映画「砂の器」の問題点。

2002/10/26 0:11 by 未登録ユーザ 飯庵

ネタバレもありますので、
まだご覧になっていない方は、見終えた後に読んでくださいね。

リアルタイムで劇場で観て以来、テレビなどを
含めると3回ほど観ていると思います。
一般の評価は「名作」になっています。
私自身も野村芳太郎作品は好きで、特に「鬼畜」などは
キャスティングも含めて極めて好きな作品のひとつです。

しかし、この「砂の器」だけは、
どうしても脚本で納得できない部分が多すぎて
困ってしまうのです。

脚本はあの黒澤映画などでおなじみの橋本忍氏と
映画監督の山田洋次氏です。
この顔ぶれからは、絶対に傑作が生まれるはず!
と思ってしまうのが常識でしょう

確かに後半の主人公の生い立ちをたどっていく部分では
脚本の上手さが光っていると思いますが、
それ以外の部分ではある種の強引さやつじつま合わせや
ストーリーの無理な展開などが散見されます。
俄かには信じがたいエピソードも登場して
製作者の意図を疑う部分もあります。

気になる点を、ほんの一部だけ挙げていきます。
あとで皆さんの意見を聞かせて下さい。
演出における気になる点も
一緒に書いておきます。
役名ではなく出演者の名前で書いておきます。
(なお松本清帳氏の原作は読んでいないので
原作に登場するエピソードでしたら、橋本さん、山田さん
ごめんなさい・・)

1 緒形拳が伊勢神宮の映画館で、加藤剛の現在の
  写真を見たわけですが、果たして何十年も経っている
  のに、7歳の頃見ただけの少年と同一人物であると気  付くでしょうか?

2 「紙ふぶきの女」という新聞の連載小説を何気なく
  読んだだけで、どうして事件との関連性に
  森田健作は気付いたのでしょうか?
  突然、作者に電話をすると作者はその女を知っている  と言う。その女の居場所に訪ねていくと、そこに
  加藤剛がやってくる。出来すぎです。

3 そもそも、亀田市への聞き込みの帰りにいきなり
  列車の中で、丹波哲郎と森田健作が加藤剛に
  出会わす場面は、反則です。
  
4 全体に説明的なセリフや場面が多すぎて、
  推理ものを見ている気がしない。
  見ているそばから、秘密がわかってしまう感じが
  しました。

5 緒形拳と子供のエピソードをもっと多く見せてくれれ  ば、両者に対する思い入れも深くなったのではないか
  と思う。両者の関係の描き方が希薄。
  
6 これは演出上の問題ですが、コンサートの
  シーンですが、もう少しましな(笑)演出を
  して欲しいです。クラシックコンサートを見慣れた
  人は笑ってしまいます。
  加藤剛の弾くピアノのいい加減さ(笑)
  低音から高音へのアルページオが映像では逆になって  いるのはあまりにおそまつ!
  そもそも、あの「宿命」という作品ではニューヨーク
  フィルでの演奏は不可能(笑)
  しかも、指揮者として有名という役どころなら
  音楽担当(宿命の作曲者は違いますが)の
  芥川也寸志さんは指揮者でもあるのですから、もっと
  きちんとレクチャーすべきでしょう。
  3拍子を三角形で振られてもなぁ・・・(苦笑)

7 最大の問題点は、ハンセン病というものが
  どれほど忌み嫌われ、患者達に「言われなき苦痛」を
  与えてきたものかが、伝わってきません。
  それは、ハンセン病患者の気の毒な見た目の姿にも大  きな原因があるのです。真実の姿を外国映画、
  たとえば「エレファントマン」のように
  映像で見せて欲しかった。そうすることで、
  最後の字幕に出てくる「現在ではハンセン病は
  治療で治ります」という言葉も重みを持ってくるし、
  それが不治の病であると思われていた時代に
  生きた人の本当の苦痛が伝わってきたと思います。
  そうすることによって、映画に新たなメッセージが
  加えられたと思えると残念です。
  加藤嘉さんの演技は極めて感動的でしたが、
  もっと真実の感動を与えることも可能だったと
  思います。
  ハンセン病訴訟も勝訴で終わり、国も謝罪した今
  もういちどこの作品をそういった観点から、
  リメイクするのもいいのではないでしょうか。

いろいろといいたい事を書き連ねてきましたが、
まだまだあるのです(笑)
でも、あんまり長いと読んでいただけないので
この辺にしておきます。
最後に映画に流れる芥川氏の音楽(宿命のテーマは
違いますからね)と後半の遍路を続ける親子の映像は
素晴らしいと思いました。風景が生き物のようでした。

  

 



  • 制作時の事情

    2002/10/26 1:07 by 未登録ユーザKKK

    3回も見たとのことで細かく覚えてますね。
    僕は中学生の時にテレビで見たのですが、個人的にはこれはちょっと苦手な作品でした。(名作と言われているのですが。)
    ただ、ハンセン病の扱いに関してですが、これは制作時に事情があり、ハンセン病の患者団体の全患協(全国ハンセン氏病患者協議会)からクレームがつき、シナリオ、患者の取り扱い、メーキャップまで細かな要請書が出され、橋本プロダクションも全面的にそれを受け入れたのです。
    たとえば、刑事が白衣を着て患者に面会するシーンは平服に変更された、とのこと。
    だとしても、この平服の例などは実際にそうだったからそうしたらしいのでリアリズムの観点で問題はないものと思われますが、ハンセン病の表現を押さえているのにはこうした事情はあるものと思われます。
    とはいえ、放浪シーンを延々と見せている点などは、作り手の当初からのねらいでそうしているものと思われますが。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2002/10/26 2:51 by 未登録ユーザdeck

    > しかし、この「砂の器」だけは、
    > どうしても脚本で納得できない部分が多すぎて
    > 困ってしまうのです。

    最後の親子の場面の春夏秋冬の順番がおかしいという声を
    どこかで聞いたような気がする・・・。

  • よく言ってくれました

    2002/10/26 11:29 by 未登録ユーザサラダパック

    飯庵さんよく言ってくれました。
    満足度の方で言った弱い所というのは、飯庵さんが言った事とほぼ同じです。
    そう、この映画あまりにも“偶然”が多すぎるんですよね。
    島田楊子も“紙ふぶき”なんて小技をしないで、最初から植木鉢の中にでも入れていれば、完全犯罪になれたはずなんですよね。
    それに緒方拳を殺す時の心理がどうもあやふやだし、ハンセン氏病も泣かせるために使っているようにしか見えてこないんですよね。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2003/11/11 15:46 by 未登録ユーザkatakoriri

    木を見て森を見ず

    受け取ることのできない人には何も伝わらない

    とても大事なことがきちんと描かれている

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2003/11/12 20:17 by 未登録ユーザmimi

    原作読んでみましょう。読んでなさそうなので。

    それと、重箱の隅をつつきながら映画を見るのは
    さぞや疲れるのではないかと。

    日本映画が沈滞して全く冒険をしなくなった時に
    それを打ち破った名作です。

  • メッセージは理解されているのでは?

    2003/11/16 23:29 by 未登録ユーザdenden

    →katakoririさん、mimiさんへ

    お二人が仰りたいこと、分かる気がします。確かにトリビア話はもういいです。
    でも、書き込みをしている方々は、この作品のメッセージを正しく理解していると思いますよ。主人公が殺人を犯さざるを得なくなる事情について誰も異議を唱えていませんよね。それさえ理解できない人が今の世の中にはいるんじゃないでしょうか?

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2004/1/16 20:20 by 未登録ユーザやしき

    どんな映画でも完ぺきな映画はなかなか存在しません。私自身大好きな映画でも実は結構目をつぶっている部分があります。とはいえ、小さい時から幾度となく見ている作品なので、飯庵さんの気になる点を自分なりに考えてみました。

    1、実際にあるか、無いかではなく、何十年経っているにもかかわらず分ってしまったとしてたら、どれほどの思いだったのだろう、ということを前提にしていると思います。
    これは事件の発端であって、ドラマ的には許される設定ではないでしょうか。

    2、これは私も多少強引だと思います。
    ただし加藤剛との鉢合わせは、映画的うまみであり、「出来すぎ」と思ってはかわいそうな気が。捜査会議のセリフでもその偶然を揶揄しています。しかしそれ自身が加藤剛の背負う悲運さであり、このセリフによって上手く処理できていると思います。

    3、これも映画的うまみであり、加藤剛の悲運さの伏線です。刑事がこの時点では一切疑いは持っていません。加藤剛を怪しんでいたら「おいおい」といいたいですが、あくまでも第3者による和賀英良のプロフィール紹介シーンです。森田健作を語り部としており、丹波哲郎はこの時点で彼に対して何の情報も先入観もないという表現にもなっています。

    4、作品の1/2を放浪シーンにしたため、事件捜査や人物設定がつい説明っぽくなってしまったのかもしれません。3の森田健作の和賀の紹介コメントなど私もそう感じます。

    5、かつて私自身若干そう感じることもありました。ただ、この作品の主題は宿命であり、つまり加藤親子のつながりだと思っています。緒形拳自身も、加藤嘉と会ってやれと願っての再会ですから、そこに緒形・加藤剛のやり取りを増やすと主題がボケるような気がします。

    6、これは監督のこだわりのなさに尽きるでしょうね。角川映画の病院坂の首縊りの家」でのトランペットなどは私も経験があるだけにのけぞってしまいます。イーストウッドの「バード」ほどのこだわりがあればなあ…と思います。とはいえ、当時そこまでリアルにする必要がなかったとも言えるのではないでしょうか。加藤剛が本当にピアノを弾いていなければならないとは私自身思いませんでしたし、演奏する手は吹き替えだと分っていてもOKでした。(ウルトラマンを見ながらほんとにウルトラマンがいるんだとは思ってっていませんでした。それと似てるかな)

    7、私はこの映画を見るまで、日本における差別問題があるとは知りませんでした。最後のテロップを見た当時、親や兄弟にどういうことか聞いたことを覚えています。それ以来、頭の中にしっかり刻み込まれました。そう意味では、当時として(今ではなく)意味のあったものではないかと思います。

    いろいろ書きましたが、あくまで、個人的な考えであり押し付けるようなものではありません。ちなみに、この作品は名作ではない、と言った意見があったことを思い出しました。「余りにも加藤剛の人生を切なく描いたばかりに、人殺しの重大さ、凶悪さが薄れている。彼はあくまで人殺しなんだ」これも一つの意見。私の中ではいつまでも名作なんですが。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2004/2/24 15:35 by 未登録ユーザぐう

    一点だけ。

    > 1 緒形拳が伊勢神宮の映画館で、加藤剛の現在の
    >   写真を見たわけですが、果たして何十年も経っている
    >   のに、7歳の頃見ただけの少年と同一人物であると気  付くでしょうか?

    秀夫は放浪中に、左眉の上に怪我をしています。(巡査に突き飛ばされて土手を転がり落ちるシーンです。)丸刈りにしたあとははっきりとその傷がわかります。
    映画館にあった和賀の写真にもその傷が写っています。
    三木は二度映画館に通って、そこに気付いたのでしょう。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2004/3/17 11:57 by 未登録ユーザまぐ

    katakoririさん、mimiさんの意見に賛成です。
    一口に映画を見ると言っても人それぞれの楽しみ方があると思うので、どんな見方をするのも自由だとは思いますけどね。

    映画は、映像が武器。映像で表現するべき。
    私は基本的にそう思っています。
    もちろんセリフが大事じゃないとかいうわけではありませんが・・・
    でも、後半ほとんどセリフのない映像であそこまで表現できるのはすごい!と思います。
    セリフや字幕で「ここではこういう事があったので、こうなっています」みたいな説明ばかりだと、映画としての意味がないように思います。
    小説は文字だけで表現し、映画は映像だけで表現する。
    それが理想かな、という気がします。

    言葉で説明がなくても、感じる気持ちがあればちゃんと理解できるはず。
    私はそう思います。
    木を見て森を見ず。まさしくぞの通りだと思います。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2004/8/21 23:50 by 未登録ユーザHT

    私もこの映画はよくわかりませんでした。原作読んでもいないですし。まぁ原作の記憶を頼りにしなければ楽しめない映画は、映画としては失敗なのでは?なんてえらそうなことを。。。

    説明っぽいセリフが多すぎるという意見もございますが、私の場合もっと説明して欲しかったですな。頭悪いもんで。
    何かを表情だけで映像で伝えたい!!というような熱意はあるのでしょうが、難しかったですね。昔の無声映画の方が、その点は楽しめそうでした。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2004/12/9 15:06 by 未登録ユーザ北川昭夫

    加藤剛と加藤嘉は実の親子でしょうか  

  • Re:映画「砂の器」の問題点。 Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2004/12/10 0:17 by 未登録ユーザでっで

    飯庵さんの疑問、ごもっともだと思います。
    私も「不朽の名作」という評判につられて見ましたが、テーマがテーマだけに、「フィクションとしての出来/不出来をうかつに貶せない」雰囲気で、過剰に評価されているような気がします。
    確かに加藤や緒方らの演技はすごいし、見応えのある作品には違いないのですが、「そりゃこんな重いテーマで描けば悲劇だし泣けるけど、もうちょっと丁寧な筋立てにしてほしかったなあ」というのが正直な印象です。

    あと、原作をお読みになったらもっと失望すると思いますよ。原作は、松本清張作品の中では決して評価の高い方ではありません。ハンセン病の扱いは取ってつけたようだし、失笑ものの殺人トリックなんかもありますから・・・・

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。

    2005/6/27 2:18 by TRY

    確かに原作はオヤッ?と感じました。原作を先に読んだのですが「砂の器」と言うタイトルの意味が最初わかりませんでした。後に映画を見たのですが、その意味がわかりました。
    冒頭の砂遊びのシーン。幼い彼は独りです。本当は友達と遊びたいだろうに、砂の器をつくるくらいの遊びしかできない彼の運命。その象徴なんですね。そしてもうひとつの意味を感じます。砂で作った器はしょせんニセモノ。もろく壊れてしまう。恩人を傷つけてまで、そして親子の絆を断ち切ってまで得られる幸せなんて無いんだと。大切なものを見失ってはいけないと心に響いてくるタイトルなんですね。最初は差別うんぬんを訴える映画かと思いましたが今は違います。親子の愛をテーマに描いた傑作と思います。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。 ネタバレ

    2008/1/12 12:47 by 未登録ユーザテステス

    飯庵さんの提起大変興味深く読ませていただきました。

    > 1 緒形拳が伊勢神宮の映画館で、加藤剛の現在の
    >   写真を見たわけですが、果たして何十年も経っている
    >   のに、7歳の頃見ただけの少年と同一人物であると気  付くでしょうか?
    >

    ぐうさんのご指摘の通りだと思います。あと2点補足を。

    @原作本では今西自身が飯庵さんと同様の疑義をもらしております。そして古来警察関係者の中には常人の理解を超えた記憶力の持ち主がいたので、三木氏もそのような特殊才能の持ち主だったのだろうと結論づけています。

    Aもう一つ映画ならではの可能性として、同一の写真を今西(丹波)が本浦千代吉(加藤カ)に見せる場面が参考になります。千代吉は見知らぬ刑事の差し出した一枚の写真(成人加藤剛)をいぶかりますが、やがてある映像をそれに重ね合わせた瞬間にそれが秀夫(春日和秀)であると分かります。千代吉が重ね合わせた秀夫の映像、それは別れの日、護送途中、派出所の中から大八車の自分を見ていた秀夫の姿です。映画ではこの後秀夫のイレギュラーな駆け出しによってあの感動の駅ホーム上での別れが実現するのですが、少なくともこの派出所の時点では千代吉にとって今生の別れでした。もう二度と会うことができないわが子の最後の面影を千代吉はしっかりと脳裏に焼き付けたのです。そのために護送を停めて時間を与え、同じ角度で秀夫を見続けていたのが、外ならぬ三木巡査でした。三木にとっても父子の今生の別れとして、しかも自分が引き裂いた親子の今生の別れとしてこの場面とこの時の秀夫の面影は深くインプットされました。そしてオーバーラップの描写が語っているように、この時の秀夫少年の顔と、映画館にあった和賀(加藤剛)の写真は、まったく同じ角度から撮られているのです。つまり瀬戸内海の療養所で千代吉に起こった二つの写真の重ね合わせは、伊勢の映画館で三木にも同様に起こっていたと考えるなら、ご指摘の疑問は解消すると思われます。想像を絶するこの演出は、百万言を費やす以上に、三木と千代吉の絆、二人の秀夫探しへの執念、そして三木が殺されるほどに和賀に再会を迫った理由を観客に指し示しているのではないでしょうか。

  • 疑問だらけだと思いますが

    2008/4/2 23:53 by tonma0

     言い過ぎかもしてませんが、法定伝染病 (当時)之を元にしている映画いくつか有ると思いますが、例えば「愛のこリーダー」「阿部定」こんなのはっきり言って厚生省の問題意識がもたらした事件だと思います。官僚が法律を出してそれを変更を絶対に悪法であっても認めないのが官僚なのですから。最近でも色々報道されていますが不思議ですね、特に不信感抱くの武田薬品の抗癌剤取り消しなのに丸山ワクチン自由診療何故なのでしょうか。

  • Re: 映画「砂の器」の問題点。 ネタバレ

    2009/1/19 2:04 by 未登録ユーザanikiiii

    問題点というか疑問なのですが、

    冒頭の秋田での『不審な男の話』(台帳に偽名を書いたり、川原で寝そべっていたり)は、
    事件には関係のない話だったんでしょうか?

    この作品のみで原作や中居君のドラマは未見なのですが、
    それらの作品で掘り下げれれている伏線なのでしょうか?

満足度データ

砂の器
100点
24人(20%) 
90点
21人(17%) 
80点
33人(28%) 
70点
14人(11%) 
60点
12人(10%) 
50点
2人(1%) 
40点
3人(2%) 
30点
0人(0%) 
20点
2人(1%) 
10点
6人(5%) 
0点
0人(0%) 
採点者数
117人
レビュー者数
28
満足度平均
77
レビュー者満足度平均
80
ファン
19人
観たい人
55人

 

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