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『哭声/コクソン』の映画論評・批評


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國村隼が怪助演! 韓国の剛腕監督が放つ不条理な恐怖映画

written by:高橋諭治
(2017/03/03更新)

ジャンル サスペンス
気分 コワ〜い体験ができます
製作年/国 2016年/韓国
配給 クロックワークス
ヘッド館 シネマート新宿
時間 156
公開日
監督

 


『哭声/コクソン』


毎年数多くの“過激な”クライムスリラーが作られている韓国映画界でも、『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督は確かな演出力に裏打ちされたアクション&バイオレンス描写の激しさにおいて群を抜く存在だ。もしもこの剛腕監督にホラーを撮らせたら、どれほど恐ろしい映画が出来上がるのか。國村隼が韓国を代表する映画賞の青龍賞で男優助演賞を受賞したオカルト映画がこれだ。

とある村の住民たちが、自分の家族を虐殺するという異常な出来事が続発。近くの山奥に住みついた日本人が関係しているのではないかとの噂が流れる中、愛する娘を守ろうとする警官の苦闘を描き出す。この上なく血生臭い映画だが、直接的な暴力シーンは決して多くない。むしろ観客は、謎の日本人や怪しげな祈祷師らに翻弄されて右往左往する警官の運命を通して、いったい何が真実なのか分からない極限の不安を体験することになる。のどかな田舎の風景をバックに繰り広げられる惨劇は、クライマックスになだれ込んでもまったく解決しそうな気配もない。じわりじわりと嫌なテンションを高めるナ監督の新境地が生み出した“不条理恐怖”にどっぷり浸ってほしい。

 

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【関連作品】
哭声/コクソン

(C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

 

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