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『ポリーナ、私を踊る』の映画論評・批評


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もがきながら踊る姿が人間の本能を刺激する
振付家が撮った野心作

written by:斉藤博昭
(2017/10/19更新)

ジャンル 青春ドラマ
気分 爽やかな感動が味わえます
原題 POLINA
製作年/国 2016年/仏
配給 ポニーキャニオン
ヘッド館 ヒューマントラストシネマ有楽町
時間 108
公開日
監督
PG12

 


『ポリーナ、私を踊る』


ボブ・フォッシーやスーザン・ストローマンなど、いわゆるショービズ界の振付家が映画監督になるケースは過去にもあったが、コンテンポラリーダンスやバレエといった“アート系”の振付家が撮った映画は珍しい。共同監督のアンジュラン・プレルジョカージュは、その領域で世界的に著名な振付家で、他のダンス映画にはない独特のアングルやカメラワークが今作の持ち味。顔やトウシューズの動きを過剰にクローズアップしたり、ステージを真上から撮ったりしつつ、その映像がしっかりと被写体であるダンサーの心情を表現しているから恐れ入る。そして重要なパフォーマンスの場面は、最高のアングルと編集でじっくりと見せる。振付家の視点が際立った1作なのだ。

原作は意外にもグラフィックノベル。バレエの漫画と聞くと、主役争いやスポ根要素が想像されるが、今作はあくまでも、いかにして自分らしい表現ができるかという、探求のストーリーに徹している。そこが観ていてすがすがしい。主人公が本当に何が踊りたいか気づくまでの過程は、ダンスという枠を超え、人生の方向に悩むすべての人の背中を後押しする。そんなパワーも今作は秘めている。

 

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【関連作品】
ポリーナ、私を踊る

(C)2016 Everybody on Deck - TF1 Droits Audiovisuels - UCG Images - France 2 Cinema

 

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