みんなガンバッてんだけどねえ(笑)
2003/9/21 10:25
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最大素数
メイキングを作るために撮り始めたビデオに次々と収められていくまるで作ったようなアクシデントの数々、これは確かに本作が出来なかろうと公開したくなってしまうのも頷けます。
“クライマックス”の、豪雨によって突然できた濁流に押し流されて行く機材の映像の非現実的バカバカしさと、なんとかそれを押しとどめようと奮闘するも流れに身を取られて思うに任せず右往左往するスタッフ達のおマヌケさは何とも良くできたスラプスティックであります。
勿論当事者達にとっては悲劇ですが、ちょっと引いてみれば喜劇であることは瞭然で、そういう情況をトータルに捉えての“商品価値”=劇場公開なわけです。そして我々観客がこの悲劇を喜劇としてウケてしまうのは、その「悲劇」についてこそ共感し易いためでは無いかと思われます。つまり、何らかの、理不尽な出来事による妨害の思い出を持っているならばまずは「悲劇」性に共感してしまうように思うのです。「あー、あったあったそういう(悲惨な)こと」であり、そして「確かにはたから見ていた連中にしてみれば喜劇だったかもなあ」なわけです。
例えば学園祭の飾り付けが前夜の台風で粉砕されたとか、第一志望校の受験の日の朝食にあたって途中退場を余儀なくされたとか、規模は大違いでも当人にとっての衝撃度合いはあまり差が無いのではないかと思うのです。
わたしの場合、仕事上で似たような経験があるもので、可笑しさも哀しさも込みで奇妙な連帯感を覚えてしまいました(笑)。
ラストがいいね。「COMMING SOON!」楽しみです『ドン・キホーテを殺した男』。
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