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人は使命感に寄りそう ネタバレ

2018/4/2 18:23 by さくらんぼ

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

まったく違う話であることは承知の上ですが、この映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」からは、映画「日本のいちばん長い日」(2015年)を思いだしてしまいました。

国の存亡をかけた戦争の中、国王がいて、政治家、庶民がいて、国の行く末を熱く議論する作品なのです。

二本の映画は良い勝負をしています。

余談ですが、非常時のリーダーは、嫌われもので、忖度が必要な男がふさわしい!?。

映画の前半に、そんなエピソードがあり、思わず、昨今の日本も思いだしてしまいました。



★★★★☆

 



  • 追記 ( 人は使命感に寄りそう ) ネタバレ

    2018/4/3 9:18 by さくらんぼ

    @ 映画の前半、チャーチルの元へやってきた新人の若い女性秘書が、彼の注文通りにタイプできなくて、(凄腕のタイピストなのですが)「タイプも満足に打てんのか!」と一喝され、逃げだしてしまうエピソードがあります。

    でも、荷物をまとめて彼女が家を出たとき、偶然、郵便屋さんが通りかかり、彼女に王宮からチャーチルへ宛てた手紙を渡すのです。困惑した彼女ですが、大事な手紙をほかっておくわけにもいかず、またチャーチルのところへ戻り、話をさえぎってでも、直に渡します。

    A また、映画の後半には、弱気になってドイツとの和平の道を探り始めたチャーチルが、国王と話すシーンがあります。チャーチルは(和平に否定的な)国王の気持ちを忖度し、国王に言われた通り、名もなき民の声も聴くため、地下鉄に乗るのです。この地下鉄は、「地下」が「名もなき」の、規則正しい「鉄道」が「モラル・民の声」の記号ですね。

    そして、再び戦いの炎に再点火したチャーチルは、議会へ戻り、名演説で国を率いて勝利へと導くのです。

    この@Aのエピソードは相似形になっていますね。だから、これが主題だと思います。

  • 追記U ( 人は使命感に寄りそう ) ネタバレ

    2018/4/3 9:32 by さくらんぼ

    チラシを見ると、横を向いたチャーチルがいます。

    これは彼の二面性、「怖さ」「やさしさ」、「強さ」「弱さ」を表すと同時に、「心変わりは人の常」であることも表していると思います。

    「心変わりは人の常」からは映画「カサブランカ」を思いだします。現時点ではオマージュとまでは言いませんが、戦争映画ですから、なんらかの共通点はあるのでしょう。

    そして、「心変わりは人の常」であっても、最後には、「人は使命感に寄りそう」もの、なのかもしれません。 映画「カサブランカ」の二人もそうでした

  • 追記V ( あの映画も観たい ) ネタバレ

    2018/4/3 9:52 by さくらんぼ

    映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」で、チャーチルが悩んだ作戦が、映画「ダンケルク」として別にあります。私は観ていませんが、ぜひ観てみたいと思いました。

    そして終戦(勝利)の歓喜の中、リアル映画「ローマの休日」と言うべき、映画「ロイヤル・ナイト」。こちらは観ましたが、あの勝利の異常とも言える歓喜を理解するためには、このチャーチルの話を知る必要がありました。

    そもそも、ヒトラーがユダヤ人たちを迫害したことは知っていても、イギリスをこれほど苦しめ、降伏寸前まで追いつめたとは…。

  • 追記W ( 相似形になる世論 ) ネタバレ

    2018/4/3 11:52 by さくらんぼ

    >A … 国王に言われた通り、名もなき民の声も聴くため、地下鉄に乗るのです。… (追記より)


    ぐうぜん飛び乗った地下鉄の一両。

    そこで庶民の話を聴いただけで、はたして、それが世論と言えるのか、という疑問があると思います。

    しかし、選挙の出口調査を思いだすと分かります。(実際の出口調査は何件調査するのか知りませんが)私の経験から言うと、50人もサンプル調査すれば、世論の概ねは分かるのです。これも相似形になりますから。

    チャーチルは10人ぐらいの人と話をしました。それ以外の人にも発言の機会は平等にありました。それを持って世論としたのでしょう。あの時代、しかも緊急時なら、上等だと思います。

  • 追記X ( 敵を知り己を知れば… ) ネタバレ

    2018/4/3 16:10 by さくらんぼ

    >A また、映画の後半には、弱気になってドイツとの和平の道を探り始めたチャーチルが、国王と話すシーンがあります。チャーチルは(和平に否定的な)国王の気持ちを忖度し、国王に言われた通り、名もなき民の声も聴くため、地下鉄に乗るのです。この地下鉄は、「地下」が「名もなき」の、規則正しい「鉄道」が「モラル・民の声」の記号ですね。(追記より)


    B チャーチルの秘書が、ある日、不安そうにしていました。「どうした」と聞くチャーチル。「断片的な情報ばかりで…」と言う秘書。

    つまり、秘書をやっていればトップシークレットに触れることも多々あります。でも、悪い話もありますし、ほとんど断片情報で、全体像が見えないから、よけい不安が膨らむのです。そして…彼女の兄も戦場に。

    それを知ったチャーチルは、なぜか女人禁制になっている中央指令室みたいな所へ、「私が許可する」と言って彼女を入れ、他の職員もいる作戦ボードの前で、現在の状況を分かりやすく説明したのでした。

    ABも相似形になっていますね。

    問題の答えが出ない、弱気になる、不安になるのは、もしかたら頭のせいではなく、単に「情報不足」なのかもしれません。栄養不足では力が出ないのと同じです。

    もっとデータをインプットすれば、解は見つかるかもしれませんね。

  • 追記Y ( 「君を見ているんだ」 ) ネタバレ

    2018/4/3 16:20 by さくらんぼ

    >つまり、秘書をやっていればトップシークレットに触れることも多々あります。でも、悪い話もありますし、ほとんど断片情報で、全体像が見えないから、よけい不安が膨らむのです。そして…彼女の兄も戦場に。(追記Xより)


    そして…兄は、戦死していました。

    それを聞いた時、しばらくチャーチルは彼女の側から動きませんでした。不安になった彼女は「どうしたんですか」と。チャーチルは「君を見ているんだ」と言いました。

    ある意味、「Here's looking at you, kid.」。

    ご存じ、映画「カサブランカ」。

  • 追記Z ( 人は使命感に寄りそう ) ネタバレ

    2018/4/5 9:53 by さくらんぼ

    >そして…兄は、戦死していました。

    >それを聞いた時、しばらくチャーチルは彼女の側から動きませんでした。不安になった彼女は「どうしたんですか」と。チャーチルは「君を見ているんだ」と言いました。(追記Yより)


    ( 映画「カサブランカ」のネタばれにも、ふれています。)

    映画「カサブランカ」は、恋愛映画の体をした、戦意高揚映画だと言われています。主人公たちは、個人的な恋愛感情を我慢して、お国のための選択をするのです。

    映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」では、チャーチルと若き女性秘書に焦点が当たっています。幅広い客層が感情移入する対象として、この二人を使っているのでしょうが、それだけではないような気もします。

    チャーチルの意向を秘書がタイプ(口実筆記)し、文書化します。その文書が政治を動かすわけです。秘書の兄は戦死しました。もしかしたら秘書がタイプした公文書が、兄を死に追いやったのかもしれないのです。兄だけでなく、たくさんの兵士も死んでいきます。それを承知の作戦もありました。

    その事に気づき、ショックを受ける秘書。

    その哀しみ、痛みを共有しようとするチャーチル。

    この映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」も、個人的な感情を封印して、お国のために尽くす男女を描いていました。

  • 追記[ ( あの映画も観たい ) ネタバレ

    2018/4/5 9:59 by さくらんぼ

    >映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」で、チャーチルが悩んだ作戦が、映画「ダンケルク」として別にあります。私は観ていませんが、ぜひ観てみたいと思いました。

    >そして終戦(勝利)の歓喜の中、リアル映画「ローマの休日」と言うべき、映画「ロイヤル・ナイト」。こちらは観ましたが、あの勝利の異常とも言える歓喜を理解するためには、このチャーチルの話を知る必要がありました。(追記Vより)


    映画「英国王のスピーチ」も忘れてはなりませんでした。これは観ましたが、良い映画です。

  • Re: 人は使命感に寄りそう

    2018/10/11 7:30 by GXY

    > まったく違う話であることは承知の上ですが、この映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」からは、映画「日本のいちばん長い日」(2015年)を思いだしてしまいました。
    ⇒さくらんぼさん 実は、私もまったく同じことを考えていました。「絶対に降伏しない」「最後まで戦う」と言う言葉だけを取り上げると、そこはそっくっり。では、何が違ったのか。秘書を指令室に案内したり、地下鉄のシーンだったり、「新世界」の存在だったり・・・その言葉が出てくる、文脈のようなものの違いなのでしょうね。今でも、考え続けています。この辺、これからの世界を考える上で、なにか大きなヒントがあるような気がしています。

  • Re: 人は使命感に寄りそう ネタバレ

    2018/10/11 9:31 by さくらんぼ

    こんにちは。お声掛けありがとうございます。長文お読みいただき恐縮です。

    そうですね … 追記 ( 人は使命感に寄りそう )と、追記W ( 相似形になる世論 )を再読して思いますのは、当時の日本とイギリスの、政治の違いは(二つの映画の違いは)、総じて「名もなき民の声をどれほど聴いていたか」だと思いました。

    さらに、それはチャーチルが政策に迷い始めたことも理由の一つだと思います。政界一の嫌われ者でしたから味方が少なかった。だから孤独であり、女性秘書を含め、名もなき民に感情移入できたのだと思います。

    チャーチルは政治だけでなく、芸術にも才能があったようで、すごい人物ですね。

  • Re: 人は使命感に寄りそう

    2018/10/11 20:31 by GXY

    さくらんぼさん

    この辺、本当に紙一重の差ですよね。ダンケルクでも、あそこから脱出できたのは、奇跡のようなものだと思いますし、もしも、仮にあそこで、徹底的に叩かれていたら、さすがに持たなかっただろうな・・・と思います。

  • Re: 人は使命感に寄りそう ネタバレ

    2018/10/12 8:06 by さくらんぼ

    GXYさま

    そうですね。私は残念ながら映画「ダンケルク」は観ていませんのでいけませんが、映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」では、もしあのとき地下鉄の庶民にも叩かれていたら、あるいは強くドイツとの和平を求められたら、チャーチルも持たなかったかもしれませんね。

    そうしたら、歴史が変わったのかもしれません。そう思うと、つくづく世論の力は大きいと思います。

満足度データ

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
100点
12人(11%) 
90点
28人(27%) 
80点
28人(27%) 
70点
22人(21%) 
60点
9人(8%) 
50点
2人(1%) 
40点
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30点
1人(0%) 
20点
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採点者数
103人
レビュー者数
59
満足度平均
80
レビュー者満足度平均
83
満足度ランキング
22位
ファン
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観たい人
56人

 

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