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『忍びの国』の映画論評・批評


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映画俳優・大野智のポテンシャルはいかに?

written by:森祐美子
(2017/07/10更新)

ジャンル 仁侠/時代劇
気分 原作が有名です
製作年/国 2017年/日本
配給 東宝
ヘッド館 TOHOシネマズ 日劇
時間 125
公開日
監督

 


『忍びの国』


大野智が、約6年ぶりとなる映画主演を果たした本作。映画はすでに公開され大ヒットを記録しているが、それは中村義洋監督の演出、和田竜による史実を基にした原作小説の力はもちろん、大野が主人公・無門にこれ以上ないハマり役というのがやはり重要ポイント。同じ和田竜原作『のぼうの城』ののぼう様が野村萬斎でなければならなかったように、『忍びの国』の無門は、大野智でなければならなかった。

怠け者の無門は、実は伊賀一の忍び。人を人とも思わない人でなしで、金でしか動かないが、唯一の弱点が妻のお国(石原さとみ)という、ギャップが魅力の憎めないキャラクター。ひらりひらりと相手の攻撃をよける、大野自身もアイデアを出したという忍びのアクション、3日間かけて撮影された平兵衛(鈴木亮平)との本気の一騎打ち。現代口調での飄々とした語りと、クライマックスでの射抜くような表情。哀愁すら感じさせる背中……。とにかく情報量が多く、見どころが詰まっており、共演者も強者ぞろいの作品で、大野=無門は気負わず、すっと存在し独特の味わいを残しながら物語を駆け抜けていく。

映画単独初主演となった『映画 怪物くん』はドラマ作品からの映画化だったため、スクリーンでしか観ることのできない主人公を大野が演じるのはこれが初。そんな中、大作の主演を鮮やかに務め上げ、映画俳優、映画スターとしてのポテンシャルを開花させている。

 

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【関連作品】
忍びの国

(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会

 

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