複数の人たちの人生に影響を及ぼしていく重層的な展開。しかも、雑貨店の店主・浪矢の悩み相談に対する回答が相談者に影響を及ぼす実際には見ることのない現象を、現場では一度も出会わない俳優陣たちのエモーショナルな共演だけで視覚的に検証していくからぐいぐい引き込まれてしまう。

中でも注目すべきは3カ所。雑貨店の店主・浪矢が自分の書いた悩み相談の回答で相談者が不幸に陥ったことを知り苦悩するくだりと、犯罪に手を染めて今は廃屋になった雑貨店に忍び込んだ2012年に生きる3人の若者が1980年からの相談の手紙に自分たちの考えで回答を書くくだり。さらに若者のひとり・敦也が自分が投函した白紙の手紙に対する浪矢の回答を読むクライマックスは、映画的な反転と反復の構造になっていて心を揺さぶられる。

それにしても、芝居で一度も絡まず、同じシーンにすら登場しないのに、心をきちんと通い合わせている浪矢役の西田敏行と敦也役の山田涼介は流石だ。彼らの佇まいに説得力がなければ、本作は成立しなかったに違いない。

 

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(C)2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会

 

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